
髙梨 剛
本店の髙梨です。先日、京都にお住いの方からお墓じまいのご依頼がありました。多可町にお墓があり、自分もお歳から墓守りしていくのも難しくなってきたので、お寺の永代供養に移そうと思う。とのことでした。
下見に行きますと立派なお墓が建っており、霊標にある一番古いご戒名は「元和時代」。調べてみると今から400年以上前で、なんと徳川家康が死去した時代とのこと。
なんとも…。本当に撤去してしまっていいのだろうか?と省みてしまうほど深い歴史のあるものでした。
こんな長い歴史のお墓でも撤去となれば儚く、あっけないものです。
ただ、場所が変わり今度はご本尊様のお膝下で祀っていただける。そう思うと、少しは心が軽くなった気がします。