森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
Q.納骨袋を自分で縫ってみたい。

A.普通のサラシから作ることが出来ますよ。

お墓に納骨するときに、関西では骨壷のままでなく納骨用の袋に入れ替えて納骨します。
この納骨袋ですが、通常は既製品を使用することが多いです。
骨袋(般若心経).jpeg
写真は「般若心経」です。他にも「無地」「南無阿弥陀佛」「妙法」等があります。
しかし大切な人の納骨に少しでも心のこもった事をしたいと、ご自身でお作りになる方もおられます。
弊社ではこんな時「納骨袋の作り方」をお渡ししています。
他にも、京縫いの伝統工芸士が作られた総絹の納骨袋もあります。
骨袋(京縫).jpg
こちらは、伝統工芸士である安倍敦子さんという方の作品です。
こんな骨袋だったら、故人の好きなデザインを反映させたりしたいですね。
あるお客様は、納骨の日に私が骨袋を用意したときに、
「用意してきたんやけど・・・」
とおっしゃいながら、ちりめんの高級な布をバッグから取り出されました。
「ぜひ、それで納骨してあげて下さい」
そして奥様は、その布で丁寧にご主人のお骨をくるみ納骨されました。
やっぱり、お墓っていいものですね。

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測量の道

2017年02月20日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

篠山市宇土にある伊能忠敬測量の道に石のベンチ作りました。
伊能忠敬は江戸時代後期の測量家で日本全国を徒歩で測量し、

17年かけて『大日本沿海輿地全図』を完成させ、

日本史上初めて国土の正確な姿を明らかにした偉人です。今から203年前に第八次測量で篠山を訪れていました。このとき既に70歳でした。

 ベンチ.JPG

左の標柱にはこう記されています。

    文化十一年(一八一四)二月六日昨夜雨、此日曇

    伊能忠敬測量隊十名は、笹山城下から百三十一人の

    労役村民を従えて、渡瀬を渡り、東吹村、城山の西裾を

    通り、宇土村に入る。槇ヶ峰の北裾に沿って杉村を測り、

    一昨日四日に北野新村から測量して打ち込んだ大沢村の

    大阪・笹山街道の分岐点 山 印杭につなげる。

    測量は、毎日百三十一人がその役に当たり、岩崎組では、

    六日は五十一人、七日は三十人が出役している。

 ベンチ4.JPG

地元の方は馴染みの地名もあると思います。 

今から203年前の1814年2月6日のお天気は、今日の様な快晴ではなく曇り空だった様子
ここ篠山でも一年で一番寒いこの時期に、後の日本のため、私たちのために測量していたのかと
思うと、熱いものが込み上げてひとりでウルッと来てました。
このすぐ右側に農道が通っていてこの道の先に見えるのは、
高城山、
この山の頂上にお城(八上城)がありました(1579年落城)。
伊能忠敬がこの地を測量した235年前まではお城はあったようです。

ベンチ3.JPG

篠山にもこんな真直ぐな道があったんだ(正面の山が高城山)。

弊社は右側に設置している薄茶色の石のベンチを施工しました。
廻りの風景とマッチしていると思いませんか?
高さもちょうどいい具合です。
もう少し暖かくなる頃、ここに座って古(いにしえ)の思いに浸ってみませんか。

