森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2009年05月 -
丹波の名作 第一話
2009年05月01日 16:28
先日のこと友人から、
「『綿貫重吉(わたぬき じゅうきち)』さんの銘が
刻んであるお大師さん知ってるか?」
と聞かれました。
しかし、恥ずかしながら私はそんな作品が身近
にあることすら知りませんでした。
綿貫重吉は、祖父 森田藤四郎の親方でした。
丹波佐吉の弟子で、狛犬の名工であったと聞い
ています。
気になったので早速、見に行ってきました。
その仏像は話のとおり、とても優しく趣のある姿で、
地元の方も毎日お参りされているそうです。
その前に、
お大師さんは左手に数珠、右手に剣をお持ちです。
不動明王の役目もされているのでしょうか。
この作品は、100年ぐらい前のものだと思います。
石は「おんじゃく石」(蛇紋石)。
今の養父市大屋から出る石です。
「おんじゃく」とは但馬地方の方言とのことです。
(調べましたがよく分かりません)
初代・森田藤四郎が残した作品も、
この「おんじゃく石」が多いです。
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巨大桶が完成(丹波杜氏組合)
2009年04月27日 18:10
丹波杜氏顕彰碑がお披露目となりました。
見ての通り、巨大な桶です。
これは実際に使われていた大桶の原寸大です。
高さ2.3m 直径2m 総重量 15トン。
今回の仕事で苦労した点は二点あります。
ひとつは、契約をいただくまでです。
打合せの当初は、私の方から色々と提案をさせて頂きました。
また、提案図面だけでは分かりにくいと思いましたので、
ミニチュアの模型をつくりました。
(けっこう徹夜状態で頑張りました)
しかし最終的に入札となってしまいました。
ヒヤヒヤ・ドキドキです。
ここまで頑張ってやってきて、値段だけで落とされては・・・・
と必死でした。(正直、少し悲しかったです)
ふたつ目は加工です。
とくに難しかったのが、桶の上下にある竹で縛った部分です。
いかに本物に近づけるかで、何回も粘土で見本を作りました。
実際に石で縮小版もつくり、原寸大の製作に入りました。
お施主さんは杜氏組合さんですから、お酒造りの職人さんです。
私も石の業界の職人のハシクレとして、気合が入りました。
除幕式当日は多くの方に喜んでいただき、肩の荷がおりました。
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技能グランプリーが終った~
2009年03月23日 16:23
2日間にわたる10時間の戦いが終った。
ホッとした・・・・
が正直なところ悔しさもいっぱい湧いてきました。
自分の中では結構練習したつもりでしたが、
前回の優勝者に今回の練習量を聞いてみると
私の3倍だった。本当に驚きました。
すでにスタートで負けている・・・
意気込みが違う・・・
そして「練習でいかに本番の気持ちで取り組めるか。」
これで成果は大きく変わってきます。
分かりきっていることですが、それを実感しました。
本番中に叩いている最中に
「石の性格(石目)が少しずつ判ってきました。」
が、時すでに遅し・・・。
それに気がついたのはミスった後でした。
何をするにも取組む姿勢ですよね。(くやしい)
今回の課題で制限時間10時間というのは、
たいへん厳しいでしたが、そこがミソでした。
1.上手くつくるよりも、無駄を省くこと。
2.ダメな時はやり方を変える。
この繰り返しでした。
日常の仕事も同じことですね。
応援してくださった多くの皆さん、ありがとうございました。
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全国技能グランプリに出場します
2009年03月17日 18:26
3月20~23日に神戸ポートアイランドにて
「第25回全国技能グランプリ兵庫大会」が開催されます。
私も石材の部で出場します!
なので、現在「春のお彼岸セール」中にもかかわらず、
練習しております。
↓↓↓↓↓↓↓↓
ガンバリマス。
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春の大商談会スタートしました
2009年03月16日 08:21
先週の土曜日から、春の大商談会がスタートしました。
土曜・日曜は、「チラシを見てきました」という方が
結構来店いただきました。
最近割りと多いのが、墓地の移転。
遠方からの移転もあれば、ほぼ同じ墓地内で
移動もあります。
あと五輪塔を供養塔としてでなく、お墓として
考えられるケースも少しずつ出てきました。
お墓の好みも先祖代々から個人墓に
少しずつ動いているのかもしれません。
セール期間は今度の日曜日までです。
ぜひご来店下さい。
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還暦アリスの再結成に祝
2009年03月05日 20:30
今朝のニュースで、アリスが28年ぶりに
全国ツアーをするとのこと
昨晩はBSで「甲斐バンド」のドキュメントをやっていて、
懐かしい思いでみました。
多分「ヒーロー」がヒットしたときは、中学1年の時だった
と思います。
今、おやじバンドが流行っていることを考えると、
当時のバンドの再結成は本当に感動しますね。
そんな矢先に、アリスの再結成!
