森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2018年05月 -

能勢の石~自然石~

2018年05月21日 08:00

眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

今回は、自然石のお話をします。
昨年秋、ご来店いただき、他の家とは一味違うお墓をしたいとのご要望でした。
関西地区では、当社のみの取扱いがある「伊達冠石(宮城県)」の自然石もありましたが、大阪府の能勢町で採掘される「能勢黒」という石のご提案をしました。
自然石は採掘された石をできる限り加工しないことで、他の家とは一味違うお墓ができます。
オンリーワンのお墓です。
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これが、大阪府能勢町にある採掘場です。
お客様にも一緒に行ってもらって、気に入ったものを選んでいただきました。
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それが、この石です。
この石を竿石(仏石)にします。
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本社工場にもお越しいただき、加工や彫刻の打ち合わせをして、先日工事が完了しました。
墓地は三田市営の三田市霊苑です。
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ご住職に、開眼式を執り行っていただきました。
他の家と比べて、時間も手間もかかりましたが、お客様からご満足のお言葉をいただき、私も充実したお墓づくりのお手伝いでした。
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緑色の石

2018年05月20日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
今月の「月刊石材5月号(石文社)」に興味深いお話が載っていました。お話をされていたのは札幌医科大学客員教授の大島直之氏でした。著書には「縄文人はなぜ死者を穴に埋めたのか(国書刊行会)」があります(←まだ読んでません)。インタビューでは「縄文人の世界観」というテーマでお話しされていました。
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生まれかわりを意識していた
縄文時代に作られたお墓というべきか祭祀場なのかは分かりませんが、環状列石(ストーンサークル)や貝塚などの形は丸く再生を意識して「子宮をかたちづくったもの」なのだそうです。人間の本能としてお墓や埋葬が今のようになったのかもしれません。
再生するために
神話の中に登場するものとして「月」「女性のお腹(子宮)」「お腹を満たす水」「水を月から持ってくる蛇」が再生のシンボルなのだそうです。縄文人にとって大切なことは「どうしたら死なないか、どうしたら死んだとしても再生するか」、彼らは亡くなっても再生を考えていたので、今よりも死と生は地続きな発想だったのかもしれません。
勾玉の緑
三種の神器といえば、「剣」「勾玉(まがたま)」「鏡」ですが、縄文人もおそらく知っていたのではないでしょうか。出土品には全国からヒスイの勾玉が発見されています。大島先生によれば、縄文人はヒスイの緑色に「再生」を見ていたのではとのこと。石の剣や石棒も緑や青が多く、赤や黒もあるようです。いずれにしても「再生」がかなり意識されていたらしいのです。
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墓石は緑がいい?
こんな話を読むと石屋の私としてはウズウズします。お墓の隠れた意味というか、私たちが知らない深い意味がお墓にはあるのです縄文人にすれば、お墓向きな石の色は「緑色」だったようです。私たちもこんな観点から石をご紹介出来れば本当にいいと思います。
ちなみに緑色の石で代表的なものは以下です。
日本産…本小松石、神鍋石(採石してません)、竜山石など
外国産…M1、M1H(インド)、万年青、G612(中国)、オリーブグリーン(南アフリカ)
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他にも沢山ございます。特にインド産は良質なものが数多く産出されています。
今日は縄文人の話から緑色のお話になってしまいました。
私も緑色の石好きになってしまいました。

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天理教のお墓

2018年05月19日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です。
先日、天理教を信仰されている方の建墓、御霊入れのお手伝いをさせていただきました。
天理教(神道)の墓石の特徴は、石塔の頭の形がトキン型と言って、このような四角錐の形が主流です。
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今回、霊標も トキン型風にしました。
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花立ての間にあるのは水鉢の代わりに八足台→八本の足の机です。(三宝と同じ用途です)
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供物は三宝(御供え物のお皿の台)にお供えします。
お神酒が中央にきまして、右手に米、左手に魚類、あと 根野菜、葉野菜、お菓子等 お供えをされました。
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教会長におつとめしていただき無事終わりました。
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腕に付けてみませんか?

2018年05月18日 08:00

yoshidumi

本店の義積です。本店では今日から展示場がリニューアルします。朝から職人さんが来られ大きな工事の音が鳴り響いています。どのようなものになるのか今から楽しみです(^-^)

今日はブレスレットをご紹介します。こちらはパワーストーンのブレスレットです。石にはそれぞれ効果があるとされています。シンプルなので、男女関係なく使用できます。
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↑オニキスを付けてみました。軽くで付け心地は良いです。
次は、柘植(つげ)や白檀(びゃくだん)でできたものです。白檀はお線香などの材料にもなる香りが良い香木です。そして珠の一つ一つに般若心経が刻まれています。小さな文字ですがしっかりと刻まれています。(すごい!!)
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ブレスレットは、キラキラ光る華美なものも素敵ですが、こちらの商品も素敵ですね。(^-^)

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見た目も、気分も変わります

2018年05月17日 08:00

髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

先日ファイバーレジン施工をリフォームでさせて頂きました。
お墓は以前に他社様で建てられておられ、この度弊社の折り込みチラシに目が留まり、ご一報をいただきました。
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現状は写真の通り山の中にあり、日光が入りづらい場所にあるためコケが発生していました。
表土を漉いて、砕石に入替えてファイバーレジン施工を致しました。
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仕上がりはご覧の通り。
明るくなったお墓は見違えるほどになりました。
新規で霊標も追加致しました。
お墓参りの気分も変わりますよね。

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自然石に銅板取付②

2018年05月16日 08:00

園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は前回に紹介した水島弘一氏の作品釈迦三尊仏銅版取り付け工事の様子です。


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自然石の表層から浮いた石を石頭(せっとう)ハンマーで叩き剥離していきます。

