森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2019年01月 -
またきてね
2019年01月31日 08:00
本店の中道です。
先日建立したお客さまの墓石に「ありがとう」の文字を台石に刻みました。
「ありがとう」「感謝」などは多くの方にに人気の言葉で、私も大変好きな言葉です。
彫刻する書体も文字CAD(パソコンの文字)で出力した文字では何か味気ないのでサンプルをさがすのですが、比較的沢山のデータがあり、探しやすいです。
今回はお客様の要望で「またきてね」のことばの彫刻でした。これはサンプルも何もありません。ここで、今回書家の先生になったのが、うちの社長です。
「ありがとう」の書体に合わせて、一肌ならぬ、ひと筆書いてもらいました
これには、お客様も大変感動して頂き、とても喜んで頂きました。
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神殿をあたらしく②
2019年01月30日 08:00
滝野店の髙梨です。
さて今回は工事の前半をお伝えいたします。
前回、修祓の御祈祷をして頂きました祠はご神体もなく、言わば「ただの木箱」状態になってしまいました。
これをクレーンで一気に撤去します。
クレーンが使える現場であればこその方法です。
撤去した後の設置面はレベル(平ら)が出ていなかったため、モルタルで平らにします。
その上にお社を建てていきます。
接着する部分によってコーキングボンドとエポキシ樹脂系2液性の接着剤を使い分けます(エポキシ系は硬化すると二度と外せない程の強度です)。
次回は屋根工事からをお知らせ致します。
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三回忌の法事を機に…
2019年01月29日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は、三回忌の法事を機に、新しく代々墓をする話です。
お墓を触る事って、生涯でそうそうあることではないですよね。それを機に、今まで気になっていたところを直し、きれいにした様子をご紹介致します。
新しくなる前がこちらです。
五輪塔とお地蔵さまはそのまま使用し、夫婦墓を代々墓と霊標にまとめます。
お客様が気になっていたのがこの階段です。
段差があり年配のお母様が登るのにはちょっと高いのと、落ち葉の掃除が大変とのことでした。
そこで、階段を一段増やすことで、段差を低くしました。
また、階段の表面をコンクリートで仕上げをすることで、たくさんの落ち葉をほうきで掃けるようになりました。
区画内も同じように、たくさんの落ち葉が降り注ぎます。こちらは、お馴染みファイバーレジンで対処し、落ち葉も簡単に掃き出せます。
延石のズレが気になる継目には、ステレスの金具を入れ固定します。
きれいにしたのは、五輪塔とお地蔵様です。
既存の五輪塔前には、簡易な花立が据付られています。
五輪塔は、新規の花立にし、新たに水鉢台・供物台を取り付けました。
また、五輪塔もお地蔵さんも洗浄をし、薄くなっている文字を再ペイントすることで、新品かと見間違うような五輪塔とお地蔵さんになりました。
今回のリフォームで、階段の上り下りが楽になり、ファイバーレジンでお掃除も楽になったこと、大変喜んでいただけました。
このように、少し手を加えることで今まで不安だったことが解消します。
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オーダーメイドのお地蔵さま2
2019年01月28日 08:00
滝野店の吉田です。
前回に引き続き「オーダーメイドのお地蔵さま」です。
幾つかの作品例の中から気になるお地蔵さまを選んでいただき打ち合わせの上、最終のラフ画が完成しました。
やさしい顔立ちのお地蔵さまで、たまごのような殻に守られています。
特にお客様は、この殻に守られているイメージが気に入られています。
40数センチの全高で、よく使う舟型地蔵さまと同じくらいの高さですが、たまご型ですので、左右前後のボリュームはあります。
このラフ画を基に、これから製作に取掛かります。そして、製作途中の確認を経て、「オーダーメイドのお地蔵さま」の完成・納品となります。
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1つで3役の三尊仏掛軸
2019年01月27日 08:00
こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
皆さんのお宅には仏壇ありますか?
昔ながらの大きな仏壇には真ん中に「ご本尊」、左右に「※脇侍(きょうじ・わきじ)」があると思います。※ご本尊の両脇で本尊の補佐をする仏のこと
大きな仏壇では、仏像でお祀りされていると思いますが、このような掛軸タイプでも問題はありません。
住宅事情により、仏壇も小さなものが増えてきています。小さな仏壇の場合には、スペースも限られるので仏像より掛軸タイプやスタンドタイプが多く使われます。
今回ご紹介するのは、さらにスペースの有効活用ができる掛軸とスタンドです。
よく見ていただけると分かりますが、1つに3体の仏様が入っています。これが「三尊仏」の掛軸とスタンドです。
これにより、さらに省スペースでも本格的に祀ることが可能です。
小さい仏壇でシンプルにお祀りされたい方に、おすすめです☆
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草の生えない墓地(ファイバーレジンその⑦)
2019年01月26日 08:00
本店の高橋です。
草の生えない墓シリーズ第7段。今回は新規に建てるお墓にファイバーレジンを施工しました。
施工前、墓印を建てて仮の納骨をしています。
全体の土を少し取り除いて基礎ベースを打ちます。
鉄筋を敷き詰め、所々に水抜き穴を設けます。
コンクリートを流し込みます。
前もって用意していたスペースにカロート(納骨室)を据付ます。
周りは石で囲まれていますが、底は土のままです。お骨を土に還す為です。
周りの囲いの巻石。
コーナーの継ぎ目にはアンカーを打ち込み金具でしっかり固定します。
保護の為にセメントで覆いかぶせます。
ファイバーレジンの為にバラスで下地を作ります。
写真では判りにくいですが、五色砂利でのファイバーレジン施工です。
お墓で一番よく見られる五色玉砂利の感じです。
施工後丸一日ぐらいは養生させますので、こんなふうに注意書きします。
完成です。
良いお手伝いが出来ました。
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石造美術ってなあに?
