森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年10月 -
こんな場合の墓地の継承は?
2018年10月11日 08:00
仕入れ担当の森田です。
お墓を継承する際にも様々なケースがあります。
先日、墓地の使い方について、複数の方がおられる場合のご質問がありましたのでご紹介します。
Q.お墓を二人で継承することは出来ますか?
墓地には「一墓地一祭祀主宰者」という原則があり、継承者は必ず一人と決まっています。
お墓は長い間に継承されていくものなので、今はお互いに何のトラブルもなくても、先々はどのような形でトラブルになるのかも分かりません。ですから、墓地の継承者は一人となっています。
但し、お墓の継承は長男とは限りません。後々のことをお考えの上、お決め下さい。
話はズレますが、お墓と仏壇の二つを二人でそれぞれ継承することは可能です。とはいうものの、一般的ではありませんので、その際には十分に検討してください。
Q.ひとつの墓地を二つの家で使えますか?
両家墓という考え方があります。
少子化の影響に伴い、最近では一人っ子同士や長男長女の結婚も珍しくありません。
両家のお墓が近いところにあれば両方をお墓詣りすることは可能ですが、遠方にある場合には管理が行き届かず放置されてしまう場合があります。そんな場合に考えるのが「両家墓」という方法です。多いのは、ひとつの墓石に両方の苗字が入っているものです。
では長男と次男がどちらも所帯を持っていて同じ墓地を使っていいものか。この場合には仕切りを入れてでも別にしておく方が無難です。
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一緒にお墓に入ろう
2018年10月09日 08:00
こんにちは、本店の義積です。
10月のこの時期は秋祭りがあちこちで行われいます。
窓を開けて仕事をしていますと、元気な子供の「わっしょい!」という声が聞こえてきます。お神輿を引いているのでしょうね。
突然ですが、あなたがお墓に入るとすれば、誰と入りたいですか?ご結婚されているのであれば、自分のパートナーと思い浮かべますか?
嫁いだら、姑や舅やと共にずっとお墓に入るのは当たり前?更に「墓守りは長男の役目」「お墓の引っ越しはどうする」
そんな話がたくさん出てくる興味深い本に出会いました。
本のタイトルは「一緒にお墓に入ろう」です。
銀行のエリート社員の主人公、旦那のお墓に入るのを拒否した妻、主人公と長年密かに関係を持っていた愛人の三人が奔走するお墓の「墓じまい」がテーマの物語です。
話の内容がとても面白いのですが、ここの物語を書かれた方は丹波市山南町の方なのと、主人公の実家は丹波市の設定なので福知山線が出てきたり、関西弁が出てきたりするのでとても親近感が湧きます。
私は本好きなので読むペースがもともと早いのですが、この本は3時間で一気に読めました。
読書の秋に読んで見られたらいかがですか?(^-^)
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玉垣を一新します<最終回>
2018年10月08日 08:00
灯籠の修繕工事
2018年10月07日 08:00
篠山店の園中です。
子供が遊んでいる時に、もし灯籠が倒れてケガでもされたら大変、との思いから修繕工事をご依頼されました。
火袋の下を見ると、一部欠けてしまっているところもあります。
この灯籠は、大正天皇の即位を記念して建てられたと言うことです。かれこれ100年の年月が経っていることもあり、あちらこちらにヒビが入っていました。灯籠も傾いて危険な状態でした。
修繕のご要望は、歴史あるものなので、使える部材は出来るだけ使用して残して欲しいとのことでした。
笠と中台と軸を新しくしそれ以外は、既存の部材を使うことにしました。
作業の前に、宮司さんにより、工事の安全祈願が執り行われたました。
しっかり組み直して、転圧して、これで灯籠が座る準備ができました。
この灯籠は、何かあると集合し、ここから揃って出かける場所で、地域のシンボルという事です。
全部が新しいなるのでなく、昔の名残りを残して修繕できよかったと、喜んでいただきました。
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巾広位牌
2018年10月06日 10:00
滝野店の吉田です。
今回は、巾広位牌にてお位牌をまとめる方法をご紹介いたします。
このお位牌の札の大きさは、6寸巾(約18cm)で8寸高(約24cm)で、10霊を一つにまとめています。
写真のように右側に◯◯家先祖代々と彫刻してご戒名を彫刻していく場合もありますし、中央に◯◯家先祖代々と彫刻して左右にふり分けてご戒名を彫刻する場合もあります。
ご先祖様がもっと多い時には、1列に彫刻するのではなく札丈を高くして上下2段に彫刻します。
この2段の場合も、◯◯家先祖代々の彫刻は、右側若しくは中央に彫刻いたします。
まとめるご先祖様の霊位数によりましてお位牌の大きさが決まります。
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あると便利なお墓参り用品
2018年10月05日 08:00
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
10月に入り、篠山店周辺はすっかり食欲の秋モード一色です。
さて、9月のお彼岸はお墓参りされましたでしょうか?
