森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年02月 -

中学生にものづくり体験

2017年02月18日 08:00

森田 茂樹

昨日は、姫路にあります「兵庫県立ものづくり体験館」で中学生対象のものづくり体験学習の講師として出席しました。

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私は材加工の指導で、兵庫県石工技能士会のメンバーとして派遣されました。他にも表具・大工・洋裁・金物・革細工などがあり、20名前後で班分けがされて体験をします。

改めて考えると、石を加工するなんて日曜大工でもしないので、ほとんどの人は経験されることのない職種だと思いました。

先ずは、石の割り方を一人一人体験。

「コヤスケ」と「石とう」という道具を使ってやります。割れると「うぉー」と歓声があがり、とても盛り上がります。

次は、大理石に「文字やイラスト」などを描き、それをノミと金槌を使って彫ります。

本来ならサンドブラストという機械で彫るのですが、機械が持ち込めないため、昔ながらの手彫り手法で彫ります。

プロの石工さんでもかなりの熟練を要しますので、その場で覚えてもなかなか仕上がりの良いものは出来ませんが、それでも皆が作った作品は、ひとりひとりの思い出の品になったと思います。将来、石に携わる子が生まれるかな?

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お勧めしたいお地蔵さまシリーズ

2017年02月17日 08:00

山崎 倫子

本店 山崎です。

こちらのブログでは、よく「石んこ地蔵」を紹介していますが、
私が今回お勧めしたいのは、このお地蔵さま!
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とても愛嬌のあるかわいらしい顔をしています。
そして、お地蔵さまとは思えないこのポーズ。
なんだかやんちゃな小坊主さんのようですね。
実はこのお地蔵さまシリーズ、たくさんあるんです。
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↑ご覧ください!!(この写真以外にもあります)
なんのポーズ?と思われそうなお地蔵さま。
頭をなでたくなるようなお地蔵さま。
見ているだけで思わずこちらの表情も緩みます(^-^)
ひとつひとつが、職人さんの手作りですので、
なかなか同じ表情のものを作るのは難しいですが、
気になるお地蔵さまがありましたら、ぜひお問い合わせください!

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お墓のそうじ(花立編)

2017年02月16日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
お墓の掃除第2弾です。
今回は花立です。
森田石材店では現在下の写真のような花筒を採用しています。
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この花筒のメリットはツバが付いていることで、花が枯れて垂れてきても花立に引っ付かなくなっています。
ツバがない花筒は花が枯れると下の写真のようになります。
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古い墓石になると下の写真のように花筒が着脱式になってないもや花筒自体がないものもあります。
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花筒がないものは石の花立に直接水を入れるので冬季にその水が凍ることで破損の原因にもなります。
また花筒の水も交換できず汚れが酷くなります。
そんな時は新たに花立に穴をあけて上記の花筒を入れることができるようにする「花立ボーリング」を行うことで解決できます。
次に花立の水が腐る対策には、銅製の花筒である程度防げます。
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銅は水を酸化させ、ボーフラやぬめりを防ぎます。
しかし定期的に掃除しなければ緑青(銅が青くなること)が出て墓石にまで影響を与えますので注意が必要です。
替わりに花立の中に銅線などを入れてもいいでしょう。
銅製の花筒は滝野店にも展示しておりますので、ご来店の際は是非ご覧になってください!

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リフォームあれこれPart2~色入れ~

2017年02月15日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓の彫刻が見にくいな~って思われたことがありませんか?
実際、お墓のリフォームの時だけではなく、ご不幸があって、新たに彫刻をさせていただく時も、すでに彫っている文字や家紋が見えにくくなっているお墓がよくあります。
そこで、色をもう一度入れさせていただいています。
だいたい、建ててから10年位経つと、彫刻している所のペイントが落ちてきたり、汚れがたまってくるとお考えください。
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こちらのお墓は建ててから20数年経っていて、白色を入れていた跡がありますが、ほとんど取れて、汚れがついています。
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ご覧の通り、汚れを落として白色を入れました。
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黒色の場合です。
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キレイになりました。
皆さん、頼んで良かったと言っていただいています。
どんなことでも、まずは気軽に相談してくださいね。

