森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年11月 -

知っておきたい習慣の違い ~神式~

2017年11月10日 08:00

福島 正弘
滝野店の福島です。
突然ですが、皆さんは仏教以外の葬儀に参列されたことはございますか?
私の生まれ育った地域は比較的仏教の割合が高く、幼いころからそれが当たり前で育ってきました。大人になり初めて神道式の葬儀に参列した際は、非常に困惑した覚えがあります。
宗教によっての習慣やしきたりの違いなどは様々あります。神式(神道)では、霊祭と呼ばれるものが、仏教でいうところの法要にあたります。霊祭は自宅やお墓の前で行われるのが一般的です。葬儀の翌日に翌日祭、その後は亡くなった日から10日ごとに十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭と続き、五十日祭で忌明けとなり「清祓いの儀」を行った後にいつもの生活に戻ります。この五十日祭が仏教でいうところの四十九日にあたります。
その後の霊祭は、亡くなった日から百日目の百日祭、式年祭として一年・三年・五年・十年・五十年と続きます。
神式(神道)ではお香を焚きませんので、仏教でいうところの焼香にあたるのが「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」になります。また、神式(神道)においてはお酒(お神酒)を交わすのが神聖な文化として引き継がれています。
お墓の引越し2

2017年11月09日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
先日、三木市から加古川市の墓地へお墓の引越しをしました。
三木市のお墓は下の写真の通り、急な坂道を上がっていったところにありました。現在のお住まいは加古川市で、この三木市のお墓の近くには駅などなくバスの本数も少ないので、お墓参りが大変ということでした。
また、この土地には既に誰もお住まいではありませんでした。そこで現在のお住まいの近くにお墓を引っ越しすることになりました。
写真1.jpg
お墓は上の写真の階段を150m程上がると薮の中にあります。
写真2.jpg
今回のご依頼は最前列真ん中にある「○○家之墓」以外の墓石は撤去処分、戒名を刻む板(霊標)は板のみ新品に交換します。
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「人がお参りしにくい場所=機械も通りにくい場所」ということで写真のように、解体した墓石を運搬していきます。
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撤去後このようになりました。
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次に移設先の工事です。
外柵もなく更地のため新規で外柵を据付けました。
写真5.jpg
完成後がこちらです。
写真6.jpg
これで家族はもちろん、孫が遊び来ても直ぐにお墓参りができると大変喜んで頂きました。

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移設のお手伝い~第3回~

2017年11月08日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓移設のお手伝いの3回目です(1回目2回目も合わせて見てくださいね)。
今回、5軒のお墓のお手伝いをさせていただいていますが、そのうちの1軒の移設工事です。
移設先の寺墓地は1.8メートル角の区画で、すべてのご先祖様のお墓を移設させることができません。こちらのお家は、お地蔵様だけ移設して、これから皆さんが入られる代々のお墓と霊標、ご先祖様を祀る五輪塔を建てることになりました。
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こちらの墓地から、お地蔵様を移設します。
後の墓石と杭修正.jpg
移設先の寺墓地です。
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まず鉄筋を敷いて、基礎コンクリートを流し込みます。
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お墓をぐるっと囲む巻石の継ぎ目は、金具で固定します。
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土葬のお骨を斎場で火葬にされたお骨と、土葬でお骨がでなかった所の土を納めました。
隣&後の墓石修正.jpg
草の生えにくい「下地硬化」と地震対策「安震はかもり」を施工して、完成です。
本日から、他方々の移設工事が再開されます。残り4軒の皆様、楽しみにお待ちください。

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台風の被害

2017年11月07日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
超大型の台風21号の接近で丹波市でも記録的な強風と大雨に見舞われました。
このブログでも台風の被害をお知らせしておりましたが、私の担当させて頂いたお客さまも被害にあわれました。
石塔に木が倒れているとの一報・・・木を撤去する前に見てもらいたいと連絡を受けました。
お客様のこの判断は 大正解です。見れる状況であれば見ておくのに越した事はありません(撤去後の点検をするのに良く分かります)。
現場を確認すると、幸いにも石碑の倒壊までには至りませんでしたが、この状況で建っていたのが不思議なくらいです。
11.7 台風 1.jpg
少し前に 周辺の木を山主さまが5m近く奥に切り開き、墓地も明るくなって枝や葉っぱも落ちにくくなったと喜んでおられましたが、まさかこんな事になろうとは・・・
木はすぐに撤去され、その後、細部にわたり点検しましたが、石塔の角や霊標、角置き灯籠の笠に至るまで何一つ無キズの状態でした。
11.7 台風 2.jpg
この墓石には免震施工が施されております。実際この施工をしていたから倒れなかったのかどうかは分かりませんが、「おまえんとこの 地震のヤツしとってよかったわ」とおっしゃって頂きました。

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お亡くなりになったら(文字彫刻から納骨まで)

2017年11月06日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日、僕が8年前に建てさせて頂きましたお墓の施主様より、「父親が亡くなりまして・・・」とお電話を頂きました。今後お墓にどうすれば良いか、何をしないといけないか。というご質問でした。
まずは霊標への追加彫刻・・・ご納骨日までの納期が(魂抜きが終わった状態で)2週間ほどいただきましたら助かります。ということで、すぐさま取り掛かりました。
次にご納骨。
一週間以上前からお電話を頂いておりましたので当日のお手伝いにも参らせて頂きました。
ご納骨の日も無事に滞りなく済ますことが出来、ご参列された方々皆さんホッと落ち着かれたご様子でお帰りになられました。
尚、空になった骨壷は私共が持ち帰り、処分させて頂きます。
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やさとみかげ

