どんな石を選べばいいのだろう?

2017年05月03日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
お墓の石を選ぶのには、どんな基準があるでしょうか?
私のような仕入れの担当をしておりますと、この基準は
1.長く使える石(急に採れなくなったりしない)
2.安定している
3.大きなブロックで採れる石
4・吸水が少ない
5.サビやキズが少ない石(最終の製品にはあってはいけません)
などが挙げられます。もちろん、これに価格とのバランスがあり当社で使う石を決めます。
さて、ではお客様はどのような基準で選べばいいのでしょうか?
当社にも展示場があり、そこには説明書きがあります。
1.産地(国名、国内なら県名)
2.石の名前
3.吸水率、見掛け比重、圧縮強度
4.この石の特徴
などが書いてあります。
もちろん、これを参考にお選びいただくのは一定の基準になります。色もお好みがあればそれがいいと思います。でも何か違うような気もするのです。
先日、こんなことがありました。
お客様が石をご覧になっている時に、産地をチェックされていたのです。その石は「茨城県」「愛媛県」「香川県」でした。しばしスマートフォンで何かを調べてひと言、
「この愛媛県の石に決めました!」
なぜ愛媛県の石になったのか。その理由をお伺いすると
「父が病院で村上水軍の博物館に行きたいと言っていましたので」ということでした。こんな風に石が選べたらいいなあと思いました。
また以前にもこんなことがありました。
中国の黒龍江省の石でしたが、あとから
「父が戦争の時にそこにいたらしいのです」
ということもありました。
最近では、カロート(納骨する場所)の石だけでも国産でされる方が多くなりました。一番大切なところだけでも国産でしたいという方、そこだけは出身地の石を使う方など様々です。
こんなエピソードのある石の選び方も、いいかもしれませんね。

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お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

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