森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年08月 -
篠山史探訪「マリア像があるお寺」
2018年08月31日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
以前に、あるお客様から
「うちの菩提寺の横にマリア観音像がある、珍しいでしょ」
というお話を伺い見に行きました。
篠山市大渕にある「福聚山長徳寺」というお寺で普段は無住寺です。
元亀・天正(1570~1590)の頃に創建されたが、大破していたのを文禄元年(1592)、再建したとされています。
入口には目印の標柱がありというか、これがなければ行き過ぎてしまう様なところでした。
そこから山道を登っていくこと数百メートルほど。
最後に階段を登ると見えてきました。
廻りを見てもこの階段以外に道らしきものは無い、この建物どうやって建てたのか?
そちらも気になります。
もちろん、いつでも開いている訳もなく、しっかり施錠されていました。
この中にマリア様が居られるのですが・・・
『当初は、波多野氏やその関係者によって保護奨励されたキリスト教寺院であったが、キリスト教禁制により廃滅し、この地に移されて曹洞宗に改め、寺名も変えたのだろう。その中でキリスト教信仰は続けたのである』とのことです。
ここの観音堂には、キリシタン弾圧後は「子安観音」とか「子育て観音」と言ってきた「塑造マリア観音立像」が安置されています。
今年は長崎・天草の「潜伏キリシタン」が世界文化遺産になりました。
江戸時代に弾圧を受けながらも信仰を守り抜いた人々の歴史を今に伝えている、ここ篠山でもそういう時代があったという現実を知りました。
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お寺で婚活2
2018年08月30日 08:00
こんにちは、本店の義積です。
あと2日で8月が終わります。いつのまにか近所の田んぼの稲穂が実りの時を迎えようとしています。季節の移り変わりは早いですね。
さて今年の春先にこのブログでご紹介いたしました「お寺で婚活♡」の第二弾です。前回は私の仕事の知り合いの方も何人か参加されました。
結果は聞いておりませんが・・・。前回お世話われたお寺様に聞くと、多くの参加者がおられたそうです。
登録方法は「吉縁会」のホームページをご覧ください。まずは新規登録会に行かないといけません。
登録会は9月2日(日)、会場はいくつかあるのですが、この近所でしたら山南町太田の慧日寺様で行われます。
そして本番は9月30日(日)亀岡市の龍漂寺様で行われます。気になる費用は全て無料です。お世話いただく方は、お寺様なので安心です。
そろそろ良いご縁をとお考えの方は、ぜひご参加ください(^-^)
私も参加しようと思いましたが、年齢制限でアウトでした~(笑)残念!
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神社の古絵馬
2018年08月29日 08:00
代表の森田です。
先日、神社で工事をしておりまして、お昼ご飯を拝殿でいただきました。
夏場は神社の拝殿はとても涼しく快適です。食事の後、お昼寝をしようと思い・・・おっと本殿に足を向けてはダメだと思いながら寝転びました。
すると数多くの古絵馬がたくさん掲げてあり、牛や鳥などが描かれていました。神様に本物の牛や鳥を奉納できないので、絵馬にして奉納することが江戸時代中期から大正にかけて流行ったそうです。
この絵馬には寛政2年と書かれていたので、元号検索アプリで調べると228年前の物でした。どんな人が書かれたのかな?
