森田石材店ブログ

ご先祖さまの記録更新

2025年11月04日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。先日、墓石建立のご依頼をいただきました丹波市のお客様案件でのご紹介です。

これまで多くのお客様方のご先祖さまをお位牌や墓碑で見てきました。

以前、ブログでもご紹介させていただきましたが、古くて江戸中頃、今まで見てきた中では江戸時代前期が一番

古い時代のご先祖さまでした。が、しかし今回…

聞いたことない「永禄」「慶安」という元号で調べてみました。

1569年と1648年、なんとどちらも室町時代!「織田信長、足利氏、二条城築城」と江戸時代の徳川家でも

驚いていましたが、それよりも遥かむかし、今から450年以上前のお話です。

そしてもっと驚くべきことはご戒名。表面にはご夫婦のご戒名が記されていたのですが、

「信士、信女」で6文字戒名でした。この時代にご戒名があり、しかも6文字の立派なものを授戒されておられることは

とてもすごいことです。

このようなお家柄のお墓をお手伝いさせていただけることを光栄に思います。

参道リフォーム工事

2025年10月27日 21:37

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

久しぶりの投稿です。

お世話になっているお寺のご住職様からのご依頼です。

本堂に行く参道が少し狭くて、人の行き帰りの際に交わしにくい。左右の自然石に足を掛けると踏み外す恐れがある。

そして階段の左側が陥没し傾いている。この機会に手すりも付けて欲しいとのことでした

先ずは階段を解体し、手すりを取り付ける穴あけをして再据付。

階段が完成。石段のステップ高も低くして手摺もつきました。

 

道幅も40㎝広くなり、美しい石畳の参道が完成いたしました。

石畳は中心を1.5㎝高くし、左右に水が流れるようにしています。

after

before

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経本も色々

2025年10月26日 08:00

篠山店スタッフ
篠山店スタッフ

篠山店のスタッフです。

経本や御詠歌が収録されたCDをご購入される方が時々いらっしゃいます。そんなものがあるのかと感心していたら、実家の仏壇に経本を唱えてくれる人形があるのを思い出しました。

これは通販で購入した物ですが、南無妙法蓮華経…と経本にあるそのままを同じように唱えてくれます。

男性の低い声で、機械的な声ではないように思うので、どこかのご住職の声が録音されているのか、それともご住職を真似て録音しているのかわかりませんが、この商品を見つけた時、家族みんなで良いものを見つけたと即購入しました。

CDやカセットテープも販売されているので珍しい物ではないようですが、当時はレア商品を見つけた気分でした。

 

祖母がいた時は、毎朝のおつとめでお茶のお供えと共にお経と木魚の音が聞こえていました。

祖母が亡くなりしばらくは父が率先しておつとめをいましたが、いつの間にかこのご住職人形に代わり、そしてそんな時もいつのまにか終わってしまって…

最近では、この人形の活用頻度が減って、お仏壇の一番上の端の方に追いやられています。が、存在感だけはしっかりあるので、お仏壇に鎮座しています。

 

我が家は日蓮宗なので、御詠歌というものはありません。

お経といえば南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経と唱えているものしか聞いたことがありませんでした。

でも宗派が違えば、色々な経本がありますね。

御詠歌を初めて聞いたのは母方の祖母が亡くなった時でした。テンポがよく耳に残るようなリズム感で、少し楽しみにしながら通っていたような記憶があります。

 

あるご住職が「昔は法事といえばおじいさんおばあさんが孫を連れて来てな、その頃は今みたいにスマホやゲームもなく、おじいさんやおばあさんが出かけようとしたら、何処行くん?暇やから自分も行く!みたいな感じで、正月や盆よりも法事で家族親戚がみんな集まっていたわ」

「子供達も行ったらお菓子ももらえるから嬉しそうに来るしな」と懐かしそうにお話されていました。

今は法事といっても、みんなが揃うことは難しいともお話されていました。

 