ベンチ1.JPG

プチ観光スポットになればいいのですが。

弘誓寺1.JPG

石のベンチは有名な宇土観音霊場の入口手前にあります。

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お線香の香り

2017年02月19日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

私はお線香の香りがかなり好きです。
特に白檀(びゃくだん)の香りは言葉では表現しにくいのですが、本当になんとも言えない良い香りです。
お線香の箱を開けると凝縮された香りが鼻孔に広がり、【ああ~ええ香り♡】という気持ちになります。←少し危ない人ですね。笑
白檀は、香木の一つで、多くのお線香や仏像にも使われています。
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この商品は手の平サイズの上品な箱に入っています。
贈り物に買われるかたもいらっしゃいます。
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「花風」シリーズのお線香です。火を灯さなくても箱から良い香りが漂います。
家の中でお線香を炊くと意外と家中に広がります。私の家でも仏間で火を灯したお線香の良い香がほんのり香っています。
しかし、世の中はお線香の香り大好き!という方ばかりではありません。
壁や、家具、洗濯ものに香りが映るのは困る!と、おっしゃる方もいらっしゃいます。
最近はたくさんの種類の香りのものも増えてきましたが、逆に微香や更に線香の香りがしないという商品まで出てきています。
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この商品は煙があまり出ないものです。線香が服に付くのが嫌という方が購入されます。
お線香の一部をご紹介しました。このように最近はお客様の生活に合うものもたくさん出てきています。
ご購入される時は、参考にしてくださいね。

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中学生にものづくり体験

2017年02月18日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

昨日は、姫路にあります「兵庫県立ものづくり体験館」で中学生対象のものづくり体験学習の講師として出席しました。

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私は材加工の指導で、兵庫県石工技能士会のメンバーとして派遣されました。他にも表具・大工・洋裁・金物・革細工などがあり、20名前後で班分けがされて体験をします。

改めて考えると、石を加工するなんて日曜大工でもしないので、ほとんどの人は経験されることのない職種だと思いました。

先ずは、石の割り方を一人一人体験。

「コヤスケ」と「石とう」という道具を使ってやります。割れると「うぉー」と歓声があがり、とても盛り上がります。

次は、大理石に「文字やイラスト」などを描き、それをノミと金槌を使って彫ります。

本来ならサンドブラストという機械で彫るのですが、機械が持ち込めないため、昔ながらの手彫り手法で彫ります。

プロの石工さんでもかなりの熟練を要しますので、その場で覚えてもなかなか仕上がりの良いものは出来ませんが、それでも皆が作った作品は、ひとりひとりの思い出の品になったと思います。将来、石に携わる子が生まれるかな?

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山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

こちらのブログでは、よく「石んこ地蔵」を紹介していますが、
私が今回お勧めしたいのは、このお地蔵さま!
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とても愛嬌のあるかわいらしい顔をしています。
そして、お地蔵さまとは思えないこのポーズ。
なんだかやんちゃな小坊主さんのようですね。
実はこのお地蔵さまシリーズ、たくさんあるんです。
お地蔵様.jpg
↑ご覧ください!!(この写真以外にもあります)
なんのポーズ?と思われそうなお地蔵さま。
頭をなでたくなるようなお地蔵さま。
見ているだけで思わずこちらの表情も緩みます(^-^)
ひとつひとつが、職人さんの手作りですので、
なかなか同じ表情のものを作るのは難しいですが、
気になるお地蔵さまがありましたら、ぜひお問い合わせください!

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お墓のそうじ(花立編)

2017年02月16日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
お墓の掃除第2弾です。
今回は花立です。
森田石材店では現在下の写真のような花筒を採用しています。
花立①.jpg
この花筒のメリットはツバが付いていることで、花が枯れて垂れてきても花立に引っ付かなくなっています。
ツバがない花筒は花が枯れると下の写真のようになります。
花立②.jpg
古い墓石になると下の写真のように花筒が着脱式になってないもや花筒自体がないものもあります。
花立③.jpg
花立④.jpg
花筒がないものは石の花立に直接水を入れるので冬季にその水が凍ることで破損の原因にもなります。
また花筒の水も交換できず汚れが酷くなります。
そんな時は新たに花立に穴をあけて上記の花筒を入れることができるようにする「花立ボーリング」を行うことで解決できます。
次に花立の水が腐る対策には、銅製の花筒である程度防げます。
花立⑤.jpg
銅は水を酸化させ、ボーフラやぬめりを防ぎます。
しかし定期的に掃除しなければ緑青(銅が青くなること)が出て墓石にまで影響を与えますので注意が必要です。
替わりに花立の中に銅線などを入れてもいいでしょう。
銅製の花筒は滝野店にも展示しておりますので、ご来店の際は是非ご覧になってください!