これが奉納されたお正月はここで酒盛りでもされたのかな?そんな事を考えながらタイムスリップした気分になりました。
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水子地蔵様
2018年08月28日 08:00
本店 山崎です。
お墓にあるお地蔵様は、そのほとんどの場合が「水子地蔵」として設置されています。
仏教では、親より先に死んでしまった子供は、親不孝をした罪となり賽の河原で石を積まなければなりません。親を思いながら、徳を積むために一つずつ石を積みます。
しかし、その石積みを鬼が崩して邪魔をしてきます。そこへお地蔵様が現れて子供たちを救ってくれるという考え方から、亡くなった子供を守るためにお地蔵様を設置するようです。
弊社で使用するお地蔵様ですが、その多くは舟形地蔵と言って、背中に船の形をした飾りを置いた物です。同じ舟形地蔵でも見た目にいくつか違う種類の物があります。
①合掌地蔵
弊社ではこの合掌地蔵をよく使用しています。合掌している水子地蔵は、水子の母親代わりの慈母地蔵尊とされています。母が子へ与える愛情のように深い慈愛の心を持ったお地蔵様です。
②錫杖(しゃくじょう)地蔵
賽の河原で石を積んでいる子供たちを救いにきた地蔵菩薩とされています。先に書いたように、石を積む子供を邪魔する鬼から救うお地蔵様です。
③子を抱いた地蔵(子安地蔵)
これは、妊婦の安産を守護してくださるお地蔵様です。また、子供が健やかに成長することをお守りしてくださるお地蔵様でもあります。
子供を亡くすという事は想像するにも耐えがたい辛いことです。軽々しく言えませんが、生まれて来れなかった子供、また幼くして亡くなった子供へ冥福の意味を込めても、水子地蔵を見かけたら手を合わそうと思います。
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お墓を建てるきっかけ
2018年08月27日 08:00
滝野店の福島です。
お盆を過ぎ、暑さも和らぎ幾分か過ごしやすくなりましたが「平成最後の夏」は記録的な暑さでした。
来年には年号が変わりますが、忘れてはならないのは来年10月には消費税も上がると言われている事ではないでしょうか。
お墓を建てるタイミング
皆様の中には、お墓の費用を生前に準備し「相続をしてからお墓を建てよう」と考えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご自身のお墓に必要なお金を残すことは素晴らしいことですが、そのお金には相続税がかかってしまいます。ですが生前にお墓を購入しておけば、お墓の相続税はかからないのです。
現在、お墓などの祭祀財産は非課税となっているので、同じお墓を購入するにしてもお金で残すかお墓で残すかによって相続税の課税対象になるかならないかが変わり、その差が数十万円以上となる場合もあります。
案外時間がかかる
前述したように来年の10月から消費税が8%から10%に上がります。
墓石を建立する費用は決して安いとは言えません、増税前は駆け込みのお客様が増える傾向にありまので、ご契約までにお時間を頂かなければならなくなる可能性もあります。
お墓は自分一人で建てるものではなく、家族や親族の方と一緒に考えて建てるものだと思います。
色々な届出があったり、墓地を決め、デザインを決め、石種や彫刻を決めて等々、一言でお墓を建てると言いましても今後何十年何百年と継承されていくものなので決まるまでにはお時間がかかって当然のことだと思います。
「来年の10月なら、まだ一年もある」ではなく「あと一年しかない」だと思います。
「お墓を建てるきっかけ」は人によって考え方がそれぞれですが、変わらない事実(消費税や税金等)もありますので、そこを軸に考えてみられてはいかがでしょうか。
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お盆前のリフォーム工事②
2018年08月26日 08:00
滝野店の中村です。
前回に引き続きお盆前のリフォーム工事の様子をご報告致します。
今回のお客様は霊標の追加彫刻の加え、敷地内の「砂」でお悩みでした。
お墓建立時に敷地内の仕上げを「焼砂」にされていたのですが、これが野良猫の標的になり、ここで糞をするようになりました。
そこで焼砂からファイバーレジンに変更することになりました。
加えて、墓石等の洗浄やペイントのし直し等も行いました。
まずはこのように砂をスキ取り、拝石や物置台などを撤去していきます。
既存墓石の周りはほとんど隙間が無く、ファイバーレジン施工が難しいので下の台を撤去し、新たに台を作成しその上に竿石を設置しました。
拝石を据え直していきます。
墓石等を洗浄します。
家紋や彫刻してあるところは全て色を入れ直しました。
最後に養生してファイバーレジン施工です。
今回の骨材は元の焼砂に雰囲気の近い「紅サンゴ」です。
完成がこちらです。
ペイントし直しや洗浄をしたことでまるで新品のように綺麗になりました。
また、ファイバーレジンで猫の糞や草引きから解放され、大変喜んで頂きました。
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追加のご依頼
2018年08月25日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