ちなみに↓これです。
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通常使うハンマーより大きくて重たいです。店用にあるのは1.1kg。
石材、アスファルト、コンクリート等に釘打ちしたりする場合に使います。
ディスクグラインダーで、銅板の型どおりに切り込みを入れいく。
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ディスクグラインダーは、ダイヤモンドカッターのディスクが高速回転するため、非常に危険です。
片手で持 つと振られてしまうので、両手でしっかりと持って作業をします。

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石の表面にいく筋も入った切り込みを、石のみと石頭(ハンマー)を使い叩いて落とします。
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石ノミなどと呼ばれ、石を割っ たり、表面を彫ったり削ったりする鋼鉄製の道具です。
石の表面に当ててせっとうで叩くことによっ て石を割ったり彫ったり削ったりします。
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表面を3センチ削り取るでけの作業ですが、硬い石を削る作業は一歩間違えば 怪我をしたり、振動や衝撃から思わぬ傷害すら負いかねません。


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やっと、銅板を取り付ける準備ができました。

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石材専用の耐水性・耐久性に優れた特殊なボンドでしっかり固定します。
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完成~★
著名な木像彫刻家である水島弘一氏の作品に関わる機会を頂き、大変光栄に思います。

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宮の谷池竣工記念碑

2018年05月15日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

この度、農村地域防災減災事業としての、ため池の提体工事竣工記念碑を納めさせていただきました。竣工式当日は、朝から天気も良く絶好の竣工式日和となりました。県の職員様・施工業者様・区長様はじめ町民の方々が参集され、定刻通りに竣工式が始まりました。
神主様による修祓(お祓い)の後、降神の儀・祝詞奏上・清祓の儀・玉串奉奠とすすんでいきます。
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次は、竣工記念碑の除幕です。2人づつに分かれて紅白の紐を引っ張り除幕・お披露目です。
その後、区長様のご挨拶があり、無事に閉会となりました。
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お世話になりました。有り難うございました。

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お手入れ簡単&安心安全な香炉

2018年05月14日 08:00

井上
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
お仏壇がある家では、多くの方が毎朝お線香を使われると思います。
毎日使うと、灰が溜まってきてお手入れが必要になります。
また、たくさんの灰の上に挿したお線香が倒れないか・・・と心配も。
そこで、今回はそのお悩みを解決する香炉のご紹介です。
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寝かせるタイプの香炉です。
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網がついているので、灰は使いません。
1本からでも寝かせて焚くことが出来ます。
そして、何より倒れることがないので安心安全な香炉です。
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網の取り外しが簡単にできますので、お手入れも楽ちんです。
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有田焼の華やかな柄のものもあります。
いずれも、お仏壇だけでなく、玄関先でお香を焚くのにもお使いいただけます。

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母の日

2018年05月13日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

今日は母の日。お母さんに日頃の感謝の心を込めてカーネーションを贈る日ですね。
今日のご家族はお墓のお母さんにカーネーションを手向けられました。
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こちらのご家族は今は神戸市に住まわれていて、お墓もそちらに別に建てておられます。この墓石にお祀りされているお母様の故郷が山南町なので長い間、神戸と山南町の両方にお墓がありました。この度、山南町のお墓を始末することになり本日はお性根抜きを行いました。
真っ赤なカーネーションが亡きお母様のお墓に供えられました。いつも見慣れている供花やシキビと違いすごく華やかな閉眼式になりました。
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永代供養と永代使用

2018年05月12日 08:00

森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は「永代供養」と「永代使用」の違いについてお話いたします。
永代供養と永代使用とは
永代供養とは、お墓や納骨堂など、後を守る家族がいない場合にお寺様にお願いし、供養してもらうことをいいます。お墓に限らず、お位牌などもお寺で永代供養していただきます。
永代使用とは、墓地の使用について主に使われる言葉です。永代使用とは、あとを守る家族や親族がいる限り、永代にわたって墓地を使用することを言います。
色んな宣伝を見ると・・・
テレビなどで伝えられる情報は、不正確だとは思いませんが、解釈によっては勘違いされるケースもあるのだろうなということが多々あります。
例えば、永代供養を安いお墓の代わりになるものとご理解されている方も少なからずおられるようです。先に書きましたように、「後を守る家族がいない場合に」が重要です。同じ所に住んでいなくても、家族でいればいくつかの選択肢があります。
どんな選択肢があるのだろう
よくある話が、
「息子が遠方に住んでいるので永代供養墓にしようかなあ」
「娘ばかりなので永代供養にしようと思う」
こんな理由で永代供養を検討されるケースがあります。
実際に遠方に住んでおられる場合でも、地元のお墓は守られることが大半ですが、生活拠点が完全に別のところへ移ってしまっている場合には、以下の方法があります。
1.お墓の引越し・・・地方では墓地代の比較的安価なため、この方法が多いです。
2.近くの納骨堂・・・都心部では墓地代が高額なことが多く、この選択肢もあります。
3.新たにお墓を建てる・・・地元のお墓は閉眼供養して墓じまいする。
娘ばかりというケースではどうでしょうか。
1.娘さんがそのままお墓を守る・・・もちろん継承可能です。
2.両家墓・・・姓が変わった方も使える方法です
まとめ
こうして見ると、案外、永代供養までには色んな選択肢があるということが分かります。実際に娘さんや、お孫さんが継承されることもあります。お孫さんに家を継いでもらったら、お爺ちゃんお祖母ちゃんにとってこんなに嬉しいことはないでしょう。
今回は永代供養についてご説明しました。「子供に迷惑をかけたくない」と聞くこともありますが、ぜひ、あとを守るご家族さまで話し合ってみてください。永代供養としてしまうと、それで終ってしまいます。結果を急がずにじっくりとお考え下さい。

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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く