森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年06月 -

生コンのポンプ車

2018年06月30日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

今回はコンクリートを大量に使用する仕事になります。集落の共同墓地の広場部分にコンクリートを打設します。
これまでは雨が降れば水が溜まり、その土もネタついて足元が悪い状態だったのです。
生コンのポンプ車①.JPG
上の写真が現状です。
全体的に少し土を取って、雨水がうまく流れて行くようにコンクリートを打ちます。
生コンのポンプ車②.JPG
上の写真で碁盤の目の様に見えるのが強度を増す為の鉄筋です。
ところどころにコンクリートの収縮対策のクッション材を入れます。
生コンのポンプ車③.JPG
これがポンプ車です。
右側のコンクリートミキサー車から生コンを受け取り、上に伸びているホースを通して現場へとコンクリートを運びます。
現場では職人が待ち構えて、ホースから次々と出てくるコンクリートをトンボやコテを使いながらうまく捌いていきます。
生コンのポンプ車④.JPG
生コンのポンプ車⑤.JPG
コンクリートに含まれる水分の状態を調節しながら、何回も何回もコテなどを使い仕上げていきます。
乾くのがあまり早過ぎてもよくありません。微妙な手作業が大事です。
生コンのポンプ車⑥.JPG
綺麗に出来あがりました。
うまく勾配がつけられていて、雨が降ってもうまく水が流れていきます。
集落の方々に喜んで頂きました。

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Q.無縁になったお墓を整理したいのですか・・・

2018年06月29日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は墓地の管理をされている方とお話したことを書きたいと思います。
Q.無縁になったお墓を整理したいのですか・・・
墓地の管理者といっても田舎の共同墓地では、自治会長が兼務とか、持ち回りで墓地委員をしているとか、昔から何となくあの人がしているから、という感じでプロではありません。ですから、こんな事例があると大変です。
無縁墓地とは
そのお墓には誰も継承者や縁故者が残っていない状態のことをいいます。ですから、ほとんどの場合は管理料が支払われておらず、雑草も生え放題になっています。
お墓って勝手に撤去できるの?
もちろん出来ません。しかし、無縁のお墓で一定の手続きをとれば撤去することは可能です。その手順をご紹介します。
1.官報に、死亡者の本籍・氏名、墓地使用者などを掲載し、縁故者などは一年以内に申し出てほしい旨を公告します。
2.お墓地の見えやすい場所に立札を設置します。その内容は官報に載せた内容と同じものです。
3.1年待って申し出がない場合には、無縁であると認められます。
以上の手続きをしてはじめて、改葬許可申請書を出すことができます。この手続きが完了しますと、中のお骨を取り出して納骨堂や永代供養塔に改葬されます。実際にされる場合には、石材店やそのお墓のある市役所でご相談されることをおすすめします。
昔は大変だった
この手続きは平成11年の法改正で簡単になりました。それまでは官報ではなく2種類以上の日刊新聞(もちろん全国版)に3回以上載せなければなりませんでした。費用にすると数10~数100万円にもなったようです。そう考えれば簡単になりました。
まとめ
今回は無縁墓地の整理についてお話しました。お墓が無くなってしまうのは悲しいことですが、放置されたままのお墓が墓地内にありますと、蜂の巣ができたり、虫が大量発生したり、周囲にいい環境とはいえなくなります。気持ちいい環境をつくりたいものですね。

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地震対策

2018年06月28日 08:00

上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

先週の大阪北部地震から10日余りが経ちましたが、被災地では余震も続きまだまだ不安な日々が続きます。被災された方々にはお見舞い申し上げます。

昨日、訪問した篠山市にあるお寺様は保育園も運営されていて、通園路に面している老朽化したブロック塀の取り壊しをしていました。

ニュースでも伝えていた控塀の有無や鉄筋の量等、何よりも塀にヒビが入っていました。

地震.JPG

お話を伺うと、高槻市の小学校でのあの痛ましい事故を受けての対応という事でした。

地震2.JPG

お墓については弊社では、阪神淡路大震災以降に新規墓石建立時の免震(吸震)施工を標準化しております。

地震3.JPG

これが振動を吸収するゲルパッドです。

地震4.jpg

(施工方法に一部企業秘密がありモザイクがかかっています)