今回はお墓を建てて、その半年後に再度追加工事をご依頼いただいた方のお話です。
三田市の市営霊苑で墓石建立させていただきました。
その半年後に再度ご来店いただきました。
ローソク立と物を置く台がほしいとのご依頼でした。
篠山店展示のデザイン墓のローソク立のデザインで作成しました。
物置台は単体ではなく、巻石を台にして、ワンポイントで黒い石で作成することになりました。
この階段の、前と横の巻石を台の一部として使用します。
それぞれ、こんな感じで据付しました。
お客様は、お墓を完成してみて、色んなお考えが出て、ご依頼いただけました。
私としては、建立時にもう少しお話を詰めることができなかったのかなと反省と自問したお手伝いでした。
石の紹介「K12」
2018年08月24日 08:00
仕入担当の森田です。
今日は石のご紹介をします。
「K12」という石です。
名称:G1704、G1716
産地:中国黒龍江省
見掛け比重:2.676g/c㎥
吸水率:0.073%
圧縮強度:118.46N/㎡
(日本石材産業協会発行の「墓石用石材規格カタログ」より)
色んな呼び名がある石
K12というのは通称です。名称のところにもあるように、いろんな場所からこの石は採れるため、色の濃さや目合によって付けられています。
黒龍江省の石もそれなりに歴史があります。はじめにK1とかK7と言われていた石は、昭和の後半から平成の頭に掛けて輸入されていました。
当時は原石での輸入も多く、黒点が多かったり、ブロックにより色違いが激しかったりで、とても作りにくい石と言われていました。
それから、様々な石が黒龍江省からは産出されておりますが、細かく分けるとあまりに種類が多くなるので、この手の石はK12で大体同等の品質の石が入るようになっています。
K3、K4、K9、K16・・・とか色々あるみたいなのですが、どれもK12より少し色が薄いだとか、目が流れている等、平たく言えばK12とは言い切れないとの感覚なのかなとも言えます。
品質やスペック
先ほど記載しております「見掛け比重」「吸水率」は、日本の銘石である天山石に非常に近い値になっております。見た目もよく似ており、非常に品質の高い石だといえます。
「圧縮強度」についても、大島石と同じぐらいです。なかなか優秀です。
見掛け比重:2.676g/c㎥
吸水率:0.073%
圧縮強度:118.46N/㎡
この石の問題点
品質もとてもよく、色も濃くて理想的な石のようにも思えるK12ですが、心配なこともあります。それは・・・
①色がさめる
②色違いが出る
③キズが出てくることがある
この問題の多くは、生産段階での不正やゴマカシです。薬品などを塗ってゴマカシていれば、私たち小売店は気づかずに建ててしまいます。
そして、後から問題が発覚した時には大変なことになります。
こんな理由から、弊社では1998年~2010年までの間、この石はお客様には一切おすすめしておりませんでした。
もちろん、お客様からご要望があった場合にはご提供はしておりました。
最近は、この様な不正がかなり減ったことと、工場を指定することで「おすすめ」することができるようになっております。
まとめ
本日はK12をご紹介しました。この石ほど、石屋さんによって千差万別な説明がなされている石はないと思います。
しかし、その説明はヒドイものも中にはあります。例えば、
「寒いところから採れるので良い石です」・・・何の根拠もありません。
「品質は一番いいです」・・・いい石は色々あります。
「◯◯大島です」・・・紛らわしいネーミングは詐欺です。
こんな説明をする石材店は要注意です。
先にも書きましたが、色違いやスジが出やすい石でもあり、とても難しい石ですが、キレイに揃うととても良質でいい石です。
ぜひ、信頼できる石材店からご購入ください。
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いよいよ始まります。
2018年08月22日 08:00
こんにちは、本店の義積です。
毎日暑いですね。しかし、お盆を過ぎましたら、少し暑さが和らいだ気がします。テレビを見ていますと、台風がダブルで日本に近づいてきております。
今年は異常気象で多くの被害がありましたので、これ以上被害が出ないことを祈るばかりです。
8月18日に、弊社葬儀会館の和田会館の地鎮祭が行われました。地鎮祭とは、土木工事を行う際や建物を建てる際に、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。
土木工事をする土地の氏神様の神主をお招きして地鎮祭を執り行います。お供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄めていただきます。
当日は地元の宮司さんに、お払いをしていただきました。
和田会館は、薬草公園の道を挟んで向かい側の竹藪があった場所になります。あの竹藪が無くなり、ようやく葬儀会館の建設の一歩が踏み出せました。
完成しましたら、地元の方々に親しまれる会館にして行こうと思います。地域の皆様、工事中はご迷惑をおかけします。
また会館が完成した時には、どうぞよろしくお願い致します。
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