霊標の台

2018年05月05日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、リフォーム工事の中で霊標の台石を新たにご準備させていただいたお話です。
篠山市今田町のお墓です。
ご依頼いただいたきっかけは昨年10月の台風です。お世話になっているお墓に異常がないか点検で墓地に行った時に、このお宅の霊標が倒れていました。
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他社でお墓を建てておられたのですが、お伝えに行き、応急処置で元通りにしました。
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元通りにしましたが、この霊標は戒名板(法名板と言う場合もあります)を支える2ヶ所の下駄から傾いていました。
そして、戒名板と下駄が固定もされていませんでした。
暴風の当たる角度もあったと思いますが、それが原因で倒れたと思われます。
その他、石塔は傾いていて、巻石は継ぎ目が固定されいないので開いていて、いずれは落ちてしまう可能性がありましたので、リフォーム工事をお受けしました。
その他に洗浄や、草の生えにくい施工など、1週間位の工事です。
その一環で、下駄の下に新しく台石を準備しました。
昔は、台石がないお墓が多く、これまでも数軒の墓地に台石を新たに準備したことがあります。
今が、台石ありが標準になっています。
下駄がひとつの台に乗ることによって、安定感がでて、傾くことも少なくなり、見栄えも良くなります。
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洗浄や彫刻の色入れをしたので、キレイになりました。
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森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は篠山店の展示商品をご紹介します。その名も「フロンティア」です。
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この画像はカタログ等でご紹介するCGです。カッコいいですね~。
そして、当社ではその現物も展示しております。それがこちら・・・。
フロンティア(篠山店).JPG
CGとは少しイメージが違いますが、図面に忠実に作製しております。
写真の黒い石が「インパラブラック(南アフリカ産)」です。この石はラステンバーグ(実はこちらが正式名称)ともいわれ、古くから黒系の安定した石としてよく使用されます。
石目は中目で、真っ黒というよりは茶色も少し混じり、私たち関西人にとっては、これぐらいが丁度みたいな黒系の石です。
赤い石は「ニューインペリアルレッド(インド産)」です。こちらも昔からある赤い石の代名詞のような石です。おそらく世界最大の埋蔵量ではないかと言われるぐらい大きな丁場です。
カタログではカッコいいと思って注文してみたら、ちょっとイメージと違うなんてことがあるかもしれません。当社ではそんなことも考えて、出来る限り展示場をご覧になっていただきたいと思っております。
ちなみに霊標(墓誌)部分は赤い石になっています。この部分を黒い石に変更することも可能です。

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延石の直し

2018年05月03日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、お宅でした工事ではないけど 間知舞台の延石がふくらんでいるので
直してほしいんですが 作業 して頂けますかとご依頼があり、作業させて頂きました。
5.3延直し 1.JPG
延石が 手前にふくらんでいます。
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石垣と延石の間に隙間ができています。
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コーナー金具が鉄製なので、錆びています。
  ステンレスの金具に取り替えます。
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延石を一旦外します。
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下地コンクリートを施し、再度設置し、
コーナー・つなぎ目にステンレス製の金具を取り付けます。
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5.3延直し7.JPG
延石もまっすぐ据え直しされました。
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作業完了です
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今回は、簡易作業 (延石の据え直し) での作業でしたが、
再度 今回の様になった場合は 石垣を解体して、地盤を締め直し、基礎のベースを
する様にお話させて頂きました。

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お墓参りで気付いたら・・

2018年05月02日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

過ごしやすい季節になりましたね。気が付けばゴールデンウィークに突入していました。たくさんのお休みがありますが、皆さまはどのようなご予定でしょうか?私は、全く予定がないので、仕事。両親のお墓参り、そしていとこに会いにいってきます。
連休や、お盆の時期に来店される方の中には、ローソク立てのガラスが割れていた、線香立てが無くなっていたとおっしゃるお客様が来店されます。特に多いのがこのタイプのローソク立てです。どのような場所にも置けるとても便利なローソク立てです。ローソクを立てる時に、ガラスの部分が外れるのでとても使いやすいものです。しかし、材質がガラスの為、割れやすくなっています。この商品はガラスのみでも購入可能です。
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こちらは線香立てです。台の石にステンレス製の線香立てが固定されています。
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こちらも同じ形の線香立てであれば入れ替えれば大丈夫ですが、全く違う種類であれば、穴が合わない場合がありますのでご注意ください。
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お墓には墓石のほか、線香立てやローソク立て、花立など細かな物がついています。大切なご先祖様が眠るお墓ですので、割れているは交換し、無くなっている部分は補充してくださいね。当社はゴールデンウィーク中でも毎日開店しております。

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神仏祀りをお先に

2018年05月01日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

今回もお仏壇のご紹介です。
お客様はこの度、家を新しく建て替えられました。そして仏壇は造り付けでされました。
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「仏さん先に入ってもらわなアカンて言うやろ?」とのご質問。
「はい、言いますね。神様、仏様を先にして頂いてから引越される方が多いですよね」
との事で、早速採寸へ。
完成予定の図面も見せて頂き、細かい寸法決めもして発注します。
こちらの造り付けは鴨居の位置が高く奥まで見えてしまう造りでしたので
「御簾(みす)」と呼ばれるスダレで少し目隠しを入れました。
KIMG3789-thumb-300x224-5354.jpg
掛軸や吊灯籠、位牌と祭壇掛け、専用ガラスを新調していただきました。
具足は今までの「使い慣れたもの」をお使いになられます。
この他に神様のお社(神殿)や神具一式も納品させていただきました。