そのお話を聞いて、母方の祖母が亡くなった時の事を思い出しました。

初めて聞く御詠歌に、今まで出会ったことのない親戚、

母を小さい時から知っている人たち、初めて母親の顔とは違う母を知る、そんな何とも不思議な気持ちになったのを思い出しました。

親戚が一同に集まったのは、あれが最後だったように思います。

それも20年ぐらい前のことなので、今では本当にみんなが揃うのは難しいように思います。

 

私が常識で育ってきた事が私の子供達世代では理解されないことも多々ある中で、変化を受け入れながらも大事にしたいと思うものは、形を変えてでも残していけたらいいなと、ご住職のお話を聞きながらそんな事をふと思いました。

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堂本 幸治朗
堂本 幸治朗

いつもお世話になっております。堂本です。
お墓に参る、と言っても、ただ手を合わせて拝むだけではなく、場所によっては、草引きや枯草のお片付けなど、色んな作業がそこに含まれてきます。
特に、「歳がいって、草引きがとにかく大変なんや」と相談をお受けすることが多く、ファイバーレジンと防草シートの二つの施工でのご提案をさせて頂いております。
本日は防草シートの施工のご案内をさせて頂きます。

 

玉砂利や土を漉き取り、砕石を投入します。その後、写真のように、砕石の上に墓石の形に合わせて防草シートを切り、ピンで固定いたします。

防草シートが貼り終わりますと、

 

仕上げの玉砂利を敷き、防草シートを覆います。

 

綺麗に仕上がりました。

また、自分達の代の後も、お参りしやすいように、と子供達のことを考えて出来るだけ楽にしておいてやりたい、と言われて
検討される方もおられます。

草引きでもしお困りごとがございましたら一度ご相談下さい。

お彼岸を過ぎても彼岸花

2025年10月03日 08:00

滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは

滝野店事務スタッフです

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、まだまだ日中はお彼岸を過ぎても暑いですね。

最近はバタバタしていたので、彼岸花が咲いているのにも気づかず過ごしていました。

先日急に彼岸花を見たくなり、知り合いの人に聞いた「曼珠沙華の里」を訪ねることに。

 

見頃はもう過ぎていて枯れかけていたのですが、
それでもあまり見ないピンクや白、黄色の花を見ることが出来て満足しました。

 

曼珠沙華を私は「マンジュシャカ」と言い、母は「マンジュシャゲ」と言います。

どちらが正しいのかと調べてみると、「曼殊沙華」と「曼珠沙華」読み方だけでなく漢字も違う!

 

曼殊沙華

仏教の経典に由来する言葉で、サンスクリット語の「mañjūṣaka」が漢訳されたもの。
この花は、釈尊の説法や吉兆の際に天から降る「四種の天花」の一つとされています。

天上の花としての象徴的な意味を持ち、特定の植物を指すものではない。
仏教の文脈では、天界の出来事を祝う花とされている。

 

曼珠沙華

仏教の経典からの言葉であり、曼殊沙華と同じくサンスクリット語に由来します。
日本では特にヒガンバナを指すことが多いです。

花の美しさや神秘性を強調するときに使われることが多く、文学の中での表現としても見られる。

 

基本的には同じ彼岸花を指すことが多く、仏教的な背景を持つ花として日本の秋に特有の意味を持つ花です。

 

又、「家に持ち帰ると家事になる!」と言われる花ですが、

彼岸花の根には強い毒があることから、子供が誤って口に入れないようにとの思いから広まったものです。

 

天界の出来事を祝う花なのに、不吉なイメージが可愛そうですね。

 

毒があっても綺麗な花なので、来年はもう少し早く見に行こうと思います。

 

 

 

 

