森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年09月 -
店の台風対策
2018年09月10日 08:00
篠山店の眞下(ましも)です。
先日の台風20号、21号で被害に遭われた皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
台風の後、お墓をお世話になっている方々のお墓を見て回りました。
当社で建てたお墓の被害は、ほとんどありませんでしたので、少しホッとしています。
そして、篠山店も台風前日には、展示品含め対応しました。
暗くて見にくいですが、強風で倒れそうな霊標などを取り外しました。
もちろん、お客様のお墓はしっかりと固定しています。
展示場は、いつでもお客様に対応出来るために仮止めしているので、念のために取り外しました。
入口の自動ドアの所は、隙間から雨が吹き込むので、テープで目止めしています。
念のため、吹き込んだ場合を想定して、マットを取り外しました。
外の駐車場等の看板も屋内に避難です。
21号は15時頃に最接近しましたが、風雨が強かったのは前後1時間ほどで大事には至りませんでした。
今年は、台風の数も多く、規模も大きくなっています。皆様もお気を付けください。
お墓は建てた方がいいとは思うのですが・・・
2018年09月09日 08:00
仕入担当の森田です。
今日は、先日ご相談を受けたケースを考えてみたいと思います。
「お墓は建てた方がいいとは思うのですが・・・」
この方、先日お父様がお亡くなりになり、お墓をご検討されていました。ご本人はすでに嫁がれており、比較的近くにお住いでした。
後継者であるご長男は独身で、妹としては、いずれ絶えてしまう家のお墓を建てるのを躊躇されているご様子です。
すべては長男に委ねる
こんな場合、普通に考えれば長男に一任してしまうのが気が楽です。しかし、「後がないから納骨堂にする」と言われてしまったらと考えると、お墓を用意したいとのことでした。
まずは現状の心境を包み隠さずにお兄さんにお話しされることをおすすめします。その上で、次の対策をお考えになることだと思います。
何も考えていない
こういった流れで多いのが、「何も考えていない」という答え。すでに墓地はお持ちでしたので、建てるということで話が進み出しました。
とはいうものの、先のことを考えればすぐに不要になるから、いいものは建てられないというお話になりました。
すぐに墓じまい
お墓が建てばしばらくはお墓参りに行かれるでしょう。しかしそこで問題が、「私が元気なうちは見れるけど、子供にこのお墓を面倒見させるのは・・・」
確かにそれもおっしゃる通りです。ですから、孫の代に引き渡す前には、墓じまいを考えないといけないかもしれません。
しかし、その頃って何年ぐらい先でしょうか?おそらく30年ぐらいは先のことになりそうです。
お墓の目安は30年
人が亡くなると法事というものがあります。
初めは逮夜といって7日毎に行われ、それが7回で四十九日です。これを忌中といいます。次に百か日があります。
約三ヶ月で儒教の卒哭と重なります。次に一周忌、さらに三回忌(2年)、七回忌、十三回忌、三十三回忌と続きます。
昔はこの三十三回忌が弔い上げといって、ここで追善供養は終わることも多かったようです(今は五十回忌がおおいのかな)。そこでお墓も三十三回忌が終わると片付けていました。これを墓倒しといいます。
つまり33年も経つと記憶の彼方の人ということだったのでしょう。
ですからお墓の寿命も30年ほどと考えてもおかしくはありません。今回の場合であれば、お父さんとお母さんのお墓をこの先30数年お祀りすると考えれば、夫婦墓でされる方がいいのかも知れません。
最終的にはご長男さんの意向も含めての結論になりそうですね。
まとめ
今回は実際によくあるケースについてご説明しました。お墓には決まった法律が有るわけではありませんので、何が良くて何が悪いということはありません。
多くは地域の慣習の中で成り立ってきています。今は様々な選択肢がありますが、ゆっくりお考えの上で結論を出していただきたいですね。
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葬祭ディレクターの試験を受けてきました。
2018年09月07日 08:00
みなさん、こんにちは、本店の義積です。
先日は大きな台風が来ましたが、皆さんのお宅は大丈夫でしたか?私は今回の台風の時は京都にいました。実は台風の翌日に「葬祭ディレクター」の検定を受けに行ってました。
葬祭ディレクターとは葬祭業界に働く人に必要な知識と技能のレベルを示す称号です。
当社は、石材店ではありますが葬祭部があり、本店がある近くに葬儀会館がございます。私は本店勤務ですが、葬祭部も兼任しておりますので今回葬祭ディレクター試験を受験しました。
筆記試験、実技では司会、接遇、幕張り、実技の筆記試験もあり猛勉強しました。幕張りは家に机を持って帰り、家の和室で毎夜時間を測りながら頑張りました。
おそらく200回は行いました。司会や接遇は、台所で一人ロープレを夜な夜なやりました。きっと近所の人には怪しい人物だと思われていたに違いありません・・。
結果はまだ分かりませんがこの努力が実れば嬉しいです。
この会社に入り、私は仏事コーディネーター、墓石ディレクター1級を持てました。どれも世の中にはあまり知られていないものかも知れませんが、この業界ではとても役に立ちます。
そして全てはお客様に満足できる商品、サービスを提供できるように役立てたいと思います。
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安全にお参り出来るお墓づくり
2018年09月05日 08:00
篠山店の園中です。
今日はお母さんの13回忌を機に、新しく代々墓にするお話です。
今回、特に強く言われたのが、新しくするお墓の前をお参りしやすいして欲しいとのことでした。
