森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年01月 -

自然石でつくられた有名人のお墓

2017年01月20日 08:00

森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今回は自然石で作られたお墓で、実際に建っているものをご紹介します。
こちらは竹久夢二のお墓
竹久夢二の墓.jpg
東京の雑司が谷霊園の木陰にあります。
こちらは小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)のお墓
小泉八雲の墓.jpg
同じく、雑司が谷霊園にあります。
石塔部分は加工した石で、台石に自然石が使われています。
こちらは谷崎潤一郎のお墓
谷崎潤一郎の墓.JPG
とても有名なお墓で、京都法然院にございます。
「寂」という字が達筆でいいです。
今回ご紹介したお墓は、その時代のそうそうたる人物です。
おそらく、当時はこのようなお墓を建てる方は珍しかったのでしょうね。
お墓って、いいものですね。

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自然石のお墓

2017年01月19日 08:00

上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。

先日、弊社HPを見て自然石のお墓の問い合わせがありました。
ご希望のイメージ等を伺い、大阪の北部に丁場のある「能勢黒石」探しに行ってまいりました。
侘び寂び(わびさび)の心、和風の庭のような・・・。
自然石は奥が深く、気に入っていただく石を探すのも、私たち石屋の務めです。
墓石1
↑こんな丁場です。

CIMG3597.JPG

↑墓石に使えそうな石を発見
どんなお墓が出来上がるのか?
お楽しみに。
オンリーワンを目指して。

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初体験!義積が霊標を彫る。

2017年01月18日 08:00

yoshidumi

本店の義積です。

実は入社以来体験したかった事があります。
それは「石の文字を彫る」ことです。
石を彫るといえばひと昔なら手作業でしたが、
今では「サンドブラスト」という機械で彫ります。
12月に父が亡くなり、霊標(れいひょう)に
戒名や没年月日を刻しないといけないのですが
これは「チャンス!!」と思い彫刻する事にしました。
サンドブラストは大きな箱のような空間に中に
彫刻する石を設置します。
そして、石に管から出る細かい砂を当て石を彫刻していきます。
P1016833.JPG
↑我が家の霊標です。今回彫刻するのは向かって右側の父の分です。
すでに霊標にはゴムシートが貼られており、彫刻する文字の部分の表面だけが表れています。
P1016835-3.JPG
↑サンドブラストと技術部の数原(すはら)さん。
サンドブラストの手前に座り央の丸い部分右手を入れます。
もう一つの丸い穴は、砂が出てくる管を入れます。
そして、丸の上にある四角い部分から覗きまきながら石に砂を当てていきます。
P1016839.JPG
いざ彫刻です!
管の先が石の表面に垂直に当てないと、文字の溝がまだらにるので難しいです。
あとどれだけ彫れば良いのか、感覚が全く分かりません。
P1016846.JPG
↑私が彫刻した結果。溝の深い部分と浅い部分ができました。
あと「晃」の部分のムシートが、取れかかりました。
←ゴムシートが取れてしまうと、彫らなくて良い分まで砂があたり
彫れてしまうのでダメなのです。
最後は数原さんに仕上げてもらいました。
全て彫刻できましたら、サンドブラストから出して字に色を塗ります。
最後にゴムシートを剥がしたら完成です。
P1016853.JPG
今回やっと体験することが出来ました。
面白いけれど難しい。
でも大満足!これが正直な感想です。
私が彫ったら残念な感じですが、お客様の商品はきちんと数原が彫刻するので
ご安心ください。
最後になりましたが、墓石を建立される時、自分の手で彫刻することができます。
このサンドブラストがある工場見学も大歓迎です。
気になる方は各店までお伝えください!

