森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年10月 -

毎朝、手を合わせています。

2017年10月10日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

10月に入りあちらこちらで、秋祭りをされているのをよく見かけます。私達が食べる多くの食物が秋に実りを迎えます。この実りに感謝するのが秋祭りです。本店がある丹波市山南町でも、秋祭りが行われており、仕事をしていたらお神輿(みこし)の掛け声が聞こえてきます。
この神輿という漢字は、神の輿と書きます。本来ならば人が乗る輿ですが、祭りでは神の霊魂を運ぶ乗り物として使われるため、神輿と呼ばれています。秋祭りは昔から行われていて、現在もしっかりと受け継がれています。日本人は自然と生き物との共存を大切にしてきたのがよく分かります。
森田石材店では、寺院仏閣にとても縁がある仕事を行っています。神社の鳥居や、狛犬、灯籠など石製品のお仕事をいただきます。私は入社するまでは、神社にあまり興味がありませんでしたが、今では寺院仏閣や狛犬も大好きになりました。
社員全員が毎朝会社の敷地内にお祀りしてある神様にお参りします。帰社する時は、一日事故なく無事に過ごせたお礼に手を合わせて帰ります。もうかれこれ数年続いているので、今では習慣になっていて、私も帰りに手を合わせないと気持ち悪く感じます。
昔の人のしきたりって、良い習慣づくりだったのかもしれませんね。
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↑朝の風景です。技術部のメンバーもミーティングのあと、神様にお参りして現場に向かいます。

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こだわりのお墓

2017年10月09日 08:00

森田 茂樹

代表の森田です。
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純和風のお墓に仕上がりました。

このお墓は、先日埼玉県まで行って施工したお墓です。関東は関西に比べて墓石そのものが大きくて、その多くは敷地一杯に作られています。

お隣の黒色の墓石もかなり大きく、ひと目見て比べてもらっても大きさの違いが判るかと思います。

この度のお客様のご要望は、墓地内に圧迫感なく、できるだけ「空間」を保ったお墓を作りたいとのことでした。

お隣と同じ広さの敷地ですが、部材をスマートにし、シンプルな造りにすることで空間を広く見せるようにしました。また墓石も「位牌型」にし、お位牌と似た作りで、蓮華台を付けることでより墓石が引き立ちます。

二枚の飛び石(踏石・拝み石とも言います)は、手前の石を大きく、奥の石を少し小さくすることで遠近感を表現し奥行き感を出しました。

周囲の仕上は、「白川砂」を敷き詰めました。京都の庭園でよく使われている砂利です。

その他、見えないところですが、墓石の下の納骨室には湿気を防止するために換気口も付けています。

以上、私の「こだわり」というか、ほぼ趣味に近いお墓を作ることができました。お施主様にも大変喜んでいただきました。

 

追伸:丹波から片道700キロメートル、およそ8時間の長旅でした(もちろんトラックで)。楽しみにしていた富士山・・・曇っていて全く見えませんでした(残念!)

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お墓に咲く花・・?

2017年10月08日 08:00

山崎 倫子

本店 山崎です。

夏が過ぎて、田んぼのあぜ道などに一斉に咲き始める赤い花・・・彼岸花。あの花を見ると、秋が来たなぁ~と皆さん感じるのではないでしょうか。
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別名に「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と言って、サンスクリット語で天界に咲く花というおめでたい意味もあるのですが、なんとなく不吉な花というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。私も小さい頃、「彼岸花を摘んで、家に持って帰ると火事になるよ!」と言われた記憶があります。
田舎には墓地のまわりにもたくさん彼岸花が咲いています。これは、自然と咲いているのではなく、昔の人がわざと彼岸花が咲くように球根を植えて、それが根付いて今も咲いているそうです。実は、彼岸花の球根には毒が含まれており、土葬が主流だった頃、モグラやネズミなどの小動物がご遺体に悪さをすることを避けるためにこの花を植えたと言われています。そして、それを摘まないように、悪いイメージを定着させていったとする説があります。
亡くなった後も、家族のご遺体を守ろうという知恵でしょうか。昔の人はすごいですね。もちろん、墓だけでなく田畑の作物、土手を守る意味でも彼岸花を植えたそうなので、今もその名残でたくさん咲いているのですね。
とはいえ、不吉なイメージが定着したままなのは少しかわいそうなので、土やお墓を守ってくれる一面も持つ花なんだと彼岸花を見て思い出してくださいね。
前向きな終活

