森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年06月 -

思い出の花~ファントーニ彫刻~

2018年06月22日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、3年前にお墓をお世話になったお家に訪問させていただきました。
お伺いしたのは、奥様の7回忌のご命日のご訪問です。
こちらのお家のお墓に花の彫刻をさせていただきました。
ファントーニ彫刻という手法で彫刻しました。
このファントーニ彫刻は普通の彫刻と違って、立体的な彫り方が特徴です。
普通の彫刻では、色を入れないと花のデザインが見えないです。それに対して、この立体的な手法なら色を入れずとも見えるので、色褪せることもなく、石の自然な色合いで見え続けることができます。
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こちらのお家は「ガクアジサイ(額紫陽花)」をご依頼いただきました。
ご自宅のお庭に生前奥様が大事に育てられていて、ご家族で決められました。
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何も色は入れていません。
写真ではわかりにくいですが、細かい「がく」部分も凹凸があり、立体的です。
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完成です。
そして、今回2年振りにご自宅に訪問させていただいたのですが、その「ガクアジサイ」が今年も咲いていました。
雨に濡れていて、すごくキレイでした。
恥ずかしながら、私はこのご縁で「ガクアジサイ」を知りました。
この花を見ると、このお家の事を想い出します。
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Q.お骨を半分ずつに分けたいのですが

2018年06月21日 08:00

森田 浩介

仕入担当の森田です。

ここ丹波でも、人口の減少は深刻になりつつあります。でもそれは今に始まったことではなく、昔からある話しです。それが最近は子供の数が減少しているために、より深刻になっているのでしょう。
さて今日は、
「Q.お骨を半分ずつに分けたいのですが」という話です。
こんな田舎ではよくあるお話かと思います。ぜひルールに則って分骨を進めていきたいものです。


お骨を半分ずつに分けたいのですが
既にお墓に納骨されている焼骨を二つに分けることを考えてみます。この場合、分けてもらう方は「分骨証明書」を墓地の管理者に発行してもらい「移転」することになります。移転先の墓地では、この分骨証明書で納骨することが可能になります。
次に、両方のお骨とも移動する場合にはどうするのでしょう。この場合、片方が「改葬証明書」による移転(改葬)となり、もう一方が上の場合と同じ「分骨」ということになります。どちらが改葬でどちらが分骨でもも構いません。量が多い方が改葬という決まりもありませんので、自由に決められます。
ちなみに、どちらも改葬にしたいという要望が出そうですが、それは無理なようです。それは「埋火葬許可証、改葬許可証が発行されるのは、一体の遺骸、焼骨に対して一通だけ」という原則があるからだそうです。
また、分骨したものをさらに分骨する場合には、「分骨」の手続きで問題ありません。
こんな場合にもキチンと話を
冒頭のお話にもありますように、都市部で働き、所帯を持ち、すべての生活基盤が移ってしまっている場合、せめて親の遺骨だけでも近くの納骨堂や墓地に移したいと思われる方も少なくありません。
そんな時に、いきなり「墓じまい」をして、お寺も離壇して、お骨も全部移動すると地元の親戚の方とのトラブルになりかねません。まずは話をしてみて、分骨や永代供養などについてお考えになることをおすすめします。順を追って話せば、メディアで見るようなトラブルのほとんどは防げそうです。
まとめ
今回は分骨についてお話しました。お墓の焼骨は量も多く、届出も必要になります。しかし、ちょっとした分骨も最近増えています。それはアクセサリーた小さな壺を用いた「手元供養」です。
嫁いだ娘さんや、まだ学生の子供さんでも時々されています。昔から知っているようで知らない分骨、ご検討の際には参考にしてみてください。

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追加の彫刻

2018年06月20日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日、他社で建立されておられる方の霊標への追加の彫刻のご依頼がありました。他社建立しておられた為、作業をしてもらえるのか心配されていましたが「大丈夫です。」とお答えするとまずは安心されていました。
次に現地案内して頂き、霊標を拝見すると住職か書家の先生かどなたが書かれた文字か分かりませんとの事でしたが、特徴のある書体でした。
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お客さまのご希望で 既存の文字に出来れば似せてほしいとの事でした。
最近では、現場での彫刻作業が多いのですが、今回は工場に持ち帰っての作業になりました。
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工場に持ち帰った石は彫刻する箇所にゴムが貼り付けられます。今回は3人分の彫刻です。
貼り付けられたゴムに、既存の文字に似せた手書きの文字を慎重に、また頂いた原稿と間違えがない様に書いていきます。次に ゴムに書いた文字になぞってカットしていきます。カットした部分と剥がすと、剥がした所だけが石の表面が現れます。
そうして準備が出来たら、サンドブラストにて彫刻にかかります。仕上げにペイントを施し完成です。
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仕上がりも良く お客さまにも大変喜んで頂けました。