地震大国日本、いつ起こっても不思議ではありません、建築業界ではあたり前の地震対策。お墓もこれからは免震です。

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葬儀用提灯と盆提灯

2018年06月27日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

先日の休みに両親の3ケ月ぶりにお墓そうじに行きました。少し来ない間に墓地には草が生え、枯葉が散乱しかわいそうな態でした。一時間ほど掃除をし、両親のお墓と六地蔵さんに手を合わせすっきりした気持ちになりました。
今週で6月も終わり、来月は7月です。季節の移り変わりは本当に早いですね。7月に入るとお盆の準備をされる方がたくさんいらっしゃいますが、もう始められていますか?盆用品の一つに提灯があります。葬儀で使用した提灯を初盆に使うという地域もありますが、形は似ていても本当はそれぞれの意味があるのです。葬儀の提灯は、故人の魂が安らかに成仏する事を願うためのものです。盆提灯は、仏さまになられた故人を含むご先祖さまをお迎えし、お送りする為のものです。
また、お盆には、先祖様が戻って来られると言われています。あの世とこの世の距離はどの位の距離なのでしょうか。正直よく分からないですが、調べてみますと「十万億土」だそうです。ピンとこない距離ですが、おそらくとても遠いのでしょう。とても遠いのであれば、ご先祖様はよく道を間違えないなと思います。毎年通う道なので大丈夫なのでしょうか⁉しかし、まだ霊に成り立てのご先祖様の場合は、やはり少々不安。家の目印のために、新盆(亡くなって最初に迎えるお盆)のお宅は霊が道に迷わないよう盆提灯を飾るそうです。提灯の優しい灯りはそのような意味があったのですね。
20180627盆提灯.jpg
提灯も良いですが、こちらのローソクも素敵です。
20180627いろは1.JPG 20180627いろは2.JPG
高さは約15cmのLEDローソクです。本物の炎のように揺らめきます。
大切なご先祖様をお迎えする準備をし、お盆に楽しいひと時になると良いですね。

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石張り検定

2018年06月26日 08:00

森田 茂樹
代表の森田です。

今年も兵庫県石工技能士会主催で「石張り検定」が行われました。私は本年も検定委員として審査をしました。

年々検定を受ける方も減少しているのですが、今年は他府県からの受検者が多くてビックリしました。
東京オリンピックや大きな公共工事は技能士の免許が必要で、いろいろと調べたら兵庫県で開催していることを知り申し込まれたそうです。
IMG_6829.jpg
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検定課題は、鉄の柱にみかげ石を貼り付けます。
石が外れないように各石にドリルで穴を開け、5ミリの針金を穴に差し込み反対側は鉄の柱に巻き付けます。
なかなか針金が固くて巻きつけるのにもひと苦労です。私は20年ほど前にこの検定を受けたのですが、その時は毎晩必死で練習をしました。
CIMG2208.JPG
こちらが課題の完成写真ですが、3時間半の時間制限があるので、かなりハイペースでやらないとタイムオーバーで失格になってしまいます。
今年は何人の合格者が出るのでしょうか。

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数珠の意味

2018年06月25日 08:00

山崎 倫子

本店 山崎です。

葬儀参列などの際に、欠かす事の出来ない物の一つに数珠があります。私たちにとって、身近な仏具です。

そもそも数珠は、念珠とも呼ばれ、もとは念仏を唱える時に何回唱えたかを数える際に玉を一つずつ数えるために使われていました。玉の数は、108個が基本とされています。
108という数は心に108の動き、変わり、乱れがあるという煩悩を表す数字です。最近では、半分の54個、さらに27個などといった数珠もあります。
また、数珠が丸い輪になっているのは、仏の心を私たちの心の中に通し、丸く素直になる事を意味しています。持ち主を守る厄除け、お守りとも言われており仏との縁をつなぐ仏具です。
数珠の数は各宗派によって異なり、おおよそ70種類もあると言われています。宗派ごとの数珠を本式数珠と言いますが、どの宗派でも使う事の出来る「略式数珠」を最近では使う人が多いようです。
急な葬儀では数珠を持たない事は失礼には当たりませんが、数珠の貸し借りはマナー違反になりますので、ご自分好みの一つを持っておくとよいですね。
数珠イラスト.png

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お盆の準備はお早めに

2018年06月24日 08:00

福島 正弘

滝野店の福島です。

お盆が近づいて参りました。

私の担当させて頂いている地域では、初盆に合わせて白木の位牌から本位牌(塗りの位牌)に変えられる方が沢山おられます。

「お盆までってまだ日数あるじゃないか」

と思われるかもしれませんが、お盆が近づいて来ますとお寺様も忙しくなられるので決して早いという事はありません。

例えばご夫婦のどちらかが先にお亡くなりになっており、位牌を作っておられたとして、今回新たに連れ合いの方のご戒名などを彫刻するといった場合があります。

この場合、彫刻をする為に位牌をお預かりさせていただくのですが、お寺様に依頼していただいて「抜魂(お性根抜き)」をしていただく必要があります。

お預かりして彫刻し、お届けするのに約2~3週間ほど納期をいただきますので決して早いということはないと思います。

同様に墓地にあります霊標(戒名板・墓誌)などにも、まだ彫刻がお済みではない方がおられないでしょうか?

