取引先の決め方

2019年09月03日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今日は私たちがどの様にお取引先様を選定しているのかをご紹介します。もちろん、私たちも先方に選定されておりますので、立場は50:50と思っております。

最初にチェックすること

まずお取引をする前に、当社で必ずすることがあります。それは、「現地を必ず見ること」です。

これは国内であろうと、海外であろうと同様です。そして、現地の事務所や、協力工場などをすべて確認します。

確認の項目は当社基準として定められています。その詳細なところまではご紹介できませんが、少なくとも「散らかっている」とか「不潔」な場合は大きく減点対象にしています。

得意な石は何か?得意な加工は何か?

日本国内の加工では、得意なものが比較的ハッキリしています。特にロスが多い石では、産地に近くないと頻繁に交換ができない事情もあり、場所は限られてきます。

しかし中国で加工するとなると話は違ってきます。みんな「すべて得意です」と返答があることが多いからです(日本人の性格では考えられない)。

ですから、工場へ行ったときなどに、ひとつひとつの石の出来不出来を観察しておかないといけません。

実際に取引が始まったら

その都度、検品をして品質を確認します。そしてレベルが落ちていないか、約束と違う工場で加工していないか等も見ます。

レベルが高くなれば喜ばしいですが、下がれば何らかの対策が必要です。注意や指導で直るものであればいいのですが、無理であれば取引を停止する場合もあります。

この問題点をクレームというかたちで社内でカウントしています。

クレーム

当社ではISO9001をしておりますから、このクレームについては結構シビアです。

そのクレームは人為的なものか?防ぐことは出来るか?工程に不合理なところはないか?などをイチイチ聞き込みます。そして重大なレベルのクレームがあれば是正処置を取引先に書いてもらいます。

日本人同士であれば、言葉のニュアンスで重大なことが伝わるのですが、中国の取引先にはなかなかこの重大さが伝わりません。

しかもそのまま放置されたり、真剣に考えてくれずに、しばしば取引中止の状態が長引いたり、時には取引が終わってしまうこともあります。

当社では、「罪を憎んで人を憎まず@遠山の金さん」といって、人のせいにせず仕事の仕組みを見直そうとします。この感じが海外で伝わるといいのですが、実際にはなかなか難しいですね。

まとめ

こんなことをしながら、色んな業者の方とお付き合いをさせていただいております。クレームゼロは理想ですが、人がすることが多い仕事でもあり、石は自然のものですので予想できないこともあります。

出来る限り、いいのもがお客様に届くように頑張ります。

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