2017年10月07日 08:00

福島 正弘
滝野店の福島です。
私事ではありますが、来月に祖母の三回忌を迎えます。
三回忌の法要を行うにあたって、京都に住んでおります両親と案内状の事や、食事の事、お供えの事など話しておりました。その際に母が「友達がこんな物くれたんや」とエンディングノートを見せてくれました。「私もええ歳やから、ここに色々書いとくからな…終活始めようと思うのよ」と少し楽しそうに話してくれました。
最近見た新聞記事に「終活」に対して7割以上の方が前向きに考えていると掲載されていました。実際に「終活」を行っている皆様の前向きな理由としては「家族に迷惑を掛けたくない」が約70%を占め、終活を始める方が圧倒的に多いようです。その影響からか現在「終活」という言葉を知っている方は79.5%で、「聞いたことはあるが意味はよく分からない」が13.5%、「知らない」が7.0%だそうです。「終活」の認知度も年々上がってきています。他にも「寝たきりになった場合に備えて」、「人生の終わり方は自分で決めたい」、「今後の人生をよりよく生きたい」という意見など後悔しない人生を送りたいと考える方が多いようです。
以下は実際に「終活」を行っておられる方の主な内容になります。やはり一番身近で取り組みやすい「生前整理」をされる方は多いようです。
・身の回りのものを片付ける「生前整理」
・葬儀費用やお墓の事などお金の準備
・終末期の医療や介護の希望をまとめる
・相続の準備
・携帯電話やパソコンのデータ整理 等
私の家は祖父が生前にお墓を建立してくれておりましたので、祖母が他界した際もお墓の事に関してはさほど心配することはありませんでしたが、それでも葬儀の事や、相続の事、祖母の想いなどわからない事ばかりで2年が経とうとしている今でも全ての問題が解決出来たとは思えません。
「こんな風に考えてるんやけど、どうしたらいい?」、「相談したいことがあるんやけど」など、疑問に思われていることや不安なことなどお気軽にどうぞ。

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どうする、お墓!?

2017年10月06日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
以前高校時代の先輩に久しぶりに会った時の話です。近況を語りあっていると私の仕事の話になりました。私が森田石材店に勤めていることを告げるとお墓について色々な質問を受けました。
中でもお墓の継承については色々質問されました。その方は二男なのですが、
「自分は親とは別の墓を建てないといけないのか?」
「子供が2人いるが、どちらも娘なのだが将来は墓守をしてもらえるだろうか。」
お墓について真剣に考えておられることに大変驚きました。先輩は40歳。お子さんもまだ3歳と1歳です。しかし、思い返してみれば自分自身も「長男だし、いずれは建てなければいけないんだろうな・・・」と漠然と考えていたような気がします。
昔と違い、核家族化が進むなど家族の形態が変わり「家を継ぐ」という考えがなくなってきています。お墓も長男が親の墓を建て継承するというのが一般的でしたが、先ほどの先輩の話のような考えからお墓を建てるのに悩むケースが増えています。
お客様とお話ししていてもこの質問はよく受けます。
そんな時、私は必ずお客様にこう言います。
「そのお話、お子さんとされました?」
ほとんどのお客様は、お子さんとその話をしていません。でも先ほどの先輩のように、お子さんはお子さんで意外とお墓の事を考えているものです。ですからお子さんとお話することで意外とあっさり解決することもあります。
例えばお子さんが娘さんばかりの場合…。
お墓を継承する場合、次の3つのパターンがあります。
①遺言等で指定した人
②地元の慣習で認められた人
③家庭裁判所が認めた人
仮に遺言書がなくても娘さんがが継承するのは慣習として一般的に認められます。お寺様も時代が時代なので寛容になられています。
悩む前にまずはお子さんと話してみて下さい。その後、お寺さんや私どもにご相談下さい。

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移設のお手伝い~第1回~

2017年10月05日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

これから3回にわたって、お墓の移設工事を中心にお話をさせていただきます。
色々なご縁がありまして、同じ墓地で5軒のお仕事をさせていただくことになりました。
三田市のお墓で、現在は山奥に10軒程のお墓があります。
墓地までの道中は、整備されておらず、お参りしづらいと思います。
ですが、墓地まで行くと表現の仕方がおかしいかもしれませんが、神秘的で昔からご先祖様が大事に守ってきた墓地なんだろうなと感じました。
その墓地も、昨今の急激な大雨で鉄砲水が発生し、50年以上前に建てたご先祖様のお墓を何基も倒してしまいました。
そこで、残念ではありますが、3軒のお家が移設するということになりました。
移設場所は同地区にある、お寺の境内墓地です。
残り2軒のお手伝いは、身墓の土葬上げと、すでに別の場所で代々のお墓を建立させているので、昔からある夫婦のお墓を撤去する工事です。
先日、雨が降りしきる中、お宅それぞれ代表の方が参列され、ご住職にお性根抜き(魂抜き)をされた所に、私がお立ち会いさせていただきました。
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最初に墓地全体にお経をあげていただきました。
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その後、移設や撤去させていただく石塔の魂を抜いていただきました。
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最後に、土葬上げをする所も拝んでいただきました。
皆様、雨の中で大変したが、少しホッとされたように感じました。
これで、森田石材店の職人達がいつでも仕事できることができるようになりました。
次回は、その作業をお話したいと思います。