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トライやるウィーク~工場編~

2018年06月19日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。昨日の朝には大きな地震がありましたが、皆様の周辺では被害に遭われませんでしたか?被害に遭われ方におかれましてはお見舞申し上げます。

さて、今回は前回に引き続きトライやるウィークの工場編です。工場では彫刻を終えた商品のゴムシートはがしと、作品づくりを体験してもらいました。
まずはゴムシートはがしです。こちらは神社で、参拝者が身を清めるために、手を洗い、口をすすぐ場所に使用する石です。「両手と口を洗い清めることによって心(魂)も清める」という意味で、「洗心」という文字が彫られています。この文字を彫刻する為に貼られていたゴムシートを剥がして行きます。
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記念に写真撮影。
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次は作品づくりです。好きなイラストと文字を書きゴムシートに写します。ゴムシトーが石かはがれないように専用の「のり」を塗ります。
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彫刻する部分のみゴムシートを剥がして行きます。
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最後は、色を塗ります。
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最後に技術部の若手3人と共に。(みんな若いなあ~)
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後日、中学生の二人からお礼の手紙が届きました。この5日間で「挨拶を大切にする。」「頼まれた事は最後までする。」を学んだと書かれていました。この体験が、これからの人生のどこかで役立って欲しいと願います。お疲れ様でした(^-^)。

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ここにも注目!

2018年06月18日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日、こだわった新しいお墓を建てさせていただきました。
張石スロープ.JPG
とても広い墓地です。
そして、こだわったところはここ!
スロープアップ.jpg
分かります?そう、アプローチ部分をスロープにしました。
お墓=階段というイメージってありませんか?
今回、それを払拭してみました。
まず、足を上げることが少なく出来ます。(転んだりすると大怪我にもなりかねません)
それと張石施工で勾配をつけていますから見ての通り水を流しても水切りが早く、水垢汚れの心配も少ないです。
先でご高齢になっても苦にならず、いつまでもお墓参りが出来ますね。

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撥遣供養

2018年06月17日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
今回は、新しく出来た墓地に代々墓を建てたのを機に、既存の墓地を整理しする工事と石塔の撥遣供養(はっけんくよう)の様子を紹介します。
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撥遣供養とは仏像・石塔・位牌から命を抜く法要のことで、魂抜き・お性根抜きとも呼ばれています。
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石塔の一基一基に対してお線香を手向け、ご住職に拝んで頂き、お性根抜きをしてもらいます。
当該碑撥遣済01.JPG
当該碑撥遣済02.JPG
お根性が済んだ石塔には、その証として「当該碑撥遣済」と書かれた塔婆を取り付けいきます。
墓石は・・・
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一つづつ丁寧に解体して、竿石は安置する場所へ。
201806墓石解体移動02.JPG
コトコトコト・・・と台車に乗せて道からはずれないように慎重に運びます。
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撥遣済みの塔婆が付いている石塔を解体して撤去し、竿石は集積場所に安置しました。
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最後に、墓石があった場所を整地して終了です。
この一連の作業を終えて、施主様もほっと安心されたようです。
古くから続いている家では、まだこのような状態のところも多くあると思います。
「どうにかしたい」と思っていてもなかなか手につけにくいと思いますが、まずは、今後の事を考え、どうしたいか。を、ご住職にご相談してみてはいかがでしょうか。当社でも、全力でサポートさせていただきます。