ありがとうを伝える

2025年10月01日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

以前に丹波市内でお墓を建てさせていただきましたお宅の納骨式でのことです。

工事前に「ご自身たちで納骨の袋を作ってみませんか?」と作る手順のイラストとともにサラシをお渡ししておりました。

当日、お持ちいただいた納骨袋をみて感動この上ない心情になりました。

亡くなられた方への送る言葉や気持ちが奥様やお子様方はもちろん、多くのお孫さんまでがしっかりと書かれており、しかも皆さんとても綺麗な字で添えられていました。

正直、お客様の納骨式でこんなに感動を覚えたことはないように思います。

家族みんなに慕われて、多くのみなさんに見送られて、とてもいいおじいちゃんなんでしょうね。

 

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篠山店スタッフ
篠山店スタッフ

篠山店スタッフです。

お客様から霊標やお位牌の彫刻のご依頼をよく受けさせていただきます。

戒名や法名、年号にお名前、ご年齢といった内容をお伺いしますが、

漢字がとても難しくて、すごく気を遣います。

一度、とあるご住職に「戒名を考えるのは大変ではないですか?」と聞いたことがあります。

色んな漢字があって、みんな違う戒名なので大変ですよね?みたいな事を聞きました。

後で考えたら、よくそんな事を聞いたな~とか思いましたが、ちゃんと答えてくださりました。とても良いご住職様です。

「戒名を考えるのはとても大変だ」とおっしゃられていました。

亡くなられた時期の季節に合わせた季語のようなものを入れたり、生前に就かれていた職業にちなんだ漢字を入れたりすることもあると言われていました。

あと、どのような人だったかわかるような漢字を入れたりもすると言われていました。戒名を見ると、その人がどのような方だったのかが、少しわかったりすることもありますね。

あるお客様で、逮夜表の戒名に付けられた漢字に一文字一文字に意味が書いてあるものを見たことがあります。その人の全てが9文字に入っていて、それを霊標やお位牌に刻まれると思うと、やっぱり何だか考え深いと思います。

 

お仕事でお位牌やお墓に触れる機会が多いのですが自分の実家のお位牌やお墓をまじまじと見たことがなかったので、最近になって初めて家のお仏壇の所にあるお位牌を見ました。

古すぎて、私の親でさえ誰のものかわからないお位牌もありました。

こういう仕事をしていなければ、自分の家のお位牌でさえじっくり見る事はなかっただろうと思います。

自宅のお位牌には機械彫と手彫りがあり、時代を感じました。

でも1人1人、その人に合わせた戒名が付けられていると思うと、自分に付けられる戒名はどんなものになるのか少し気になります。

こんな漢字を入れたいとか希望したら入れてもらえるものなのか、一度ご住職に聞いてみたいと思いました。

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人との会話の中で、意味が解らない言葉が出てくると、漢字を聞いたりします。その漢字で意味を理解することがよくあります。

私の中での戒名もそれに似ているように思いました。

今の仕事をしていなかったら、戒名やお墓とか、何の事やら…と他人事のように考えていましたが、今ではすごく身近なものになっています。

自分が石材店で働くなんて考えた事もなかったので、人生とはいつどこで何が起きるかわからないと、心底思いました。

 

最近、お墓の夢をよく見ます。

その夢の中でも一番びっくりしたのは、現実の世界で骨壺が欲しいというお客様の対応したその日の夜に、誰かのお墓を誰かが掘っていて、その中から昼間お客様とお話しした時の骨壺が出てきたという何とも言えない夢を見た事です。

 

この仕事に就いていなければ、お墓の夢を見たら、なにか悪い知らせなのでは?と、ドキドキしますよね。

でも、今の私にとっては「これは職業病か?」と何とも複雑な心境の今日この頃です。

 

