
本店の中道です。
お客様の声をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
今回のお客様は、和型の墓石でなく、洋型の墓石で建立して頂きました。
お客様の声
T.K様有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。
2022年02月04日 08:00
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2022年02月03日 08:00
本店の髙梨です。
先日、私が18年前に建立させて頂きましたお墓に携わることがあり、現地にお伺いしました。
最近でこそ、区画の入口は出来るだけ低くして、出来るだけ足を上げずにお参りして頂けるようなバリアフリー的なものをご提案させて頂きますが、この墓地の周囲は、まだまだ昔の「出来るだけ大きく、出来るだけ高く、立派に」という感じで、傾斜勾配のある部分はほとんど高さのある階段という形で作られていました。
その中でご提案させて頂いたものがスロープ形式の入口でした。水捌けもよく、石の表面は滑り止め加工をしているので安心です。
何よりお参りしやすいということが一番。今となってはご提案の重要なポイントの一つです。
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2022年02月02日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は、傾いたお墓を基礎からやり直した工事のご紹介です。
以前から全体に傾いているのが気になっていたので、基礎をしっかりやり直して直して欲しいとご要望でした。
今までですと、前よりスッキリさせたいと物置台を無くしたり灯籠を足したりと以前よりも変化したのはっきりとわかるパターンが多かったですが、今回は既存で有るものは出来るだけ再利用し、お墓も拝石も工事する前と同じ配置にして欲しいと。
その理由を聞くと、先代がお墓を建てるにいろいろと考えて建てたに違いない。
その思いをちゃんと引き継ぎたいし、今のお墓を気に入っているのであえて変える必要はないとのことでした。
お客様からは、以前と変わりのない仕上がりで、満足していると喜んで頂けました。
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2022年02月01日 08:00
仕入れ担当の森田です。
石は一般の方には見分けがつきにくいものです。
サンプル石や展示場でこの石で作りますよと言われても、本当にその石で自分のお墓が建てられているかは分かりません。
そんな時に「産地証明書」というものがあります。
産地証明書とは
産地証明書はこの石がどこで採石されたものかを証明してくれるものです。
その石のランクや等級を表すものではありません。
日本石材産業協会が発行の産地証明書は、専用の用紙は採掘元にしか送られません。
採掘元でない人が簡単に入手できないようになっています。
但し、日本石材産業協会の会員にしか発行できませんので、会員でない採掘元は日本石材産業協会の産地証明書は発行することができません。
↑こちらは日本石材産業協会の産地証明書
事前に話をしておきましょう
以前、あるお客様から「日本石材産業協会の産地証明書でないと信用しません」と言われたことがあります。
すでに商品は加工が終わっていましたが、たまたま会員の方の石でしたので産地証明書を発行することができました。
もし協会員の方の石でなかったら、産地証明書は発行できませんでした。
その場合、その石は偽物だと言われかねません。
実際には本物なのに、とても理不尽な話になってしまいます。
↑伊達冠石の採掘元が発行する産地証明書。
(ちなみに大蔵山スタジオさんは日本石材産業協会も発行可能です)
品質よりも証明書優先?