「ヤッター・・・」と叫んでしまいました。
高校2年の時にアリスが解散し、ファイナルコンサートを
甲子園球場に行ったのが28年前、再び青春が蘇ります。
絶対に見に行くぞ!
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「先祖の話」を読む会
2009年02月14日 10:25
12日は「柳田國男『先祖の話』を読む会」の理事会に
参加してきました。
会場は銀閣寺近くの「白沙村荘」という所。
ここは画家の橋本関雪記念館なのですが、
ここの庭がスゴイんです。
個人の庭が「国の名勝」となっています。
30年かけて作ったといわれる庭には、本人が集めた
石造物があちらこちらにあり、さながら展示会のよう。
ここで昼食&会議を行いました。
会議後、西村金造さんの展示場にお邪魔しました。
新しく制作中の庭(展示場?)はすばらしいものでした。
石を知り尽くした使い方は、学ぶべきところばかりです。
これからも頑張らねばと思いました。
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高校の恩師と一杯
2009年02月09日 11:07
先日、高校時代の恩師とお酒を飲む機会がありました。
ちょうど定年退職を迎えられ、そのお祝いも兼ねての一杯でした。
当時の裏話も聞けて、本当に楽しいひとときでした。
そんな中で印象に残った言葉があります。それは、
「教育者として定年を迎えられたのは、子どものお陰や・・・」
でした。先生は自分の子どもに
「やりたい事は何でもやれ。ただ不祥事だけは起こすな!
もし不祥事が起こったら、お父さんは即、退職をする」
とだけ常に伝えられたそうです。だからこそ、
「つつがなく定年を迎えられたのは、子ども達のお陰」
というセリフになったのだと思います。
先生お疲れ様でした。
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技能士の交流会
2009年02月08日 10:55
平成20年度兵庫県技能士大会に行ってきました。
今回は当社 宮脇の昨年のグランプリ大会3位の表彰と
来月開催されますの全国技能士グランプリ兵庫大会の
決起大会があり参加いたしました。
決起大会は立食パーティーで私のテーブルは出場選手ばかり。
職種、年齢層も様々で、お話をしていると、それぞれの分野の
職人としての技術の奥深さを感じました。
同じ丹波市出身の女性の方(洋裁技能士)に
「手作業で作る服とミシンや機械で作る服では
違いはあるのですか?」
と質問しました。すると、
「やっぱり違いますよ。とくに「襟」などは、
微妙な柔らかさが出ますね。・・・」
なるほど!!まったく私も共感しました。
石の加工も同じで、機械でカットすると定規も吸い付くほど
真っ直ぐな面ができますが、温かみはまったく出ません。
手加工は、微妙なふくらみ(むくれ)を作ることができ、
何ともいえない温かみのある「わびさび」の作品となります。
そんな会話をしながら、お互い「兵庫県」のゼッケンを背負った
プレシャーを噛み締めた決起大会でした。
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44歳になりました
2009年02月01日 21:27
年を重ねるスピードが年々加速していく感覚は、
みなさん同じだと思いますが、本当に一年が早く
感じられます。もう44歳になりました。
さて、この年まで健康状態はすこぶる順調だったのですが、
昨年の健康診断以来、血圧が高いのが気になっています。
(チョッとやばい?)
そのおかげか、現在禁煙中です。
もう2週間になります。
このまま止められそうな気もしますが、まだ辛いです。
禁煙と同時にダイエットは非常につらいのですが、
体重も10キロぐらい減らさないとまずいと感じています。
しかし体調も会社も同じだなと感じます。
健康な状態というのは少し足りないぐらいで丁度です。
人が余っているようでは、血液の流れも悪くなります。
気を引き締めていかなければなりませんね。
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