お墓の参りの習慣って・・・

2023年03月24日 08:00

篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ

お墓の事について記述された、ある雑誌を手に取って読む機会がありました。

内容はだいぶん端折りますが…

中世の時代(平安時代後期(11世紀後半)から、戦国時代(16世紀)にいたるおよそ500年間)にはお墓参りの習慣はなく、墓地に運ばれた死者はそのまま放置され顧みられることはなく、墓地に名が残されることもなく忘れ去られていきました。

故人の戒名・法名を刻んだ墓標(墓石)が普及し始めたのは、江戸時代に入った頃。今でいう富裕層のみだったようです。

死者に対する周忌供養※も、この頃から定着し始め、幕末に向かうにつれ下層身分の人々にも浸透していったようです。

※亡くなって1年目を「一周忌」、2年目を「三回忌」。その後、七回忌(6年目)、十三回忌(12年目)、十七回忌(16年目)と、3と7の年度に行います。 三十三回忌を「年忌明け」といって弔い上げになるのが一般的です。

 

墓に名を刻み先祖を供養する習慣をもつことで、自分が死んだとしても子や孫たちが墓参りに来てくれるという安心感と、死の恐怖を和らげることにも繋がっていったのかもしれません。

これから先、時代の移り変わりでお墓の形も変わりつつありますが…。

 

先日、お墓の相談に来られていたご家族のお話が聞こえてきました。

「いつもお仏壇に『ありがとう』と手をあわせているのだから、墓標にも『ありがとう』と刻みたい」と話されていました。

ご先祖様がいて今の自分があるのだから、感謝の気持ちで手を合わせる。大切な習慣ですね。

 

今日も、森田石材店のブログをご覧いただき、ありがとうございました。

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