こんなトラブルを防ぐためにも、注文する段階で産地証明書が必要かどうかを確認する必要があります。
石は自然のものですから、同じようでも今いい石が出ている方を選びます。
産地証明書が必要な場合は、いい石よりも採掘元を優先します。
そう考えると、産地証明書も良し悪しのところがあります。
本当に大切なのは石材店の信用
産地証明書は日本石材産業協会が発行しているものの他に、産地の組合など独自で発行されているもの、採掘元が発行しているものなどがあります。
産地証明書は大切なものですが、その前に信用できる石材店かどうかが大事です。
本当に信用できる石材店であればそんな証明書は不要なはずです。
信用できる石材店でいろいろ相談してみてください。
きっとあなたの疑問や不明瞭な点に答えてくれると思いますよ。
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2022年01月31日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
早いもので1月も最終日になりました。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われるように、気が付けば「もう3月も終わり」なんてことの無いように日々を有意義に過ごしましょう。逆に4月は死ぬほど長いですよ。
さて、以前と言っても大分前の話ですが、あるお客様の寿陵墓(生前に建てる墓)を建てました、ご夫婦と娘様の3人家族で「皆が元気なうちに建てようかと思って」というお話で色々悩まれましたが決められました。
それから数年後、奥様から「主人が亡くなった」と言う連絡がありました。
お伺いしてのお話では「急でした、こんなに早く逝ってしまうなんて」「でもあの時、思い切ってお墓建てておいて良かったです、森田さんに背中押して貰って建てて本当に良かった」「もし、まだお墓建てて無かったら私と娘の二人だけではとてもじゃないけど冷静にお墓のことは考えるのは無理でした」「主人も安心して逝ったと思う」
私は奥様から後悔の言葉の一つでも受ける覚悟でいましたが逆でした。
「生前にお墓作ると引っ張られて早く亡くなるから」「縁起が悪い」よく聞く言葉ですが迷信です。迷信ですが気にする人は居られます。
何か不幸があった時にはお墓に結び付ける。お墓が悪者にされないことを願います。
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2022年01月28日 08:00
本店義積です。
両親が眠る墓地に行きました。
例年にない積雪量で、墓地は一面の銀世界でした。
雪を被ったお地蔵様を見て、昔読んだ童話の「笠地蔵」を思い出しました。
童話のおじいさんのように私もお地蔵様の雪を除けました。
墓地の入口では、よく六体のお地蔵様を見かけます。
これは、天界、人間、修羅(しゅら)、畜生、餓鬼(がき)、地獄の六道それぞれの世界で苦しむ人々を救うためにあります。
また、死者の世界と生者の世界の境界にあり、ちょうど道祖神などの役目をしています。
村のはずれにある道祖神は村に悪いものが入ってこないように防ぐため、また村の外に出るときは旅先の安全のために作られました。
六地蔵様は、生きている世界と亡くなった世界の境界に立ち、あの世に旅立つ人の安全を祈る道祖神であり、死者が迷ってこの世に帰ってこないための「賽(さい)の神」だそうです。
また、お地蔵様は旅する者の安全を見守り、様々な悲しみから救ってくださいます。
私はお墓に行くと必ず六地蔵様にいつもお参りします。
皆様も、お地蔵様をみかけたら是非お地蔵様にも手を合わせてくださいね。
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2022年01月27日 09:00
代表の森田です。
令和3年度後期石工技能検定(石材加工作業)が行われました。
今回は1級のみ三名の方が受験されました。
私が取得したのは平成5年で、29年も前になりますが、仕事が終わってから毎晩練習をしたことを思い出します。
検定1週間前ぐらいから加工の工程が夢に出てくるぐらい練習すれば合格率は高くなります。
弊社も1級技能士5名おりますが、みんな夢に出てきたと言っています。
私が受けた時代と今とでは手加工をする仕事も少ないし、手加工の光景すら目にすることがないので、つくづく大変だな~と思います。
またこの時代に手加工って必要なの?
といわれると・・・?となりますが、手加工の技術を会得すると仕事の視野は確実に広がります。
特に200~500年前の文化財などを観たときに、当時の凄さがわかります。
手加工だからこその侘び寂びがわかるようになります。
合格目指して頑張ってください。
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2022年01月26日 08:00
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2022年01月25日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するお墓は世界にひとつだけのお墓です。
早速完成したお墓を見て頂きます。
どこが他のお墓と違うかわかりましたか?
実は「棹石(仏石)」(墓石の一番上の部材)が違うんです。
こちらのお客様は浄土真宗なので、一般的には棹石の正面文字は「南無阿弥陀仏」もしくは「俱会一処」と彫刻します。
今回は「南無阿弥陀仏」とお題目を彫刻することになりました。
文字彫刻の打合せの際、施主様の娘様が書道をされていると聞き
「ぜひ娘様に書いてもらってはいかがでしょうか?」
とご提案させて頂きました。
最初は「大丈夫かな?」と不安がっておられました。
そこで「こんな機会まずありませんし、世界にひとつのお墓になりますよ!」とおすすめしました。
こうして完成したお墓がこちらです。
やはりパソコンの字ではない“生きた字”なので、非常に感慨深いものがあります。
ご住職を始め、ご家族の皆様にも大変喜んで頂きました。
追記:2021/1/25
先日大変ありがたいお言葉を頂戴しましたのでご紹介します。
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2022年01月24日 08:00
滝野店の河合です。
寒さが増してきてますね。皆さん風邪など引かれてませんか?
