石榴の話

2023年01月31日 08:00

本店事務スタッフ
本店事務スタッフ

こんにちは。本店スタッフです。

先日、ザクロのジュースを飲んでいて「ザクロは人の味と聞いたことがあるけど、何でだろう?」と気になりました。

グロテスクな例えですが、熟して爆ぜたところが人間の断面図っぽいから?(江戸川乱歩の小説にもそういった表現が出てきた記憶があります)

それとも本当に人肉はザクロに似た味なのかも?

と、調べてみたところ実はお釈迦様に関係があるのです。

─その昔、訶梨帝母(カリーティ)という一人の母がおりました。

彼女には千人も子どもがいたのですが、鬼女で凶暴な性格をしていた彼女は、人の子を見つけては食べてしまうという、実に恐ろしい所業を繰りかえしていました。

そんな噂を耳にしたお釈迦さまは、ある日彼女の子どものうち一番可愛がっていた子をこっそりと隠しました。

子どもがいなくなり、悲しみのあまり狂ったように嘆きながら必死に我が子を探しまわる彼女でしたが、お釈迦さまの神通力によってどうしても見つけることができません。

とうとう訶梨帝母はお釈迦さまに救いを求めます。そこでお釈迦さまは「自分は千人もいる子どものたった一人がいなくなっただけで、こんなにも嘆き悲しんでいるではないか。ひとり子を食われて失った人間の親の悲しみはどれほどであっただろう。今ならその気持ちがわかるのではないか?」と厳しく諭されました。

こうして彼女は深く懺悔し、子どもを守る誓いを立てて仏教に帰依するところとなりました。この訶梨帝母こそ、安産・子育の神として祀られる「鬼子母神」なのです。

 

さて、ここからが重要です。

 

─彼女が悔い改めたのでお釈迦様は子どもを返してやり「これからは子どもの代わりにこれを食べなさい」とザクロをお与えになりました。

 

これがザクロ=人肉の味と言われるようになった所以です。ただし、この最後の部分は日本独自の俗説なのだそう。

また、鬼子母神様の絵や像を見ていただくと手に何かを持たれています。これは「吉祥果」という(おそらく)架空の果物です。

ですが、日本ではザクロという事になっております。

それはインドから中国へ仏教が伝わり、翻訳される際に中国の人は吉祥果がなんなのか分からず、仕方ないので形の似ているザクロということにしたからだそうな。

カリンの時も思いましたが、どうにも中国に渡った際に違うものにすり替わる率が高いですね。

 

ちなみに私は、ザクロのシロップ(グレナデンシロップ)とジンジャーエールを混ぜたノンアルコールカクテル「シャーリーテンプル」が非常に好きです。

お線香とお香

2023年01月30日 08:30

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

今日はお線香についてです。仏壇でもお墓参りでも用いるお線香。私たちにとっては、一番身近な仏具の一つです。そして、お線香に似た「お香」も最近では、雑貨屋さんなどでもよく見かけるようになりました。

さて、では「お線香」と「お香」の違いとは何でしょうか?・・・実は、この2つは、原料や作り方など基本的なことはまったく同じです。

ただ、「お線香」は仏事に用いるもの、「お香」はその香りを楽しむもの、として区別されていますが、好みの香りで「お線香」を「お香」として、「お香」を「お線香」として使用する事もできます。

そもそも「お線香」は仏教伝来の頃に用いられるようになったと言われています。

「日本書記」によると淡路島に漂着した「香木」を島の人達はただの流木と思いかまどで燃やしたところ大変に良い香りが立ち上り、これに驚きこの香木を朝廷に献上したそうです。

これが線香のルーツだそうです。

仏壇やお墓にお線香をあげるという事は、我々の習慣になっていますが、お線香はご先祖様にとって食事の役目でもあります。

亡くなった故人が仏の世界に行くまでの間、お線香の香りがあれば空腹を抑え無事にたどり着くと言われているのです。

また、故人のためだけでなく自分の心を清める事も出来るという意味合いもあります。

最近は、様々な香りの線香もありますので、自分の好みのもの、また故人様の好きだった香り・・・そんな事を思いながらお線香を選ぶのも良い供養になると思います(^^)