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地神さまと終活

2017年01月17日 08:00

森田 茂樹
新年最初の仕事は、地神さまのお仕事です。
それも、周りに玉垣をつくる工事でした。

DSCF4941.JPG

地神さまのお仕事はよくさせていただくのですが、
そのほとんどが「祠(お社)」を設置する仕事です。
今回は、ご神体の周囲を玉垣で囲み、
ミニ神社が庭先に出現したようで、
とても立派になりました。
お施主様は、今年88歳の米寿を祝して、
そして自分達の「終活」として
この度の「地神さまのリニューアル」をご計画されました。
「終活」といえば、
テレビで見るようなイベントを想像してしまいがちですが、
人生を終わりまで活き活きと過ごすためには、
様々な取り組みがあるのですね。
本当に心優しいご夫婦に喜んでいただき、
ありがとうございました。
ご自宅もお庭も、お掃除が行き届いていて、
とても気持ちよく仕事をさせて頂きました。

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中国からの年賀状

2017年01月16日 08:00

山崎 倫子
本店の山崎です。
1月もあっという間に半ばになりましたね。

さて、私の仕事のひとつに発注業務があります。

様々な取引先の中には中国の仕入れ先もあります。

もちろん相手は中国の方ですので、学生時代に授業で習っていた中国語を存分に生かして・・・・

と言いたいところですが、

相手も決まった担当者ですが、ほとんどが文字でのやりとりなので、出会ったことはありません。
さて、このお正月のことです。

弊社へくる郵便物の中にめったにない私宛の見慣れない封筒が!
なんだろうと開けてみると、中国からの年賀状でした。

KIMG0064-2.jpg

とても綺麗な模様です。(この中に年賀状が入っていました)
出会ったことはありませんが、きっと私の事を思いながら送ってくださったんだなと思うとうれしくなりました。

普段、社内にこもりっぱなしですので、お客様と接する機会はなかなかありませんが、
私も少しでも喜んで頂けるようなそんな事が出来ればなぁと改めて思うよい機会になりました。

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お墓のそうじ(防草対策編)

2017年01月15日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
お墓参りで大変なのが雑草ですよね。
冬場はまだいいですが、夏場は本当に大変です。
今日は、最近のお墓の雑草対策をご紹介します。
雑草対策には、大きく分けて3種類あります。
1.表面をコンクリートで固める
2.表面の玉砂利を固める
3.防草シートを貼る
(この他にも石を貼る等もあります)
コンクリートは水が通らず、雨が降ると溜まってしまいます。
防草シートは、数年でその効果が薄らいでしまうこともあります。
そこで今回は、2の工法をご紹介します。
最近、弊社でおすすめしているのは
ファイバーレジン」という溶剤を使った施工方法です。
仕上げの玉砂利を固めてしまうことで雑草を生えにくくします。
写真①.jpg
写真②.jpg
従来の溶剤と違って経年劣化がしにくく、変色もありません。
溶剤が固まりだすのに余裕があるため、仕上げに時間の余裕があり
最終的な仕上りがとてもに綺麗なります。
写真③.jpg
類似品はたくさんあります。
価格だけであれば、その中でファイバーレジンは最も高いです。
しかし、透水性や強度、変色などを、長期的に考慮するのであれば、
公共工事にも使われている「ファイバーレジン」の品質は抜群です!
写真④.jpg
草ひきの重労働から解放され、更に見た目も美しい「ファイバーレジン」。
まさに一石二鳥!!でした。

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本日より篠山店リニューアルオープンします

2017年01月14日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

本日、1月14日(土)から22日(日)まで

森田石材店の全店では、「お墓のご相談会」開催いたします。

特にここ篠山店では、屋外の駐車スペースをリニューアルし、

充実した屋外展示場に生まれ変わりました。

篠山店がオープンして以来、室内の改装は何度かありましたが、

屋外に墓石を本格的に展示するのは初めてになります。

展示スペースが広くなり、常時45基のお墓を展示しています。

続々と展示品が入荷中です。

きっと、ご希望のお墓が見つかるはずです!!
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技術部のメンバーがオープンに向けて休日返上で頑張りました。
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中央のシンボルツリーを中心に示品が並びます。
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新しくなった展示場へ、是非お越しください。
皆様のご来店をお待ちしております。