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自然石に銅板取付①

2018年04月30日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回のご紹介は自然石への銅版を取り付ける工事です。

どんな石かというと・・・
20180430_1.JPG
こちらです。結構大きくてゴツゴツしています。
ここに、貼り付ける銅板は・・・
20180430_銅板.jpg
こちら↑↑↑↑↑歴史を感じます。
銅版に施されているのは釈迦三尊仏です。
釈迦三尊像とは、釈迦如来像を中尊とし、その左右に両脇侍(きょうじ)像を配した造像・安置形式を釈迦三尊と称します。

両脇侍として配される尊像の種類は一定ではなく、文殊菩薩と普賢菩薩、梵天と帝釈天、薬王菩薩と薬上菩薩、金剛手菩薩と蓮華手菩薩などがあります。

ご住職によりますと、この銅版の作者は、木像彫刻家して有名な水島弘一氏とのこと。

水島弘一氏、戦前に奈良に居を移していた志賀直哉との交流し、後に七人会、入江泰吉(写真家)、上司海雲(僧侶)、熊谷九寿、杉本健吉(画家)鈴木光、須田剋太(洋画家)、水島弘一のメンバーとして活躍された方です。

次回は工事の様子を紹介致します。
珍しいお地蔵さま

2018年04月29日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

今回は、加西市の珍しい地蔵菩薩を紹介させていただきます。
今から40数年前に加西市教育委員会が発見し、新聞などで報道されました。表面は、普通のお地蔵さんと変わりはないのですが、裏面には十字架が刻まれたお地蔵さまです。「背面十字架地蔵」と呼ばれており、地元産の凝灰岩で通称「高室石」といわれる石で作られております。
1枚目の写真のお地蔵さまは、加西市教育委員会が最初に発見したお地蔵さまで、大日寺(天台宗)の境内に安置されている50体のうちの唯一の1体です。今から約300年前の享保10年(1725年)に作られたものです。徳川三代将軍の鎖国令から、キリシタン禁制が厳しくなった時代のなかで、その禁制をくぐって信奉していた「かくれキリシタン」といわれる人々がいたことを証明しているといわれております。キリシタン遺物のなかでも、全国的に大変珍しい石仏です。
DSCN2771.JPGDSCN2774.JPG
次の写真は、寛保2年(1742年)に製作された「背面十字架地蔵」です。今でも、集落の墓地の中央に立っています。
朝妻地蔵前.JPGDSCN2765.JPG

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プラス1仏具で仏像が豪華に

2018年04月28日 08:00

篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
今回は、仏壇内のプラスワン仏具をご紹介します。
プラスなので、もちろんなくてもよい仏具です(^^;
が、こんなことありませんか?
仏像01.JPG
・仏像を置いているが仏壇が大きくて空間が空きバランスが悪い。
・位牌を置いたら仏像が隠れてしまう。
と、いう時にプラスワン!
仏像台各種.jpg
仏像に「台」をつけましょう~☆
仏像02.jpg
台を使うことで、空間のバランス調整をすることが出来ます。
もちろん、高さも出て同じ仏像とは思えないくだい豪華で立派になりました。
台の種類はいろいろあります。
台座の形に合わせてお選び下さい。

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66年前の軍人慰霊碑

2018年04月27日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

下の写真はある集落の軍人慰霊碑です。
日露戦争から太平洋戦争において戦火の犠牲になられた方々に敬意をはらい、供養するための石碑です。24名の精霊がお祀りされています。
今から66年前の昭和27年建立と刻んであり、ほかにも「石工 谷川 森田」とも彫られています。おそらく初代藤四郎が承らせて頂いたものでしょう。
だいぶ苔むして汚れてきましたので、綺麗にしてほしいとのご依頼でした。
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細いノズルから勢いよく水をかけて汚れを落としていきます。
高圧ジェット洗浄です。
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右側の石は汚れが落ちました。左側はこれからです。
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すっきりと綺麗になりました。
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工事安全誓いの碑

2018年04月26日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日の4月22日(日)、神戸市北区の新名神高速道路の橋桁の下で「工事安全誓いの碑」が設置されました。
20180423神戸新聞記事_ページ_1.jpg
ここは2年前に工事中に橋桁が落下して大事故があった場所です。2名の方がお亡くなりになりました。
私も昔、建設業に携わっていたことがありますが、安全には念には念を入れていた記憶があります。おそらくこの事故も、予期せぬ事から起きた事故なのかもしれません。
碑には裏面に誓いの言葉が述べられています。当初よりも文字数が少し増えて、小さな文字がキレイに彫れるか少し心配でしたが、無事に納めることができました。
工事の関係者の方のご苦労は大変なものだったとお察しいたします。そしてお亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げます。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く