お線香.JPG

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中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回ご紹介するのは話題の“水の入らないお墓”「信頼棺Ⓡ」です。

最近では本当に定着したようでお陰様でお客様よりご要望頂くようになりました。

今回お仕事させて頂いたのは西脇市和田町の墓地です。

こちらは以前から大変たくさんお仕事をさせて頂いております。

今回は外柵は既にある墓地です。

まずは区画内の玉砂利を鋤取り、真砂土も鋤取ります。

次に砕石を入れて転圧していきます。

カロートを据えて転圧。

完成です。

墓石はこれもまた和形墓石では大変好評いただいている当社オリジナル墓石の「如来型」です。

最後に今回ご依頼頂いた岡本様よりありがたいお言葉を頂きましたのでご紹介します。

岡本様ありがとうございました。

 

そうじの力

2023年01月26日 08:00

垣崎 美保
垣崎 美保

こんにちは。

本店の垣崎です。

 

6月にそうじの力全国大会が終わってから大きな活動が中々できずにいますが、継続して取り組んでいます。

最近の主な活動としては、2階に書庫を作ろうと頑張っています。

その書庫に良さそうな棚があったのですがサイズが合わず、DIYしてもらいました(^^)

元の棚がこちら

 

この棚は社長の手作りで窓枠の高さに合わせてピッタリ収まっています。

せっかく作ってもらった棚ですが、書庫に置くには幅が長く、はみ出してしまうのでDIYしていきます!!

今回も社長に作ってもらいました。

手伝う間もなく。

慣れた手つきであっという間に完成!!

ピッタリ収まりました(*^^*)
この後、空いている所にもカタログの在庫等を入れてすっきりしました。

新しく棚を買うのもいいけれど、手作りは思った通りのサイズに作れるので余裕があるときは手作りもいいですね。

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花立加工~ボーリング作業~

2023年01月25日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

滝野店の真下(ましも)です。

今回は花立を加工させていただいたお話です。

加東市東条地区のお仕事です。菩提寺のご住職からお墓の彫刻のご依頼をいただきました。お客様から彫刻のご依頼と同時に花立が壊れたので直してほしいとお話いただきました。

 

他社の石屋さんで建てたお墓で30年近く経っています。鋳物の花立で腐食が原因で左側は壊れています。右側はまだ使用できますが、取り外しができないタイプで、花の水を変えようとするとタオルか何かで吸い取らなければいけません。

 

本社工場へ一旦持ち帰り、ボーリング(穴開け)作業しました。

 

ボーリング作業して、側面に水抜きの穴を作成しました。これで冬期に水が凍って、花立が割れる事はなくなります。お掃除も楽になります。花筒も以前より水が多く入りますので、花が長持ちすると思います。

 

 

 

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滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは、滝野店事務スタッフです

みのり苑風韻シリーズのお香、【伽羅】が滝野店に入荷しました!

天聖の香木と言われる沈香(じんこう

本物志向を好まれる方におすすめな古風でやわらかな香りです。

染料、化学香料などを一切使用せず天然木そのものだけを使用した上品な香りが特徴で、

伽羅の優雅さ、幽玄な香りをよく表しているお線香です。

仏事だけでなく、日常のさりげない香りのおもてなしとしてもご使用いただけます。

 

こちらにも風韻シリーズの事が書かれています↓

https://www.morita-stone.co.jp/morita_blog/2020/12/10910/

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中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

