山の中のお墓リフォーム工事

2017年09月12日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回の紹介するリフォーム工事は、たくさんあるお墓をそのまま残して、出来るだけで管理のしやすお墓にしてほしいとのご依頼でした。
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<ご依頼内容>
 1.古い石垣をなんとかしてほしい
 2.落ちてきた笹の葉を簡単に掃除出来るようにして欲しい
 3.プラッチックの花立を石に代えて欲しい
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<施工後>
1.古い石垣は新しい石垣に代えました。
2.表面をコンクリートでぬりました。
3.既存の花立を利用しボーリング加工をしました。
Reform_02.JPG → Reform_06.JPG
(施工前)                 (施工後)
表だけではなく、もちろん、裏側もきれいになりました。
Reform_04.JPG Reform_05.JPG
花立は、既存のものに穴(ボーリング)をあけて、ステンレス製の花筒を付けました。
線香立ても同様、穴をあけてステンレス製の筒を付けました。
Reform_03.JPG
いかがでしょうか?見違えるくらい立派で、お手入れもしやすくなりました。
あとの代のことを考えて古いお墓をどうしたらいいのかと、最近よく相談を受けます。古いお墓を処分し、新しいお墓にまとめるのも一つです。
また、墓じまいもその選択の一つだと思います。今回は、全部のお墓を残して、管理しやすい方法を選択されました。
それぞれ家ごとに事情がありどの選択が正しいと一概には言えません。
それぞれ家には、お墓に対して思いがります。各家にあった供養の仕方があると思います。
どんなことでも、ご相談して下さい。

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新しいご先祖様

2017年09月11日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度、古いご先祖様の石碑が多数有り、傷んできているので、新しく五輪塔を建てて纏めたいというお客様のお手伝いをさせていただいております。まず、ご自宅にお祀りしてあります過去帳のご戒名を整理して、一基づつ確認しておりましたところ記載されていない石碑が一基ございました。ご戒名・年号など十分に確認できる状態でしたので、そんなに古くない石碑と思っていましたが、年号は寛文五年と刻んで有りました。年号表を持参しておりましたので、確認しましたところ、1665年で今より354年も前にお亡くなりになられたご先祖の石碑で、過去帳にてお祀りされている
ご先祖様とあわせても一番古いご先祖様でした。
1700年代初めには、ご先祖様がいらっしゃったことはご存知でしたが、お墓をまとめようとして始めてわかったことでした。ご戒名の確認出来ない石碑もありましたので、もっと古いご先祖様がいらっしゃる可能性はありますが、古すぎて檀那寺でも確認出来ないので、新しく建てる五輪塔の最初に彫刻させていただくことになりました。途中の抜けているご先祖様を発見することは多々ありますが、最初であろうご先祖様を発見することは、めずらしい体験でした。お客様のお墓づくりの一助となれば、幸いです。

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篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

篠山店周辺では、9月に入り早々に稲刈りが始まり店の裏の田んぼも丸裸です。稲刈り後の稲の匂いが秋を思わせます。

さて、9月はお彼岸の時期です。
先月はお盆だったので、お仏壇やお仏壇まわりはそこそこキレイにしてあったのですが、今回はちょっと気になった仏具をキレイにしてみたいと思います。

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↑過去帳見台(けんだい)
過去帳を置く台です。だいぶ年季が入っていて艶がありません…

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木製品なので、↑コレを使ってみます。
「美しさをよみがえらせる ピカール仏壇クリーム」

《用途》唐木仏だん・塗り仏だん・家具・ピアノ・漆器類等のお手入れ、ツヤだし

期待できそうです♪

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しっかりボトルを振ってから、布にクリームを適用含ませて、ムラにならないように塗り拭き上げます。

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さて、どうでしょう??? σ(´ x `;*)ンート・・・ 手触りはツルツルになり光の反射も出ました。

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足元を見ていただくと違うのがわかでしょうか?