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復興記念

2017年01月13日 08:00

中道 祥貴

本店の中道 です。
先日灯籠を建てる仕事をいただきました。

灯籠にも沢山種類がありますが 

今回建立したのは ” 柚木(ゆずき)灯籠 “です。

「復興記念」ということでご依頼を受けました。

ご存じの方もおられるかと思いますが、

平成26年の丹波地方で水害が起きました。

その被害に遭われた地域の方です。

復興は進んでいるものの まだまだ爪痕は残っております。

少しずつ平穏をとりもどしつつあるなかでの

「癒しを求めての灯籠建立です」とご主人はおっしゃいました。


被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに  

一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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私たちも練習しています

2017年01月12日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

 

弊社は

「お客様との接客時間を大切にすること」

を第一としております。

じっくりと時間をかけ、しっかりとお話を伺ってこそ

そのお客様の意向に沿ったご提案が出来ます。

 

そのためには、お話をして頂けるための準備が必要です。

伺う私たちがしっかりとしていなければ、

お客様のご希望やお客様が気がついていないご要望まで

理解することは出来ません。

 

お客様のご要望は様々です。

家族構成や将来へのご不安、地域の慣習、工事の方法、

お参りしやすいお墓、納骨に対する心構え・・・

挙げればキリがありませんが、ベテランが若年者を教えます。

時にはお客様の役になり、実際のお気持ちを経験したりもします。

しかし、どの職業でも同じですが、これには

やはりある程度の経験が必要です。

とは言え、経験の浅い者が「出来ない」というのは

大変失礼なことです。

そんな事から、お話を伺う練習を日々しております。


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大島石の話

2017年01月11日 08:00

森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
今日は大島石についてお話します。
大島石とは?
愛媛県今治市の沖にある大島から産出されます。
その採石の歴史は古く、大阪城の築城資材に用いられた記録があります。
お墓に使用する石で、最もお墓らしい石
とてもオーソドックスな見た目で、昔から関西地方では高級墓石材といえば大島石でした。
現在、一般に流通している外国産墓石材(関西向け)は、そのほとんどが大島石に似ている
という理由で採用されています。

大島石とひと言では・・・
ひと口に大島石と言っても、石の種類は相当数に上ります。
大島が採石される場所は主に3つ、
「余所国」「宮窪」「カレイ」と分かれています。
その中に各丁場があり、その数は30以上になります。

さらにランク分けされています
丁場から出てくる石も均一ではありません。
色の濃淡や目合の違いなど、丁場によっておおよその特徴がありますが、
その中でもいいもの、少し劣るもの、墓石には使えないものに分けられます。
この無数にあるランクの中から、今、調子がいい石は何かを私たちは考えています。
たくさん流通している大島石の悩み
一般に流通している大島石のすべてが厳選された大島石ではありません。
大島石には錆(サビ)の部分や油が含まれる場所があります。
これを外しながら製品を作るわけですが、それが薬品等で誤魔化されている場合があります。
私たち石材店でも、その見極めはとても難しいものです。
不自然に安い価格の石は要注意でしょう。
加工も大切な大島石
また大島石には天目合わせという石の取り方があります。
大島石は石の目が横に流れているため、特定の方向に合わせれば少し目が細く見えます。
少し歩留まりは悪くなりますが、こうすることで正面から見てキレイな石塔が出来上がります。
石を取り出すところから加工に至るまで、信頼関係で成り立っている石なのです。
信用できる大島石を見つけるには
どんな石もそうですが、信頼できる石屋さんを見つけることです。
特に普段から大島石をそれなりに使用している小売店であればベストです。
いつも馴染みの石を扱っていれば、石の良し悪しがよく分かるからです。
ぜひ参考になさって下さい。

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お墓の展示場

見学会 次回は9月を予定しています。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く