さて、クリスマスは知っていても、4月8日の花祭りを知らないという方も割と多いでしょう。
私も最初「花祭りって何ぞいな??」でした。その後なんとなーく内容は知ったものの、中途半端やったので今回改めて調べてみました。(まだ1月やのに4月の行事の話ですいません。)
花祭りとは、仏教を開いたお釈迦様の誕生を祝う行事で、一般的には4月8日に寺院で行われています。
お釈迦様は紀元前5世紀頃の4月8日に、現在のネパールのルンビニの花園で誕生したといわれており、寺院ではたくさんの花で飾った花御堂(はなみどう)を作って祝うことから、花祭りと呼ばれるようになりました。
他にも、灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(こうたんえ)などの呼び名があります。
寺院では法要が営まれ、花御堂に安置された誕生仏に甘茶をかけたり、甘茶を飲んだりします。
仏教系の保育園や幼稚園では稚児行列を行うところもあり、とても和やかな雰囲気やそうです。また、自宅で花を飾ったり甘茶を飲んだりしながら楽しむ方もいます。
花祭りならではの豆知識を少しご紹介します。
花御堂の誕生仏に甘茶をかけてお祝いする。
これは、お釈迦様が生まれた時に九頭の龍が現れ、頭から香湯(甘露の雨)を注いだという伝承に由来します。
奈良時代には行われていたようですが、当時は香水と呼ばれる水をかけていました。江戸時代に甘茶をかける習慣が広まったといわれています。
甘茶の風習
寺院では甘茶を配布する場合が多く、これを飲むと無病息災で過ごせる、目につけると目が良くなるなどといわれてきました。
また、甘茶で墨をすり「千早振る卯月八日は吉日よ、神下げ虫を成敗ぞする」と書いて門口や柱の逆さまに貼り、害虫よけのおまじないにする風習もあります。カメムシにも効くのかな・・
花祭りの食べ物・行事食
花祭りの食べものといえば、甘茶です。前述の通り、お釈迦様誕生の話に関係しており、飲むと無病息災でいられるそう。
甘茶というのは、ユキノシタ科のアマチャの葉を蒸して揉み、乾燥させて煎じたお茶で、ほんのりとした甘みがあり、漢方薬としても使われています。
寺院で配布もされますが、市販されているので自宅でも楽しめます。
因みに甘茶は甜茶(てんちゃ)の分類に入ります。甜茶とは、中国茶の中で植物学上の茶とは異なる木の葉から作られた甘いお茶の総称で、古くからある薬草茶の一つ。
花粉症に効く?とかで日本でよく市販されているのは バラ科キイチゴ属のテンヨウケンコウシ(甜葉懸鈎子)が多いです。
パッケージに書いてあるので興味ある方は飲み比べてみるのもいいですね。あと、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)は別の物です。
また、花祭りには、精進料理や旬の食材が好まれます。
なかでも、地上に出たばかりのタケノコは土の中から天に向かって真っすぐ伸びる姿が誕生仏に似ていることから、別名・仏影蔬(ぶつえいそ)と呼ばれ、尊ばれています。
ちなみに、漢字で「笋」と書いて、タケノコの新芽を表します。
他にも、サヤの先が天に向かって伸びる空豆(別名・仏豆)、「天上天下唯我独尊」に通じる独活(うど)などが用いられます。
今年もコロナウイルスの影響で各地花まつりのイベントが自粛のことろもありますが、自宅でも仏壇に花を飾ったり甘茶を飲んだりと楽しんでみてはいかかでしょうか?
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