身近にあったユニークなお墓

2018年06月07日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
前回の記事では、大阪夏の陣などで活躍した武将「後藤又兵衛」のお墓をご紹介しました。
今回は同じ景福寺にある個性的なお墓をご紹介します。
まずはこちら。
石臼①-1.jpg 石臼②.jpg
変わった形をしています。皆さん何かに見えませんか?
答えは「石臼」です。
これは江戸時代初期の剣豪「羽生郷右衛門」の墓だそうです。
石臼を毎日持ち上げて鍛練していたというエピソードにちなんでこのようなお墓が建てられたそうです。
次はこちらです。
元旦①.jpg
元旦②.jpg
こちらは「島田元旦」と言う人のお墓です。
日本に於ける最初のアイヌ語辞典とも称すべき報告書を作成した人物。また、画家としても活躍しました。
正月元旦生まれという事で画号を「元旦」としたそうです。
画家らしくとても印象的な正面文字で私はしばし見とれてしまいました。
元旦③.jpg
最後にこの景福寺を建立した「荒尾家」のお墓です。
荒尾家①.jpg
景福寺はもともと現在の兵庫県川辺郡猪名川町にありました。
荒尾隆重(当時の姫路城の城主池田輝政の家老)が姫路城下(兵庫県姫路市)に境内を移すと歴代荒尾家の菩提寺としました。
そして主君が鳥取藩(鳥取県鳥取市)と移封すると荒尾家、景福寺ともども随行し現在に至っています。その為、景福寺は猪名川町、姫路市、岡山市、鳥取市の4箇所に存在し曹洞宗四景福寺と呼ばれています。
とにかく巨大な石塔で高さ3mくらいありました。
荒尾家③.jpg
意外と近くにこれだけユニークなお墓がたくさんあり、これから鳥取へ行く楽しみがまたひとつ増えました。

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