昔のような戒名のお墓を建ててもいいの?

2017年05月12日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
Q.昔のような戒名のお墓を建ててもいいの?
A.今でも戒名のお墓は建てられています。
最近の霊園ではあまり見なくなった戒名のお墓ですが、今でも建てられています。
戒名のお墓のいいところは、やはり故人様(お父さんやお母さん)が身近に感じられることではないでしょうか。これはお参りされると実感する方が多いようです。〇〇家之墓よりも直接故人様に手を合わせているということなのかも知れません。
先祖代々のお墓は、この周辺(兵庫県の中部あたり)では昭和60年代から急速に増えてまいりました。それまでは戒名墓の方が一般的でした。墓地の敷地の形もも、古い順にいくつか並ぶように「奥行きが狭く、間口が広い」形が多いのが特徴です。
元々、先祖代々のお墓は小さい面積しかない都会の事情から広がったものと考えられます。それが墓地不足といわれ始めた頃から、この田舎にも波及してきたのでしょう。本当は戒名墓が建てられる敷地があるのにもったいない話ですよね。
今でもこれに似たような話があります。お葬式です。都会では隣近所のお付き合いが希薄となり、身内だけでする家族葬(お身内葬)が増えました。なぜかそれに習って田舎でも家族葬が増えているのは不思議です。この辺りは一戸建てが中心で、自治会のお付き合いも昔と同じようにある地域です。場合によっては、離れて暮らしている親族よりも、ご近所さんの方が縁が深くても不思議ではありません。
最近は少し少なくなった「お墓じまい」ですが、これも上記のように、あまり根拠なく広がっているような気がしてなりません。
戒名のお墓は建てた方でないと感想は分かりませんが、きっといいものだろうなと私は思います。

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