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石のブラスト加工

2018年06月16日 09:00

yoshida

滝野店の吉田です。

今回のお客様は、ご主人が建てられたお墓を最大限に使ってリフォーム工事をしたいとのご要望で、その中には、踏石を雨の日に滑らないように、またあまり目立たないように加工をしてほしいとのご要望もございました。
石の滑り止め加工は、ビシャン仕上げ・コタタキ仕上げ・バーナー仕上げ・ブラスト仕上げがあります。踏石は、白みかげ石の切削で、なるべく見た目の変化の少ないブラスト仕上げにて提案させていただきました。ビ
シャン仕上げ・コタタキ仕上げは、特殊な道具を使って石をたたいて加工しますし、バーナー仕上げは、字のとおりバーナーで石の表面を焼射して毛羽たたせますので、見た目の変化はあります。ブラストは複雑な彫刻も出来ますので、石に色んな模様をつけることが可能です。
ブラスト加工.JPG
ご自分で、デザインを考えられたらいかがでしょうか。

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過去帳で家族の記録を残す

2018年06月15日 08:00

篠山店事務スタッフ
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
先日、お客様より古いお位牌がたくさんあって・・・
とのお話がありました。
古いお位牌をまとめるなら以前にもご紹介した回出位牌がおすすめです。
が、記録を残しておくなら「過去帳」という手もあります。
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過去帳とは、故人の記録を残す帳面。
宗派によっては、お位牌の代わりになる仏具の一つです。
記載する内容は、戒名(法名)、没年月日、俗名、享年。
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(左)日付入、(右)日付無があります。
日付入の場合は、亡くなった日に応じて記載。
毎日、日をめくるたびに、故人を思い出すことが出来ます。
また、法要をする場合にも、日付が入っているので忘れることがなく便利な点もあります。
日付無の場合は、亡くなった順に記載していきます。
戒名(法名)以外、亡くなった方の情報をプラスで記載したい場合(事業を起こしたとか○○卒とか)は日付無の方が便利かもしれません。
そうすると、祖父はこんな人だったんだなぁ。と思い出すことが出来、伝えることも出来ます。
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↑日付入(記載例)
 22日に亡くなったので「廿二日」のページに。
 この日が来ると思い出します…
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過去帳を仏壇前に出して置く場合は、「見台」という台にのせて使うと便利です。
帳面が開かないような機能付き。
家族の記録を残したいと、お考えの方、お店には、様々な過去帳と見台を揃えています。
お気軽にお問い合わせ下さい。

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「お墓のマイブーム」再来

2018年06月14日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

2017年3月に「お墓のマイブーム」と題して草の生えない墓地について取り上げさせて頂きました。
あれから1年後にあの時と同じ墓地で、また同じようなお墓のお手伝いをさせて頂きました。
お墓のマイブーム再来①.JPG
つい先日完成しましたので墓石に「さらし」が巻いてあります。
これでこの墓地に同じ設計のお墓が4ヶ所となりました。
一方、別の墓地ではありますが同じような張り石のお墓が今年で2ヶ所完成し合計で3ヶ所になった所もあります。
お墓のマイブーム再来・池田家2.JPG 
お墓のマイブーム再来③・川岸孝家2.JPG  
お墓のマイブーム再来④・川岸裕人家2.JPG
お墓の雑草に困っているのは今も昔も同じではあります。
土葬の時の習慣がまだまだ残っている頃は、こんな風に石で張り詰めてしまうのは
「仏さんが息が出来ない」といって嫌がられることが多かったようです。
今では墓石の下のお部屋に火葬されたお骨が納められます。お部屋の底は土になっていますので
「息苦しい」とは感じさせないのでしょうか。草引きから解放されたいというご要望が多いようです。