ただ、金の部分はこのクリームを付けることはできません。

金の部分は金箔を貼ってあったり金粉を塗っています。このような仏具や位牌付いている金の部分は触らないように注意が必要です。

なので、金の部分は拭くことができないのでこのままです。’`ィ(´∀`∩

写真ではわかりにくいですが、キレイになったので満足です。もっと面積の広い、仏壇等だとピカピカツルツル度がわかって楽しいかもしれません。

 

最近の仏具は、木製よりPC製(プラスチック製)が多くみられます。

木製より安価で軽く使い勝手が良いのがメリットでしょうか。では、PC製のお手入れは?というと、

クレンザー系は傷がついてしまうのでNG。『重曹』だと傷もつかずに汚れが落ちてキレイになります。

また、プラスチッククリーナーというのもあるようです。

仏具全てをキレイにするのは大変ですが、気になった時に少しお手入れするだけで気持ちが晴れやかになります。

お彼岸前に、ひとつキレイにしてみてはいかがでしょうか?

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草の生えないお墓

2017年09月09日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

お墓の雑草対策はこのブログでも度々取り上げられていますね。私も墓地全体に石を張り詰める方法は紹介させて頂きました。今日は以前にも登場しているファイバーレジン施工を見て頂きます。
表面の仕上げはいろんな仕様があります。細かい砂、色とりどりの玉砂利など。
今回はよく墓地で見かける土に近い物を使いました。細かい砂を特殊な溶剤で固めて、水は透すけれども草は生えないという仕組みです。
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こちらのお墓は建立後25年経過しています。
新規建立時ではなくとも全く問題なく施工出来ます。
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色合いも周囲と比べてなんの違和感もありません。
このファイバーレジンに似たような物は以前にもありましたが、水分を保とうとする性質があるため表面にコケが生えるケースがありました。今回の物は水分の乾きも早いようです。また紫外線にも強く、長きにわたっての耐久性が期待できます。
見た目も大変美しいですので皆さんにもとってもお勧めです。

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ファミリーヒストリーとお墓

2017年09月08日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
NHKの番組で「ファミリーヒストリー」という番組があります。その説明には、
『著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめる番組。驚きあり、感動ありのドキュメント。』
とあります。
私、この番組が割と好きで、時々観ておりました。番組の中では家系図から両親や祖父母、曾祖父母をどのような生き方だったのかを辿っていきます。そして、今の自分の中にあるアイデンティティに気づいていくような流れです。
途中で出演者が涙する場面も少なからずあります。それを観ながら「この人の涙の本当の理由は見ている私達には分からないのだろうな」と思ったりします。
それは、当時の苦労もさることながら、自分の中にある先祖との共通点や本当は触れたくないこと等がすべて包括されているように見えるからです。きっとその人の中には大きな変化があるのかもしれません。
私共も石屋ですから、お墓を建立の際にはお客様に家系図を書いていただく場合がございます。出来ればすべてのお客様に書いていただきたいのですが、とても手間な話ですし、お時間もかかりますので私共もお手伝い出来ていないのが現状です。
そんな中でいいサービスを発見しました。
先日、東京で開催されておりました「エンディング産業展2017」の時に出展されていた「ファミリーヒストリー記録社」という会社です。この会社、家系図の作成をはじめ、まさにファミリーヒストリーの様な本まで作ってくれるサービスがあるということです。今まで家系図サービスはありましたが、ヒストリー仕立ては初めて見ました。
また別のブースでも「その人の歴史が祭壇になる」という様に、映像バックに焼香するかたちも紹介されていました。多様化するサービスをテレビでは面白おかしく紹介されています(今回はペッパーくんが木魚を叩きながらお今日を読んでいた)が、実際にはこうした深みのあるものも形を変えて出てきていると感じます。
話はそれましたが、森田石材店でも家系図をお書きになったお客様は一様に「書いてよかった」「スッキリした」とおっしゃいます。またお墓づくりに深みが出るといいますか、同じお墓を建てても特別なお墓になるということです。少々費用はかかりますが、めったにしないお墓づくりの時こそ家族のルーツを辿ってみるのはとても大切なことだと思います。
上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

