お墓の雑草対策について教えて下さい。

2017年06月05日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
今日はお墓の雑草対策についてお話します。
このブログでもいくつかの方法をご紹介しておりますが、今回は一般的な方法として様々なタイプをご紹介します。
お墓の雑草対策は大きく分けて3つの方法があります。
①除草効果のあるもので対処
②防草シートなど土の下に処理をするもの
③表面を固めるもの
まず①の対策(除草効果のあるもの)から。
最も一般的な方法に除草剤が挙げられます。ホームセンターでも売られておりお手軽です。しかし、ご先祖様が眠られている場所に除草剤は抵抗がある方も多いです。また、小さなお子様とのお参りも考えると、お勧めしにくいです。
また、墓所内に塩を撒くと効果的と言われることもあります。信仰としてされるには賛成ですが、雑草対策でされることはオススメできません。塩分は石を傷める原因になることがあります。
次に②の対策(防草シートなど土の下に処理をするもの)
防草シートを敷き、その上に玉砂利で仕上げるます。玉砂利のすき間には多少の雑草が生えます。まれにシートを破って生えてくることがあります。アスファルトのヒビからの雑草と同じです。シートの耐久性は十年程度が目安です。
最後に③の対策(表面を固めるもの)です。
この中にも様々な方法があります。
1.全面コンクリートで覆う。
3.ファイバーレジンという透水性の工法をする。
この3つの方法は、ほぼ確実に雑草に有効です(何事も完全はありません)。但し、お墓ですから、表面を全て覆うことに抵抗があるかも知れません。
しかし最近では石を敷き詰めるのは普通になってきました。さほど広くない敷地にはピッタリの工法です。新規で建てるときには思ったよりリーズナブルです。リフォームでは既存の墓石を移動する手間がかかりますので、それなりの費用がかかります。
最後にファイバーレジンというものです。ファイバーレジンとは、ガラス繊維で出来た特殊な溶剤で玉砂利を固める工法です。隙間があり透水性に優れています。最近は公共工事などでも目にするようになりました。費用はそれなりにかかりますが、新規、リフォームを問わず適した工法だといえます。ご参考までに。
さて、ここまでご紹介をしていかがでしたでしょうか?それぞれに一長一短があり難しいところです。特にお墓ですから、心理的に許される方法を選ばれるのがいいですよね。また雑草が生えないからといって、お墓参りに行かなくていいなんて事になったら本末転倒です。ぜひ草の生えにくいお墓で、気持よくお盆のお墓参りをして下さい。

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