2017年11月05日 08:00

森田 浩介

仕入担当の森田です。

今回は当社で使用しています日本の石をご紹介します。
その名も「やさとみかげ」。漢字で書きますと「八郷みかげ」で「茨城中目石」とも呼ばれます。どんな石かと申しますとこんな石です↓↓↓↓↓
やさとみかげ.jpg
見た目の印象は、大島石より少し目が粗く、淡い青味がある石です。
物性データは以下のとおりです。

見掛け比重 2.659 t/m3 ★★★
吸水率
0.200
圧縮強度
161.32 N/mm2 ★★★★
★は当社独自の5段階評価です。
それなりに吸水はありますが、圧縮強度は抜群です。
さてこの石を当社で使用するのにはワケがあります。それは大きな岩盤で良質な石が採れることです。
次の写真は丁場の写真です。↓↓↓↓↓
やさとみかげ丁場1.jpg
人の大きさから比べても巨大な岩盤が見えています。キズもなく色も均一な丁場から採れる石は、先ほどの物性データに表れる数字よりも私は大事だと思っています。次の写真がそれを切り出している場所です。
やさとみかげ丁場3.jpg
これだけ大きなところから切り出すのですから、どんなサイズにも対応が可能です。大きな鳥居でも作ることができます。
実際に弊社でも、外柵用に大きな石を調達することがあります。それがコレです。
やさとみかげ4.JPG
約4mあります。
さて、こんな「やさとみかげ」を弊社では原石で買っています。そして石塔や外柵を加工しています。
当社に展示してあるセットがコレです。↓↓↓
やさとみかげセット.JPG
これは巻石も石塔も霊標もすべて「やさとみかげ」でつくりました(物置台はちがいますが)。オール国産です。それでいて価格は決して高くはありません。
現在このセットは滝野店と篠山店に展示をしておりますのでいつでもご覧ただけます。

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建ててからが本当のおつきあい

2017年11月04日 08:00

滝野店事務スタッフ

こんにちは(*^^*)滝野店の下中です。

今日は11月4日です。
11月に入ってから、小春日和というか暖かくより暑いようなお天気が続いております。そして、朝晩とお昼間の寒暖差がすごくて体調管理にきをつけましょうね!
多くのお客様が私どもにお墓づくりを託してくださる理由のひとつとして・・・。
・お墓は10年保証
・保証期間内はご希望により無料点検も実施
・お墓づくりの記録を『お墓の記録』としてまとめて、お客様にお渡ししております。
 (工事の様子を写真にしたり、開眼式・建碑式等の様子も・・・。)
・機関紙『石の上にも3年』をお送りしております。
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お客様とのご縁を大切にと思っております。、
そして、建ててからが本当のおつきあいの始まりです。

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まもなく11月の相談会が始まります。

2017年11月03日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

もうすぐ墓石の相談会が始まります。
今、私は相談会のご案内のお手紙の発送準備をしております。お手紙の中には売出のご案内の他に、当社の情報誌「石の上にも3年」などを入れています。
11月の相談会に間に合わせるために10月の中旬から「石の上にも3年」を作成し始めました。この情報誌をつくるにあたり一番考える事は、
「お客様に役立つ情報はどの様なものか?」
「どのような事を知りたいと思われているか?」
といつも悩んで内容を決めます。そして内容が決まれば、次は挿入する写真や図を考えます。文章も何回も作り直してやっと完成です。渾身の一冊が、「石の上にも3年」なのです。
お墓の相談会の発送準備をしている時は、「石の上にも3年」がチラシなどと共に皆さんのお手元に運ばれると思うとワクワクしています。どうぞお手元に届いた時は、是非ご覧ください。
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今年最後の展示会は11月11日(土)からいよいよ始まります。
お待ちしております(^-^)
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古い墓を整理して受継げる墓へ

2017年11月02日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
今回紹介する工事は、今まで墓地を整理し新しい墓地で新しくお墓を建てる工事です。

<ご依頼の内容は>
1,既存のお墓を撤去する。
2,土葬の塚をならす。
3,土葬の土を少し取り新しいお墓に移す。
4,五輪塔を建て撤去した仏様をそこで祀る。
5,代々墓と霊標を建てる
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1,既存のお墓
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2,土葬の塚をならす
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4,五輪塔を建て撤去した仏様をそこで祀る。
5,神道墓は移設。代々墓と霊標を建てる。
お墓建てた理由は、今までのお墓は家からは近いけど、お参りもしにくくあとあと守っていくのが大変かと思いと、後の代が困らないようにきっちりとした形で受け渡したいとの思いがあったそうです。前々からお墓のことを気になっていたが、仕事に切りがついてからとの思いがあり、ようやく切りが付き今回建てるに至ったとのことでした。
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(開眼式風景)
新しいところは、菩提寺の墓地で広く整然とし、お参りのしやすい墓地です。

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文字を拓本する

2017年11月01日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

今回は、お墓を整理するにあたって、墓石に刻んであった「辞世の句」の拓本をとって欲しいとの依頼がありました。
画仙紙を用意して、石にテープで貼り付けます。
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次に、画仙紙に霧吹きにて水を噴きつけ、石に密着させます。
「タンポ」と「墨」を用意して、画仙紙が乾きはじめると、墨をつけたタンポにて画仙紙を石面に対して垂直にポンポンと叩いていきます。
DSCN1616.JPG IMG_2127.JPG
すると彫刻部分の空間が白く残り、字が浮かんできます。
御影石の墓石のように磨いてあれば、もっとはっきりするのですが、凝灰岩の石で年数が経っていて面が均一ではないので、見難いところも多々ありますが、完成です。
お墓に託する表現方法は、時代とともに多様化してきていますが、思い・気持ちの部分は変わっていない様に思いました。

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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く