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Q.子供たちに迷惑や負担をかけたくない

2018年06月13日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は、
子供たちに迷惑や負担をかけたくない
こんなテーマでお話したいと思います。
お墓の相談の現場で
お墓の相談で多いのが、
「子供たちに迷惑をかけたくないので・・・」
「先々、子供や孫たちの負担にならないようにしたい」
とおっしゃる方がおられます。一部の方というよりは、結構な方がおっしゃいます。
このお話が出ました時に私が申しますのは、
「そんなにお父さん、お母さんの供養って負担でした?」です。
ほとんどの方は、
「私たちはそんなことありませんでした。そうすることが当たり前だったし・・・」という答えが返ってきます。
どうして今の若者には供養が負担だと思ってしまうのでしょうか。実際に供養にはどんな負担があるのでしょうか。
どんなことが負担なのか
ご供養に対することで、負担と考えられることはいくつかありますが、大きく分けて2つあります。それが、
1.金銭的な負担
2.お参りの負担
です。
現代社会では、実はご供養が始まる前から、様々な費用がかかっています。医療費や介護費用がその代表でしょう。そして、お亡くなりになったら「葬儀費用」があり「お寺さんの費用」もかかります。そしてご納骨に至るまでには「仏壇」「墓石」と必要になっていきます。
確かに、ここまで見てみるとかなりの費用が掛かりそうです。では、ひとつひとつを見ていきましょう。
葬儀の費用
お葬儀には費用がかかります。昔は自宅で葬儀をして、近隣の人は仕事を休んでお手伝いをしました。しかし今は、ほとんどが葬儀場でとり行われます。そのため「香典」という形で葬儀に協力するという形になりました。
葬儀の費用はいくらぐらいでしょうか。規模にもよりますが、この辺りでは50~120万円ぐらいが多いようです。その費用の約70%が香典で賄われるという調査結果もあります。大きな規模の葬儀では、場合によっては黒字になることもあるようです。
これは昔から考えられていた「相互の互助システム」が成り立っています。今まで香典をされたお宅からは、同じ様に香典がされるからです。ですから、よほどの理由がない限り「香典受取拒否」はされない方をおすすめします。
お寺さんの費用
檀家になりますと毎年いくらかの費用はかかりますが、毎年すべてのお布施をしても、実際には1~2万円ぐらいでは納まるのではないでしょうか。お寺さんにかかる費用でまとめてかかるとすれば葬儀の時です。
葬儀では導師様としてお送りいただき戒名・法名までいただくとそれなりの金額にはなります。今までお世話になった親ですから、お別れの時ぐらいはそれなりのことはしてやりたいなと思います。
あとは法事があります。ただ、こちらはどこまでするかは個々の判断によるものが大きいようです。家族や親戚の方、お寺さんとお話の上、お決めになられる方がいいでしょう。
仏壇の費用
田舎の家であれば仏壇はあるものですが、新しい家ではそうはいきません。また、家にまだ仏がいなければ無い場合もあります。
仏壇には大きさが色々あり、その家庭に合わせて選ぶことができます。安いもので数万円から、小ぶりのものならそれなりにいいものでも30万円ぐらいであります。仏壇を買ったからといってその後に費用がかかることはありません。お位牌や過去帳があれば、あとはお線香とローソクぐらいのものでしょう。
お墓の費用
最近は郊外の墓地も安くなりました。ここ丹波市ではもともと墓地代は安価なため、墓地代に負担を感じてらっしゃる方も少ないでしょう。都市部へ行きますと敷地が小さい墓地も多く増えており、石にこだわりさえなければ50万円程でもあります。管理料も年間に数千円が相場です。
最近はやりの樹木葬や納骨堂でも、実はそれなりの費用がかかります。1体30万円で夫婦だと50万円ですと、あとの家族のことを考えれば割高になってしまいます。また散骨などは残された人にとっての精神的なショックが大きいようです(そんな本も多く出版されています)。
お参りの負担について考えてみる
わざわざお墓参りのために、誰もいない地元へ帰るのも無駄・・・。確かにそうかも知れません。まだ地元に親戚の方やお世話になった方がおられるならいいですが、それが亡くなってしまってからでは、お墓参りも負担になるのかもしれません。そうなれば、近くにお墓や遺骨を移転する「改葬」をされた方がいいでしょう。
でも負担は掛かるものの、故郷があるということはいいものです。そこには自分のルーツがあり、懐かしい思い出もあることでしょう。もし「改葬」をされるにあたっても、そんなルーツや家系のことをお調べになることをおすすめします。きっと何か発見があるかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたしょう。確かにご供養に関する費用は、金銭的な負担がないとは言えません。「こんなにかかるのか」と思われた方もおられるでしょう。反対に、予想していたよりも少額だったと思われた方もおられるでしょう。
よくテレビなどでは、「お寺さんのおつきあいが大変」というコメントを目立つように流しているようですが、大半のお寺さんでは決してそんなことはありません。一時的に費用はかかりますが、毎年毎年どんどん掛かるみたいなイメージはやめてほしいですね。せっかくのご縁ですから、大切にしていきたいものです。
仏壇やお墓についても同様のことがいえます。実は一度建ててしまえは、あとはさほど費用はかかりません。それよりも、仏壇やお墓がある暮らしの豊かさの方が大切だと私は思っています。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く