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2ヵ所のお墓

2017年10月04日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日 墓石を建てて頂いたお客様のお話です。
この方の地域は、今では少なくなった両墓制が残っている地域でした。遺骨を埋葬してから7回忌(6年間)は埋葬した墓地にお詣りをします。7回忌の法要の時に骨上げ(実際は 土のみ)をして、墓石に納骨するという地域でした。
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「両墓制」とは 遺体を埋葬する墓→『埋め墓(うめばか)』と 霊魂を祭る墓→『詣り墓( まいりばか)』そんな二つのお墓を作るならわしのことです。
「詣り墓」は定期的な墓参や先祖供養、盆などに参るための墓で、通常は石塔を建てることが多く、そこには遺体や遺骨はありません。今回も1キロぐらい離れた所にある墓地で 石塔を建てました。
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ちなみに、その反対に「単墓制」と言うのもあり、それは、お墓は一つで「詣り墓」と「埋め墓」の区別がない場合を指すようです。
いずれにしても、今もなお両墓制がふつうに残っている地域や、その地域によって慣習の違いがあるようです。

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地道にコツコツやってます

2017年10月03日 08:00

髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

みなさんISOってご存知ですか?「聞いた事はあるけど・・・」って方はおられるでしょう。「国際間の取引をスムーズにするための共通の基準」。その規格がISO規格です。
難しいですね。 
・品質のよい物やサービス
・環境に悪影響を与えないようにする
・安全な食品を提供する
・情報の漏洩を防ぐ仕組み
その他、重大な事故の撲滅や災害などによる事業のリカバーなど色々な種類があるようです。
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当社はその中の<ISO9001 品質マネジメントシステム>を作り「顧客満足」を目的としております。石材製品自体はもちろんの事、工場内の製品管理や機械の整備、現場作業時の規則や施工の基準等、お客様(ユーザー様)の過去のデータや記録までシステム管理しております。
「自信を持ってご提供できる」だから「安心して使っていただける」
今のご時世に必要不可欠なものではないでしょうか。

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お墓のみとり®

2017年10月02日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
お墓のみとり®」というサービスが最近注目されています。当社も正規加盟店となっております。まだご存じない方も多いと思いますので、今日はそんなご説明をいたします。
お墓のみとり?
文字通り「みとり」とは「看取り」のことです。「看取り」とは『病人のそばに居て世話をすること。また、死期まで見守り看護すること。看護(大辞林 第三版)』ということです。お墓の場合は少し違いますが、代が終りゆくお墓を放置のままではなく、私たち石材店を含めみんなで支えていこうというものです。

私が死んだら誰がこのお墓を見てくれるの?
これが出発点になります。そんなことから早めに墓じまいをされる方もおられます。でも待ってください。もし今墓じまいをしてしまったら・・・
①あなたはそのお墓にもうお墓参りすることが出来ません
②永代供養の場合は、今、お墓に入っている人は一緒に合祀されますが、あなたの骨だけは別に納骨されます。
③そのお墓にお参りされているのはあなただけですか?ご親戚の方や他のご家族、知人などがお参りされているかもしれません。
他にも、「娘はいるけど嫁いでいるので」という方、娘さんにお話されましたか?墓じまいってこんなことが実はたくさんあるのです。ですから慎重に進めなければなりません。
とは言うものの、自分の代で終わりなので、元気な今のうちに墓じまいをしておこうという考えもあります。先祖代々のお墓をそのまま放置しておくわけには行かない、という責任感の強い方で先のことを考えられてのことです。そんな方のために考えられたのが、この「お墓のみとり」という仕組みです。
あなたのお墓に手を合わせたい方もおられます。
日本人にとってお墓参りは生活の一部になっています。気が付かないうちに「心のよりどころ」となっていることも珍しくありません。家族だけでなく仲の良かった友達のお墓や恩師のお墓参りもされるかもしれません。ということは、あなたが亡くなった後、あなたを偲んでお墓まいりされる方もおられます。でも身内は誰もいないので管理する人はいません。その問題を「お墓のみとり」でカバーします。具体的には、生前にお亡くなり後の墓じまいの準備をしておけば、お亡くなりの際にご納骨をし、さらに一周忌~七回忌までお墓を残すことができます。そして一定期間が過ぎれば墓じまいをし、ご遺骨は連れ合いの方や他のご先祖様と一緒に永代供養となります。
どんな流れで進められるの?
下の図をご覧ください。このような形で進められることが一般的です。実際には税理士さんや司法書士さんなども交えて打合せをし、公正証書等を作成しておく作業になります。
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せっかくのお墓です。一日でも長くその場にあって欲しいと私は願っています。

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秋ですね~

2017年10月01日 08:00

滝野店事務スタッフ

こんにちは滝野店の下中です。

秋ですね~。
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滝野店のすぐ近くの風景です。
秋と言えば食欲の秋でもありますね。我が家ではまず、その季節の最初に取れた物、頂き物などはご先祖様にお供えしてからいただくという習慣にです。ちょっとしたことですがご先祖様を敬う気持ちなんでしょうね・・・。
こんなローソクはいかがでしょうか?KIMG0318.JPG 美味しそうですね。

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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く