先日、あるお客様から「お墓の石はに欠けるものですか?」「欠けた所から水が浸み込んでしまわないですか?」とご質問がありました。

詳しくお話を伺うと、「お盆にお墓の正面文字(〇〇家之墓)の汚れを歯ブラシで掃除していたら、文字の細い所が少し欠けてしまった。

硬い石がプラスチック製の歯ブラシが当たった位で欠けるのですか?石に問題が有るのですか?」と言う事で、墓地へ行って状況確認したところ、実際に何処が欠けているのか分かりません。

その場から電話して聞いてみると、『墓』という字の下の部分の土の右の所の細い部分の先がほんの少しだけと言うことでした。

文字2 (2).JPG文字2 (3).JPG

5年前に建立して頂いた時にも、お墓のお手入れについて正面文字の彫刻部分、特に細い部分は欠ける事があるので掃除されないほうが良いと説明しておりましたが、最近汚れが気になって歯ブラシで擦られた様です。

欠けた部分も言われないと判らない位で、お客様にも再度、正面文字のお手入れの注意点をお話して了解して頂きました。

弊社では、墓石の正面文字に基本的には色を入れません。彫刻文字の深さ(文字幅の1.5倍)で影が出来て文字が浮び上がります。

また、彫刻部分の凹の部分にも自然な汚れが付いて味わいが出てきます。

私はお客様にはその様に説明しております。

お墓のお手入れでは、特に正面文字の所の汚れが気になるかと思いますが、どうしても掃除される場合は細い部分は特に注意してください。

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お米の季節になりました。

2017年09月06日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

みなさん、こんにちは。本店の義積です。

9月に入り、少し秋らしい季節になりました。私の家の近所の田んぼでは稲刈りが始まりました。今年の稲の出来はどうなのでしょうね。さて、ご飯の事を「シャリ」や「」銀シャリ」と言いいますが、この舎利を漢字で表すと「舎利」です。
舎利は仏教に深くかかわっている言葉です。仏教辞典には、仏舎利とはお釈迦様の遺体・遺骨に相応する。お釈迦様が亡くなられ後、その遺体は火葬され、八つの部族に分け合った。彼らはそれぞれの自国に仏舎利を納めた塔(舎利塔)を建てて供養した。スゥーパといわれる「塔」に納められました。と、書いてあります。ストゥーパは、「お墓」を意味する古代インド語です。これが日本にも伝わりお寺の三重塔や五重塔にも必ず仏舎利が納められました。日本のお寺には塔がありますね。しかし、お釈迦様の仏舎利は、限りがありますので、それに匹敵するものがありました。それが写経を仏舎利の代わりに納めて供養されました。
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在る説には、仏教では舎利、すなわち骨は土に帰ると肥やしになり、稲、麦など穀物になって、命をつなぐ役に立ってくれるという事から、穀物は舎利からなるものであり、非常に尊いものだとされるのです。この教えが日本に伝わり、日本では米のことを「シャリ」と呼んで尊ぶようになったそうです。大切に育てられたお米を、しっかり味わって食べたいですね。
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伊吹山の記念碑

2017年09月05日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

伊吹山は岐阜県と滋賀県にまたがる標高1,377mの山です。実は弊社が昭和42年に初代藤四郎が樽谷製袋㈱さまの依頼で記念碑を建立しています。

先日、知り合いの方が「森田さん伊吹山に記念碑を建てられてるのですね。ビックリと感動で写真を撮りましたよ」と声を掛けていただきました。私も嬉しくて、あらためて祖父がご縁を戴いた仕事に感謝です。
記念碑には、
 伊吹山頂上 標高1,377メートル
一.お互に手をとりあって秩序を守り 楽しい登山をつづけましょう
一.お互に自然のめぐみに心をよせて 花と緑をそだてましょう
一.お互に霊峰伊吹の山に精進し みんなの幸せをきずきましょう
と彫られています。
伊吹山に登られることがあれば是非、頂上の記念碑の前で写真を撮ってくださいね。
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石の吸水率って?