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茶色い汚れ

2017年02月14日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日 お墓そうじのご依頼がありました。
内容は 階段の滑り止め加工がされている部分の “茶色い汚れ” を
キレイにしてほしいとの事です。
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皆さんの中にも気になられている方があると思いますが 
普通にブラシで擦ってもなかなか落ちません。
そんな時はプロにお任せ下さい。
作業は薬品を使っての工程になります。
 
1.最初に 良く水分を拭き取ります。
2.次に液体①をかけて しばらく置いてからタワシで擦ります。
 それを2回程繰り返します。(汚れ具合にもよります)
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3.良く水洗いをします。
4.最後に液体②中和剤で処理をします。
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5.完了です。
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※汚れ具合の状態にもよりますが 若干の色が残る場合もございますので 
  完ペキを求められる方はご注意下さい。
お困りの方がありましたら ご一報下さいませ。

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金仏壇を納めてきました

2017年02月13日 08:00

髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

先日、あるお客様のご主人様が急逝され、
「家にはお仏壇がないので、49日までに間に合いますか?」
と、お電話でお問い合わせがありました。
「もちろん間に合います。」
との返事をしまして、早速に、ご自宅の仏間の採寸をいたしました。
そして、その寸法に合ったものをご提案しました。
ご予算と相談された後、決定いただきました。
そして先日、納品となりました。
こちらのお宅は浄土真宗本願寺派で、いわゆる金仏壇です。
まさに絢爛豪華なお仏壇です。
仏様も安心して極楽浄土のお釈迦様の元へと旅立たれたでしょう。
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黒い石でお墓を建てると縁起が悪いの?

2017年02月12日 08:00

森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
最近はあまり聞かなくなりましたが、以前はよく耳にしました。
この迷信は、墓相の「墓石の黒は凶」からきています。
それがまことしやかに伝わっているのでしょう。
墓相は悪いことばかりではありません。
いい事も言われています。
しかし、それを信じるかどうかは人それぞれです。
くれぐれも人に押付けたり、反対に気にしすぎたりしないようにして下さい。
さて、もし黒い石が本当に不幸になるのなら、東日本の七〇%以上の人は不幸ということになります。
石は重いものですから、近くで採れた石を使うのが一般的です。
昔から東日本では、小松石、山崎石、浮金石など黒っぽい石が産出されます。
また品質的にもいいものが黒系の石には多いため、黒系が主流になったのだと思います。
対照的に西日本では大島石、庵治石に代表される白系が主流です。
これに墓相(特に関西で流行りました)の迷信が加わり、白系が主流になったのでしょう。
実は関西でも黒っぽい石はそれなりに採石されていましたが、今はほとんど残っていません。
昔のお墓を見ると地元の石を使っているのがよく分かります。
現在は、デザイン墓石と言われる洋風のお墓も多くなってきました。
一種類ではなく数種類の石材を組み合せるデザインもあります。
そんな時、黒っぽい石を使うとコントラストがハッキリし、引き締ったイメージになります。
今回はお墓の迷信についてお話しました。
私はこの世の中に悪いお墓はないと思っています。
なぜなら、それは亡くなった方の供養を願って建てられたものであり、決して憎しみでお墓を建てることはないからです。

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お墓の正面文字を作っています

2017年02月11日 08:00

滝野店事務スタッフ

滝野店の下中です。

私はお墓に彫刻する文字をパソコンで入力しています。お墓の文字は、元々、書家の先生が書かれたものを石に転写(様々な工程がありますが・・・)して彫ります。

今でも、そのようにすることはありますが、最近ではコンピュータで作成する方が多くなりました。お墓に使う文字は、少々特殊なのです。

みなさんが一般的に使用されているワープロ文字ではなく、実際に一文字一文字、書家の先生が書かれた文字の輪郭をとって作られています。ですから、一般的な文字しか入っておりません。下にご紹介するのが、弊社が使用する楷書の4パターンです。