残していく物

2025年09月18日 08:00

堂本 幸治朗
堂本 幸治朗

いつもお世話になっております。本店の堂本です。
先日、納骨手伝いのご依頼の際に、仏壇じまいも行われ、お位牌を処分したいとのご相談を受けました。
ご先祖様のお位牌を処分されますと、後に何も残らないですので、もし宜しければ、お一つにまとめる、または
別の形で残す、という事も出来ます、と、ご提案しました所、何かしらかの形でまとめたいとの事でした。
その後、打合せの際に、ご主人様がお位牌と過去の戸籍などを持参され、私はまだまだ勉強不足の為、店長の高梨に
同席してもらい、戸籍からお位牌の方の家系図を読み解く手伝いもさせて頂きました。
お位牌をまとめる方法は二通りあり、

大きなお位牌一つに複数のお位牌のお名前を刻み直すもの

過去帳に戒名を写したり、板状のものに戒名を刻み直し、収納できるようなお位牌にお入れする

というものです。


今回は、お写真にはないですが、大きいお位牌にご先祖様のお位牌をお纏めになる方法をご希望されました。
ご供養しやすいようにその時代や環境ごとに形を変えていくことは、とても大切なことだと思います。
時代や環境によって形が変わっても、拝む、参る、というような行為の本質は常に変わらない部分があると思います。
今後も、様々な形で、お手伝いできることを日々、精進してまいりますので、宜しくお願い致します。

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お墓ってどれくらいもつの?

2025年09月10日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店山崎です。

まだまだ暑い日が続きます・・・今日は石の耐久性についてです。

たまに墓石ってどれくらいもつの?と聞かれます。非常に難しい質問です。

石の種類や環境によっても変わってくるからです。

  • 石の種類による違い
    一般的に御影石は耐久性に優れ、数10年〜100年以上保つといわれます。大理石や軟石は比較的柔らかいため、風化が早い傾向にあります。
  • 設置環境の影響
    海の近くでは潮風で劣化しやすく、山間部では雨や雪で苔が生えやすいなど、立地によっても寿命は変わります。
  • 施工の状態
    基礎工事がしっかりしていれば長持ちしますが、地盤が弱いと数十年で傾きが出ることもあります。

リフォームが必要になるサイン

  • 石にヒビや欠けがある
  • 文字が見えにくくなってきた
  • 墓石が傾いている
  • 外柵や土台がずれている
  • 雑草が生えやすくなっている
  • 水はけが悪く、苔や黒ずみが目立つ

こうした症状を放置すると、倒壊などの危険につながることもあります。

お墓は「建てたら終わり」ではなく、年月とともに点検やお手入れが必要です。

大切なご先祖様の眠る場所だからこそ、長く安心して守っていけるよう、定期的に状態を確認し、必要に応じてリフォームを検討されることをおすすめします。

お位牌を触るときは

2025年09月05日 08:00

垣崎 美保
垣崎 美保

本店の垣崎です。

 

新しいお位牌には、当たり前ですが傷などはありません。

しかし、ご自宅にあるお位牌はたまに傷がついている場合があります。

追加彫刻の為に会社にお持ちになるお位牌にも傷があるものもあります。

おそらく一生懸命掃除をされて傷がいってしまったようです。

 

せっかく作ったお位牌の金がはがれたり、傷があったりすると残念ですよね。

お位牌は、何もしない、手を触れないのが一番です。

 

塗り位牌は、通常金箔や金粉または、蒔絵などで仕上げされています。

汚れを拭き取ろうとして金の部分や蒔絵の箇所を強く拭くと剥がれてしまいます。

 

総金や金粉仕上げの位牌を、拭くと金がはがれたりまだらになったりすることがあります。

金箔は薄いものですから、強く擦り拭きあげると剥がれて下の黒い塗りの色がでてくるのです。

そのため一切手を触れずそっと安置しておくのが一番です。

 

どうしても触らないといけないときは柔らかい手袋をはめることをお薦めします。

手袋はホームセンターや100均でも手に入ります。

そして塗りの位牌は水拭きしないでください。

柔らかいクロスなどで金や蒔絵の部分を避けて、塗りの部分だけを軽く拭く(強くこすらない)のがお手入れ法です。

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