2017年09月04日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

弊社の展示場の値札には、「石の吸水率」を数値で表し、★印で評価しています。
如来型9寸バングレー.jpg
↑こんな感じです。
吸水率とは、石材が水分を吸収する割合を数値で表したものです。簡単に言えば、どれだけ水を吸うか・・・という事です。数値が低いほど、水を吸いにくい石ということになります。
墓石は長年、風雨にさらされた状態で建つことになりますので、水分が抜けないまま長年経過すると「ひび割れ」や「変色」の原因になると言われています。また寒い地域では、凍害などの影響が出る恐れがあります。もちろん、どんな石でも、水を全く吸収しないということはありませんが、出来るだけ吸水率の低い石を選ぶことにより、劣化が起こりにくいといわれています。
もちろん、条件は様々ですので、そこばかりにこだわることはないと思います。ご自分がどこに重きを置くのか・・・色、価格、産地、形など、こだわるポイントは個人によって違ってきますが、気にするポイントの1つとして、展示場へ来られた際には吸水率の★マークも見てくださいね。

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知っておきたい「寿陵墓」

2017年09月03日 08:00

福島 正弘
福島 正弘
滝野店の福島です。
9月になり、だいぶ朝晩は涼しくなってきました。ただ日中はまだ気温も高く、寒暖差がありますので体調管理には十分気をつけたいと思います。
皆さんは「寿陵墓(じゅりょうぼ)」をご存知でしょうか?生前墓(せいぜんぼ)」とも言います。「寿陵」の「寿」という字は長寿・長命など命を長らえるという意味で使われており、「陵」は「みささぎ」と読み、古来中国では「皇帝の墓」と言う意味で使われておりました。日本でも天皇の墓を「御陵(ごりょう)」と言い、私の出身地である京都には「御陵」と書いて「みささぎ」と読む地名もあります。京都の山科区にある地名ですが、こちらには天智天皇(中大兄皇子)の陵墓「天智天皇山科御陵」があり地名の由来となっていると思われます。
中国では生前にお墓を建てることが長寿を授かる縁起の良いこととされていました。秦の始皇帝をはじめ、歴代の皇帝はみな「寿陵墓」を建てています、これは権力の象徴といった意味合いもあったのかもしれません。そのような起の良い「寿陵墓」には様々なメリットがありますのでいくつかご紹介したいと思います。
・次の世代の方の負担が軽減される
誰か身内が亡くなった時、「すぐにお墓を・・・」と思われても、立地のことや墓石のこと、どの様なお墓にしようか?などなど、時間も費用面でも負担はかかってきます。その点「寿陵墓」を建てておけば、いざという時「安心」であると言えます。また「お墓は課税の対象にはなりません」ですので、相続の際にも「相続税」はかかりません。「不動産取得税」や「固定資産税」など発生しないので「節税対策」にもなります。
・自分の気に入ったお墓を作ることが出来る
たくさん種類のある石や、デザイン、場所など自分の思い描いていたお墓を作っていくことが出来ます。
お盆に皆さんが集まられた時にお墓の話になった、前から少し気にはなってたなど仰っていただける方も沢山おられます。この機会に「寿陵墓」検討なさってみては如何でしょう?「相談だけ」「店の近くまで来たから」など大歓迎です。実際に展示品を見ていただいたり、ご提案させていただくことで、よりイメージが広がっていくと思います。一生のうち、何度も検討されることでは無いと思います。だからこそ、ご自身で納得のいくお墓つくりのお手伝いをさせていただければ嬉しいです。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く