お盆には家族でお墓参りに行くので故人様の彫刻をしておきたい。と仰られる方もこの時期は沢山おられます。

「お盆までに」と考えておられる方はなるべく早めにお寺様に相談していただき、御用命いただければと思います。

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栗石を使った基礎工事

2018年06月23日 08:00

中村 淳
滝野店の中村です。
今回は基礎工事についてお伝えします。
今回施工した墓地は地盤の緩そうな場所でした。
そこでお客様には通常のベースに加えて”栗石”を敷く事をおすすめ致しました。
当社では通常、ベタ基礎を採用しております。それに加えて今回は”栗石”を敷きました。
栗石というのは岩石を打ち割ってつくる小塊状の石材のことで、楔状に交互に敷きこみ地盤を固めるために用いられる石材のことです。
こちらが施工前です。
①施工前.jpg
まず根堀りといってベースを打つ部分を掘削していきます。
根堀り.JPG
次に転圧。掘った所をランマーという機械で締固めます。
転圧.JPG
そしていよいよ”栗石”の登場です。
下の写真のように敷き詰めていきます。
敷き込み①.JPG
敷き込み②.JPG
その後、砕石を入れて隙間を埋めて再び転圧をして締固めていきます。
転圧②.JPG
次に鉄筋を敷いていきます。
鉄筋.JPG
鉄筋を敷いた所にコンクリートを打設して完成です。
ベース完成.JPG
このように地盤が緩い場所には栗石を敷く事をおすすめします。コストは多少UPしますが、後々にお墓が傾いては本末転倒です。しかも傾いてから基礎をやり直すというと費用も大幅にかかりますので、是非導入をおすすめします。

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思い出の花~ファントーニ彫刻~

2018年06月22日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日、3年前にお墓をお世話になったお家に訪問させていただきました。
お伺いしたのは、奥様の7回忌のご命日のご訪問です。
こちらのお家のお墓に花の彫刻をさせていただきました。
ファントーニ彫刻という手法で彫刻しました。
このファントーニ彫刻は普通の彫刻と違って、立体的な彫り方が特徴です。
普通の彫刻では、色を入れないと花のデザインが見えないです。それに対して、この立体的な手法なら色を入れずとも見えるので、色褪せることもなく、石の自然な色合いで見え続けることができます。
P1140256.JPG
こちらのお家は「ガクアジサイ(額紫陽花)」をご依頼いただきました。
ご自宅のお庭に生前奥様が大事に育てられていて、ご家族で決められました。
P1180493.JPG
何も色は入れていません。
写真ではわかりにくいですが、細かい「がく」部分も凹凸があり、立体的です。
P1180998.JPG
P1180995.JPG
完成です。
そして、今回2年振りにご自宅に訪問させていただいたのですが、その「ガクアジサイ」が今年も咲いていました。
雨に濡れていて、すごくキレイでした。
恥ずかしながら、私はこのご縁で「ガクアジサイ」を知りました。
この花を見ると、このお家の事を想い出します。
P1410509.JPG
P1410508.JPG
Q.お骨を半分ずつに分けたいのですが

2018年06月21日 08:00

森田 浩介

仕入担当の森田です。

ここ丹波でも、人口の減少は深刻になりつつあります。でもそれは今に始まったことではなく、昔からある話しです。それが最近は子供の数が減少しているために、より深刻になっているのでしょう。
さて今日は、
「Q.お骨を半分ずつに分けたいのですが」という話です。
こんな田舎ではよくあるお話かと思います。ぜひルールに則って分骨を進めていきたいものです。


お骨を半分ずつに分けたいのですが
既にお墓に納骨されている焼骨を二つに分けることを考えてみます。この場合、分けてもらう方は「分骨証明書」を墓地の管理者に発行してもらい「移転」することになります。移転先の墓地では、この分骨証明書で納骨することが可能になります。
次に、両方のお骨とも移動する場合にはどうするのでしょう。この場合、片方が「改葬証明書」による移転(改葬)となり、もう一方が上の場合と同じ「分骨」ということになります。どちらが改葬でどちらが分骨でもも構いません。量が多い方が改葬という決まりもありませんので、自由に決められます。
ちなみに、どちらも改葬にしたいという要望が出そうですが、それは無理なようです。それは「埋火葬許可証、改葬許可証が発行されるのは、一体の遺骸、焼骨に対して一通だけ」という原則があるからだそうです。
また、分骨したものをさらに分骨する場合には、「分骨」の手続きで問題ありません。
こんな場合にもキチンと話を
冒頭のお話にもありますように、都市部で働き、所帯を持ち、すべての生活基盤が移ってしまっている場合、せめて親の遺骨だけでも近くの納骨堂や墓地に移したいと思われる方も少なくありません。
そんな時に、いきなり「墓じまい」をして、お寺も離壇して、お骨も全部移動すると地元の親戚の方とのトラブルになりかねません。まずは話をしてみて、分骨や永代供養などについてお考えになることをおすすめします。順を追って話せば、メディアで見るようなトラブルのほとんどは防げそうです。
まとめ
今回は分骨についてお話しました。お墓の焼骨は量も多く、届出も必要になります。しかし、ちょっとした分骨も最近増えています。それはアクセサリーた小さな壺を用いた「手元供養」です。
嫁いだ娘さんや、まだ学生の子供さんでも時々されています。昔から知っているようで知らない分骨、ご検討の際には参考にしてみてください。

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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く