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眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓の彫刻が見にくいな~って思われたことがありませんか?
実際、お墓のリフォームの時だけではなく、ご不幸があって、新たに彫刻をさせていただく時も、すでに彫っている文字や家紋が見えにくくなっているお墓がよくあります。
そこで、色をもう一度入れさせていただいています。
だいたい、建ててから10年位経つと、彫刻している所のペイントが落ちてきたり、汚れがたまってくるとお考えください。
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こちらのお墓は建ててから20数年経っていて、白色を入れていた跡がありますが、ほとんど取れて、汚れがついています。
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ご覧の通り、汚れを落として白色を入れました。
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黒色の場合です。
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キレイになりました。
皆さん、頼んで良かったと言っていただいています。
どんなことでも、まずは気軽に相談してくださいね。

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茶色い汚れ

2017年02月14日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日 お墓そうじのご依頼がありました。
内容は 階段の滑り止め加工がされている部分の “茶色い汚れ” を
キレイにしてほしいとの事です。
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皆さんの中にも気になられている方があると思いますが 
普通にブラシで擦ってもなかなか落ちません。
そんな時はプロにお任せ下さい。
作業は薬品を使っての工程になります。
 
1.最初に 良く水分を拭き取ります。
2.次に液体①をかけて しばらく置いてからタワシで擦ります。
 それを2回程繰り返します。(汚れ具合にもよります)
そうじ 2.jpg
3.良く水洗いをします。
4.最後に液体②中和剤で処理をします。
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5.完了です。
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※汚れ具合の状態にもよりますが 若干の色が残る場合もございますので 
  完ペキを求められる方はご注意下さい。
お困りの方がありましたら ご一報下さいませ。

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金仏壇を納めてきました

2017年02月13日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

先日、あるお客様のご主人様が急逝され、
「家にはお仏壇がないので、49日までに間に合いますか?」
と、お電話でお問い合わせがありました。
「もちろん間に合います。」
との返事をしまして、早速に、ご自宅の仏間の採寸をいたしました。
そして、その寸法に合ったものをご提案しました。
ご予算と相談された後、決定いただきました。
そして先日、納品となりました。
こちらのお宅は浄土真宗本願寺派で、いわゆる金仏壇です。
まさに絢爛豪華なお仏壇です。
仏様も安心して極楽浄土のお釈迦様の元へと旅立たれたでしょう。
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森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
最近はあまり聞かなくなりましたが、以前はよく耳にしました。
この迷信は、墓相の「墓石の黒は凶」からきています。
それがまことしやかに伝わっているのでしょう。
墓相は悪いことばかりではありません。
いい事も言われています。
しかし、それを信じるかどうかは人それぞれです。
くれぐれも人に押付けたり、反対に気にしすぎたりしないようにして下さい。
さて、もし黒い石が本当に不幸になるのなら、東日本の七〇%以上の人は不幸ということになります。
石は重いものですから、近くで採れた石を使うのが一般的です。
昔から東日本では、小松石、山崎石、浮金石など黒っぽい石が産出されます。
また品質的にもいいものが黒系の石には多いため、黒系が主流になったのだと思います。
対照的に西日本では大島石、庵治石に代表される白系が主流です。
これに墓相(特に関西で流行りました)の迷信が加わり、白系が主流になったのでしょう。
実は関西でも黒っぽい石はそれなりに採石されていましたが、今はほとんど残っていません。
昔のお墓を見ると地元の石を使っているのがよく分かります。
現在は、デザイン墓石と言われる洋風のお墓も多くなってきました。
一種類ではなく数種類の石材を組み合せるデザインもあります。
そんな時、黒っぽい石を使うとコントラストがハッキリし、引き締ったイメージになります。
今回はお墓の迷信についてお話しました。
私はこの世の中に悪いお墓はないと思っています。
なぜなら、それは亡くなった方の供養を願って建てられたものであり、決して憎しみでお墓を建てることはないからです。

【カテゴリ】

お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く