2019年01月25日 08:00
仕入れ担当の森田です。
今日はこの「石造美術ってなあに?」という本のことをご紹介します。
この本は2014年に石文社から発行されました。元になっていますのは三橋國民先生のお話です。
三橋先生については以下をご覧ください。
この本が出版される前の2011年2月に、私は一度先生のお話を直にお聞きする機会がございました。この本にも紹介されている町田市の勝楽寺でした。
当時でさえかなりのご高齢でしたが、お話はとてもパワフルで
「みなさんが真剣に石のことを考えていいものをお客様に教えてあげてください」
という趣旨のことをお聞きした記憶があります。
ふと思い出して、この本を読み直しました。あの時の講演の記憶が蘇ってきました。本の中では話の内容と並行して先生の作品も紹介されています。それがまたいいんです。実際に先生の作品もその当日に見ました。その時は「新しいのにこんなにいいなんて…。」と思いました。
近年につくられた宝篋印塔なのにどっしりとしていて魅力があります。室町時代や鎌倉時代の石造物にいいものが多いのは分かりますが、こんな現代にもこれをプロデュース出来る人がいて、それをものに落とし込める人がいるのだなと思いました。
先生のことが気になって調べましたら、昨年の2月にお亡くなりになっておられました。
行年97才でした。業界紙等で載っていたのかもしれませんが見落としていたようです。
ご冥福をお祈りいたします。
ちなみにこちらが先生のお墓です。その当時に見せていただきました。三尊仏があり、古い灯籠がありカッコいいです。
この本は石文社でも販売されています。当社にも数冊ございますので、もしご興味がございます方は弊社までお声がけください。
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かなりの難所
2019年01月24日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
昨日から工事している現場です。
篠山市でも施工し難い墓地の一つです。階段が2か所あり、そこから先は、ほぼ人力での搬入になります。
通常、弊社では2人一組で施工していますが、この日は1人増やして3人体制です。
チェーンブロックで吊り上げては、歩み板の上をまくって上段へ上っていきます。 *「まくる」石屋の専門用語で転がすという施工方法
この墓地は低い山の中腹にあり、南東側を見下ろせば観光名所の篠山城址の大書院も見渡せます。
見晴らしは良いのですが、石屋泣かせの墓地です。本日で工事完成予定です。
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お墓ディレクター試験開催
2019年01月23日 08:00
本店の義積です。
先週からインフルエンザにかかり高熱のため6日間仕事を休み痩せ細りました(ちょっと嬉しい)。
全国的に流行ってそうですので、皆様もお気を付けください。
さて、今日1月23日は「お墓ディレクター試験」が行われます。
聞きなれない言葉かもですが、お墓ディレクターとは、一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、お墓に関する幅広い知識と教養を兼ね備えた人を目的とされています。
お墓ディレクターには1級と2級があり、同協会が主催するお墓ディレクター検定試験に合格する事で取得することが出来ます。検定試験では、お墓の種類や形状、歴史や文化、石材の種類や加工法、墓地、埋
葬に関する法律、供養に関する知識など、お墓に関する幅広い知識が問われます。
私も昨年1級に挑戦し合格致しました。1級は筆記試験もありましたので猛勉強したことを思い出します。
当社では、私以外にも営業は全員資格を持っております。今年は当社から2人検定試験に臨む予定でしたが、1人がインフルエンザのため欠席となり、1名のみの挑戦となりました。合格できるように祈っております。
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石のテーブル
2019年01月22日 08:00
代表の森田です。
今日は弊社で実際に使用しています石のテーブルをご紹介します。
サイズは1300mm✕1300mm、石の厚みは25mmです。
石種はインパラブラック(ラステンバーグ)という南アフリカ産の石で、建築材として床や壁などにもよく使用されます。
黒っぽい石で、どこに使っても合う色目で、石質も非常に固く艶ボケもあまりしないので私自身も大好きな石です。
このテーブルは10年ほど前に事務所のデスクとして作成しましたが、古さも感じること無く10年前とほぼ変わりません。
特に石のテーブルの良いところは、作業性の良さです。
カッターナイフなどで紙などを切る時は、通常はカッティングマットなどを敷かないと天板に傷が入ってしまいますが、石の方が硬いので傷がほとんど付きません。
現在は「作業台」と「ミーティングデスク」として使っています。難点はとても重いので移動するときは男4人くらい必要です。
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