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先ほど、一文字一文字と書きましたが、ワープロの様に普通に入力するとバランスが取れていない状態になります。

ですから、実際に文字を並べたら、そこからが本番です。ちょっと引いて見たり、拡大して見たり、全体のバランスを取るにはとても神経を使います。

さらに、字彫りの職人さんとバランスを考えるときは、もっと細かい指示が出ます。しかしそこはプロ、出来上がったものは、とても自然な仕上がりになります。

こう考えれば、書家の先生が紙に書かれるバランスってスゴイですね。さて最近では、お客様の色々な思いをもっと文字に表すことが増えてきました。

例えば、故人を偲ばれるお言葉施主様ご自身で書かれたもの故人が書かれたものお寺様が書かれたものもあります。

さらには、花や文様などのデザインを施したり、イラストも入れることもあります。

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私は文字を入力しているだけですが、色々と調整したりすると、お墓の文字の世界は深いな~と思ったりします。せっかくのお墓ですから、ぜひこだわってみてください。

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溶岩からできたくまモン 

2017年02月10日 08:00

yoshidumi
こんにちは、本店の義積です。
当店の入り口には、石のくまもんが鎮座して来店されたお客様をお出迎えします。
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↑↑後ろ姿もキュート♡
このくまモンは、九州からやってきています。
なんと熊本の溶岩から作り出たものです。
熊本の石職人さんが一つ一つ手作りで作られています。
天然石で出来ているため、同じものはありません。
近くで見るとそれぞれ違っているののがよく分かります。
私は可愛いくまもんが会社に来て大喜びです。
可愛すぎてたまりません。
先日このくまモンが、あるお客様の元に売れてしまいました(売れるのはありがたいのですが、少し寂しい・・)。
しかし昨日、このお客様の店の玄関に居るのを見付けました!!
私が作ったPOPも一緒に首からぶら下げていました。
店頭に飾っていただいていたので、嬉しかったです(^-^)
くまモンを触るとザラザラしていて、機械で磨かれたお墓の石を触る感覚とは少し違います。

今まで溶岩を触った事は無かったのですが、これが溶岩なのだと実感できます。

昔、四国へ石の採掘場の見学に行った時、大きな岩肌から採掘される姿を見ました。

まさしく地表を削り採れるものだと思いました。
考えてみれば、溶岩石もお墓に使う石も地球からの贈りものなのですね。
くまモンは、当社各店に居ますので、お店に来られた時は触ってみてくださいね(^○^)

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盃状穴 (はいじょうけつ)

2017年02月09日 08:00

園中 憲二

篠山店の園中です。

唐突ですが、盃状穴ってご存知ですか?
今、盃状穴探しが密かにブームになっているそうなんです。
盃状穴とは 、岩や石製品に盃状や、すり鉢状の穴を掘ったもので、石灯籠や手水鉢、石段、石橋、石の道標、民家の敷石、石畳などに多くの盃状穴が見つかっているらしいです。
また、盃状穴は世界中で見られ、再生や不滅のシンボルとして信仰され女性シンボルとの関係があると言われいます。
病気の治療や子宝に恵まれることを願って信仰されていたそうです。
私も一つ見つけました!

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場所は篠山市桑原(県道710号本郷辻線沿い)にある道しるべです。
ポールの上に丸い石がのっています。

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読み取りにくいですが、何か文字が刻まれています。

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違う面。「このは う原 福ち山」と読めます。

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違う面。「ふくすみ かすが道 ささ山」。

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真上から。きれいな丸石です。

三差路の方向を指すには丸い石が適してたのかもしれないですね。

その気で探せばもっとたくさん見つかるかもしれません。

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お墓の展示場

見学会 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く