お客様の声を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

丹波市山南町でお墓の工事をしました。

ご主人の一周忌にあわせて、墓石の建立をして頂きました。

お骨はしばらくそばに置いておきたいとの事で、まだ ご納骨されていませんでしたので、今回のご法事に合わせてご納骨もされました。

ご先祖様のお墓は夫婦墓で建てられており、今回も同じ様に先代のお墓のに合わせた形で夫婦墓で建立されました。

施工前

完成

お客様の声

K.S様ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

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髙梨 剛
髙梨 剛

本店の髙梨です。

この度、丹波市の山中にある墓地の整理をさせていただきました。

墓地の整理と言っても撤去工事ではありません。

施主様は関東にお住まいで、これから祀っていかれるお墓は、すでにご自宅(関東)のにございます。

本来であれば、こちら丹波市の旧墓地は撤去処分(墓じまい)というのが今のご時世多いのですが・・・。

「ご先祖が眠っておられる、代々守ってきたお墓なので残しておきたい。」

というご意向でした。

 

写真で確認できますように、山の中にご先祖様代々の墓石が並んでいます。

周囲の石積みはところどころ崩れています。

「地元を離れてしまっている分、ちゃんとしっかりしておきたい。周りにも迷惑を掛けないお墓にしたい」

とおっしゃいました。

お打合せはメールが中心でやり取りしました。

その間に関東より2度ご来店いただきました。

 

完成したお墓は、僕も構想以上の出来映えでした。

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は、丹波篠山市で墓じまいした跡地に新しくお墓建てた方をご紹介致します。

お客様は新宅で、同じ墓地の別の場所に墓地を確保していましたが、ご兄弟が墓じまいをされることを聞き、良い場所だったことと、ご両親が土葬で入っている場所をご自身で守りたいとの思いがあり、その墓地をもらい受けることにしたそうです。

 

ご要望としては、古いブロックが汚く土葬跡も全体的にあまり綺麗ではないので、管理をしやすく綺麗にして欲しいとのご希望でした。

お客様からは「土葬跡地が綺麗になりファイバーレジンをしてとても掃除がしやすくなった。両隣との仕切り延石が入ったことでシュッとした感じになったし、古いブロック積みの前に新しくブロック積みをすることで汚い部分を隠すことも出来たし補強にもなった」「両親の土葬地を自分が受け継ぐ事が出来た事が何よりも良かった」と喜んでいただきました。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

「お寺に行ったら法事の名前が貼り出してあったわ。

気になるんやけど、どこまで法事ってしたらええんやろ?」

新年早々にこんなプレッシャーを受けられた方もおられるのではないでしょうか。

そもそも法事ってなぜするのでしょうか?

法事をすることで生きている私たちに何かメリットはあるのでしょうか?

 

中国が起源になっている?

法事は中国の十王信仰が元になっています。

亡くなってから初七~七七日忌(四十九日)の7回に百か日(卒哭)、一周忌、三回忌の十王です。

これに七回忌、十三回忌、三十三回忌が日本で加わり十三仏信仰といわれています。

ここに宗派やお寺さんのローカルルールが加わり現在のかたちに落ち着いています。

ですからお寺さんによって法事のタイミングは様々なのです。

何回忌まですればいいの?

理想はその都度すべてすることなのですが、あえて大きめの行事となると、

一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌となります。

亡くなってから徐々に間隔が長くなり、こうすることで悲しみが和らいでいくのでしょう。

昔は寿命が短かく三十三回忌を過ぎると死者のことを知っている人がほとんどいなかったため、これで弔い上げが多かったようです。

今ですと五十回忌ぐらいなのかも知れません。

昔はお墓も個人のお墓だったため、弔い上げでお墓も無くしていました(墓倒しといい埋めていました)。

 

そもそも何で法事が必要なの?

これもよく聞きます。

でも昔から続いているものには必ずメリットがあります。

そうです。現世利益というメリットがあったから続いてきたのでしょう。

これには「功徳」と「廻向」という考え方があります。

良い行為をすれば功徳が積まれます。

法事は亡くなった方への供養ですから功徳が積まれます。

故人はその功徳によってあの世で幸せになります。

さらに積まれた功徳は故人によって子孫に幸せを廻してくれるのです。

これを「廻向」といいます。

いい行いを貯金してそれが返ってくるのが法事の仕組みなのです。

まとめ

いかがでしたか?

法事も実は生きている私たちのためにやっていることになります。

信じる信じないはもちろんあなた次第。

今年も目に見えないものを大切にしたいですね。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く