先日、お墓参りする時ように小さなおりんがほしい。とご来店がありました。
お墓=りん、といえば、ご住職が持ってらっしゃるのを見かけますね。
これはお寺様用の特別なもの?と思われがちですが・・・
実は、あります。携帯用りん。
持ち手があって、ステンレス製のリン棒付。意外と響きもいいです!
こちらは小さくて軽いので、巡礼の際にも使うことができます。
が、ご希望されてた方は、安くていいので・・・。とのことでしたので。
こちらの、りんセットをご案内。
台素材:ABS、りん棒素材:PP製、そして軽いので外の持ち運びに最適です。
お値段もお手頃だったので、こちらをご購入いただきました。
お墓参りで、自宅にあるりんを持っていくのはちょっと面倒だったりします。
携帯用の小さなりんも、いろいろ種類がありますので、お気軽にお声掛けください。
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屋根を透き抜けるクレーン。
2018年10月04日 08:00
本店の高橋です。
どの集落にも地元のお宮さんがあると思います。そばには必ず手を洗う水場がありますよね。
上の写真が完成です。本体は250㎏ほどの重量があります。
もちろん私どもは石材店ですので1000㎏を超える重たいものでも慣れた仕事であります。
2本の柱から屋根部分をごっそり外して作業をと思いましたが、どうもそんな構造ではありませんでした。
ならばと4分割になっている屋根のアクリル板だけを外す事になりました。
骨組みは残ります。「手水鉢」本体はそこより大きいので通りません。
クレーンのフックだけを通して吊り上げながら少しずつ移動して据え付けることになりました。
骨組みの間からクレーンを通す作業を3回繰り返して完了となりました。
ちなみにここの水は地下水で、とても美味しく近所の方がよく汲みに来られてるそうです。
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大阿闍梨にお会いしました
2018年10月03日 08:00
仕入担当の森田です。
先日、仙台市の郊外にある慈眼寺というお寺に行ってまいりました。そこで、ある方のご紹介で塩沼亮潤さんとお会いすることができました。
塩沼亮潤さんとは、奈良の吉野にある大峯山で千日回峰行という凄まじく凄い修行をされた方です。どれぐらい凄いかというと、1300年の歴史の中で成功した人が2人なのだそうです。
詳しくはこちらのサイトに
いったん始めると途中で辞めることは許されない修行で、断念する時には自分の短刀で腹を切らねばならないらしいのです。
有名なのは比叡山の千日回峰行ですが、大峯山でのチャレンジは大変珍しいそうです。
この究極の修行をやりきった人に与えられる称号が『大阿闍梨(だいあじゃり)』です。
そして午後から、護摩修法に参加しました。
私も護摩祈祷は知識では知っていたのですが、実際にこの目で見たことはありませんでした。初めてだったので大変楽しみにしておりました。
始まると、これが大迫力です。太鼓の音、鐘の音、真言と般若心経が重なり合います。
火が点火されると一気に煙が立ち込めます。
そして目の前に大きな火の柱ができ、そこに祈願が書かれた護摩木がお焚きあげされます。
(こちらが公式サイトにある写真です)約1時間近く続きました。
私が書いた護摩木もあの中にあったのでしょう。
何ともピーンとした空気の中で、とても素晴らしい時間でした。
きっと昔も今も、祈りに対する気持ちは一緒なのでしょうね。
そして、護摩修法が終わると、大阿闍梨の法話があり、ありがたく拝聴させて頂きました。
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お供えの品
2018年10月02日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
先日、ユーザー様の奥様がお供えの品を見に来られました。
お友達が亡くなられお供えに何が良いかということで、お話を伺うと長い闘病中は食事も制限されておられた様でした。
お勧めしたのが「好物キャンドル」
我慢されていた大好きな甘い物で、ショートケーキ・お団子・コーヒーを選んで頂きました。
お仏壇には、もちろん本物がお供えされているようですが、ローソクなので火を灯して語りかける。
「どうぞめしあがれ」少しずつ無くなっていくので「まるで本当に食べてくれているみたい」
お友達ならではのお供えができたのではないかと思います。
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