今までお客様のお墓参りの度に、気掛かりだったのが崩れかかった階段でした。
写真で見てのとおり、いつ崩れてもおかしくない状態です。
だいぶ前からこのような状態でしたが、新しくする時に一緒に直そうとのお考えでした。
階段が前に倒れかかっています。
植木も含め、不安定な階段を全て撤去。
大きく掘り、安全に上れる階段を設置するための場所を確保しました。
お客様との相談で、登りやすい高さを調整して、新しいブロックをしっかり固定して設置します。
以前より範囲を大きくとっているので安定したつくりになりました。
最後の塗り上げ作業はまだですが、これで
ほぼ完成です。
これで、安心してお参りしていただけます。
今まであった場所に、建てなおす場合は、今後に備えて修繕やリフォームすることも出来ます。何か不安な点がありましたら、ぜひご相談下さい。
回出位牌
2018年09月04日 08:00
滝野店の吉田です。
お位牌のまとめ方について書かせていただきます。
どのお仏壇でも、お位牌をお祀りするスペースには限りがあります。実際にお位牌が10基以上もあるお宅もあり、これ以上お位牌をお祀り出来ないので、相談にのってほしいとのご依頼も多々受けます。
大きくは、木の札にてまとめる方法と、過去帳にてまとめる方法があります。今回は、木の札にてまとめるお位牌を御紹介させていただきます。
上記のお位牌は、回出位牌(繰出位牌)で、右側が扉を開けた状態です。
位牌のなかには、黒塗りの板が1枚と白木の板が12枚(5枚・10枚・15枚もあり)あります。
黒塗りの板には「〇〇家先祖代々之零位」というように彫刻をして白木の板にはまとめるご先祖様の位牌のご戒名を名入れします。
夫婦連名であれば1枚に2名となりますが、多くは1枚に1名でお祀りされます。あとは、お仏壇の大きさやご先祖様の人数によってお位牌を選択されれば良いでしょう。
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ロウソクのサイズ選び
2018年09月03日 08:00
こんにちは(^-^*)/篠山店スタッフです☆彡
毎日のご供養の中では、ロウソクは必要なものです。そもそも、ロウソクはなぜ必要なのか?
意味として「不浄を清める」「仏壇やお墓において周りを明るくすることで煩悩の闇に光を当てる」があり、ロウソクは供養には必須アイテムの一つなんですね。
このロウソク、いろいろなサイズがあるのはご存知ですか?
小さいものは燃焼時間が5分からあります。燃焼時間によって大きさが違ってきますが、これらの種類がよく出るサイズです。
毎日使うのに長いものだと火が心配。という理由で短いものを選ぶ方。法事がありお経が長いので長いものを選ぶ方。いろいろです。
もちろん100分以上のものもあります。
300分(約5時間)や720分(約12時間)1320分(約22時間)など…長いものは四六時中火を灯していたい時に使うことが多いようです。
燃焼時間が長い=ロウソクサイズも大きい。ので、小さな仏壇には不向きです。
使う場合は周りに注意が必要です。これからの季節は乾燥します。毎日使うものなので、仏壇の大きさや用途にあわせたサイズをおすすめします。
各店、様々なロウソクをご用意しております。お気軽にお問い合わせください。
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草の生えない墓地(ファイバーレジンその③)
2018年09月02日 08:00
本店の高橋です。
もうすでに皆様にはお馴染となりました、草の生えない(ファイバーレジン)のお話です。
このファイバーレジンという物は地面に下地を作り、その上に骨材を敷き詰めます。この骨材には色々な種類が有ります。下の写真がその見本です。
これまでは、ほとんどが砂系や赤色系の墓石のグレーとは対照的な色の施工例をご覧頂きました。今回はそのグレーでの施工例をお見せ致します。
森の中のにある地元では典型的なお墓です。墓地の部分は木がありませんので明るく雑草が生えます。周囲の森からは枯葉がどんどん落ちてきます。
現状は下の二枚の写真です。
墓石や囲いの巻石と同色のグレーの骨材で仕上げました。水垢で黒ずんだ拝石もかなり綺麗になりました。
これからファイバーレジンをお考えの方は参考にして下さいませ。
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最近のベトナムの石製品
2018年09月01日 08:00
仕入担当の森田です
先日、東京のエンディング産業展に行ってまいりました。
そこで、ベトナムの工場で作られた墓石が展示されておりましたので、ご紹介します。そのブースは株式会社オクノです。
このブースに展示されていた墓石はすべてベトナムの工場で作られたものだそうです。
難しい加工もまずまずといった感じです。
磨きの精度は、あとひと踏ん張りといったところでしょうか。特に黒系は難しいようですね。
とはいうものの、ベトナムの工場もここまでできるようになったのかと関心しました。近い将来に選択肢のひとつになるかも知れません。
サンプル石がこちらです。
BD RED
とてもキレイな赤でかなり使えそうです。写真よりも鮮やかです。
PY BLACK
少しツヤに難ありかも知れません。こちらはまだ未知数です。
GL PINK
とても良さそうです。中国ではG663やG635と言った昔からあるピンク系の石が採石中止になっているため、これは代替品としていい感じです。
これからベトナムが面白いと言われ始めたのが2008年ぐらい。その後、2012年に初めて私も現地の工場を視察しました。そして2014年に再度、現地に行きました。
玉砂利はとてもキレイで、当社の展示場にも使用しています。墓石の加工はあと10年はかかるなあと正直思いました。
しかし、2012年からはもう6年も経っているのですね。あと3年ぐらいすると、ベトナム加工も現実的になりそうです。
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