森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2017年07月 -

想定外

2017年07月11日 08:00

中道 祥貴
本店の中道です
以前、お墓の工事をした時の事です。
事前にお客様から 
「お墓の中央に石があるから見ておいて下さい」 と言われていました。
工事の着工初日 施工の班長とその石の確認すると、直径30センチぐらいの石・・・、あとで撤去しておくとの事で 通常の工程で作業に取り掛かってもらいました。
しかし、いざ 石の撤去の作業に掛かるとなんという事でしょう。簡単に撤去出来ると思っていた石が、予想をはるかに超える 長さ80センチぐらいの大きな石でした。悪戦苦闘の上、何とか撤去出来たそうです。
お客様も大変気にされてましたので、完成前ではありましたが、施工班から連絡を受けた私は、状況説明・撤去完了の報告をさせて頂きました。
 
施工前 
石 1.JPG
こんな石でした
石 2.JPG
無事完成しました
石 3.JPG
お墓が完成するまでには、様々な想定外の事が起きます。その度に施工部の方々が悪戦苦闘・試行錯誤しながら 日々対応してくれております。

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生まれかわるお墓

2017年07月10日 08:00

髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

今回と次回は墓石のリフォームをご紹介させて頂きます。
「これ国産の石か~ 外国産よりもええ石なら、先祖も喜ぶやろ」ということで、この度、昭和35年に弊社が建てさせていただきました香川県産の青木石をリメイクさせて頂きました。
内容は10寸角の墓石を9寸角にサイズダウンし、再研磨します。小物等は新品の青木石で揃えました。
KIMG0002.jpg
こちらが解体前の墓石と外柵
KIMG0102.jpg
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解体後、弊社工場へ持ち帰りしました
やはり60年近く経っているため、汚れはかなりなものです
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まず第一工程、大口径と中口径のダイヤモンドカッターによる切削。
ピッピッピッっとボタンでオートメーションではありますが、このカットする場所や大きさを間違えて設定してしまうとその時点でthe end…元には戻せません。
と本日はここまで、次回は研磨と据付から完成までをご紹介致します。

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続・おじいさんが建てた

2017年07月09日 08:00

森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
以前にこのブログでおじいさんが建てた灯籠のお話をご紹介しました。
その方から、実際におじいさんがいくらでその灯籠を建てたのかという記録が残っていたということで教えていただきました。
まず、その灯籠をご覧ください↓↓↓
KIMG0761.jpgのサムネイル画像
この灯籠の明治34年当時の価格は、
本体 45円
運賃 15円(姫路~黒田庄)
これだけでは、高いものなのか安いものなのか分かりません。そこで、明治時代のお金の価値を調べてみました。
あるサイトによれば、
『明治30年頃、小学校の教員やお巡りさんの初任給は月に8~9円ぐらい。一人前の大工さんや工場のベテラン技術者で月20円ぐらいだったようです。このことから考えると、庶民にとって当時の1円は、現在の2万円ぐらいの重みがあったのかもしれません。』
ということで、これを参考に考えれば、
今の感覚では、
本体 90万円
運賃 30万円(姫路~黒田庄)
ということになりそうです。
当時はもちろん全て手仕事ですから、大きな灯籠1対ともなればこれぐらい掛かったのでしょう。運搬にも相当苦労したでしょうから、これぐらいだったのでしょう。
この灯籠は117年たった今でも現役です。それを孫が修復するなんていい話ですね。

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お盆かざり ~盆提灯~

2017年07月08日 08:00

滝野店事務スタッフ

こんにちは(*^^*) 滝野店の下中です。

本格的な暑さになってまいりましたがお変わりなくお過ごしでしょうか・・・。
そろそろ・・・ご先祖様がわが家に帰って来られるお盆が近づいてまいりました。
今回はお盆飾りの定番、盆提灯を紹介いたします。
提灯には、葬儀用とお盆用の提灯があります。
葬儀の提灯は、故人の魂が安らかに成仏する事を願うためもので、盆提灯は仏様になられた故人様を含めたご先祖様をお迎えする「迎え火」、お見送りするのを「送り火」といいます。この時の「火」の役割をするのが盆提灯なんです。
迎え火のあかりとは、ご先祖様の御霊がお里帰りされる際の目印として、送り火はご先祖様が迷わないようまっすぐ帰れるようにと導くものです。
こんな提灯はもございます。
KIMG0253.JPG
KIMG0254.JPG
是非ご来店くださいませ。

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くまモンで元気にな~れ!

2017年07月07日 08:00

yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

先日は台風が来ましたが、皆様の地域は被害はありませんでしたか?今回の台風では九州地方で大きな被害が出ました。災害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。台風だけでなく時に自然というものは私達に大きな被害をもたらします。地震もその一つです。1約年前に熊本地震も大きな被害を出しましたが、爪痕が今も残っていると聞きます。
前にブログに書きましたくまモンの石像ですが、株式会社イシフクさんが考えられた「熊本地震災害応援プロジェクト チャリティ販売」の商品でした。チャリティ総金金額は、2016年1月から2017年3月までで、1,555,740円を被災地熊本に送金されました。このくまもんを、弊社でも仕入れましたので弊社もこのチャリティに参加することが出来ました。
くまモンは、本店展示場入口で皆様をお迎えするため鎮座しております。私がこのくまもん達を大変可愛がっていまして最近はその一つに暑いので麦わら帽子を被せてやっております。お近くにお越しの方は、ご覧になってくださいね。可愛い表情に癒されますよ。
P1017461.JPG
今回の台風で被害に遭われた皆様、そして熊本地方の皆様の一日も早い復興をお祈り致します。

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雑草で困るお墓のリフォーム工事

2017年07月06日 08:00

園中 憲二
篠山店の園中です。
お盆前のこの時期は、新しくお墓をする方や、お墓そうじ、リフォーム工事など多くの工事をさせていただております。
今回は、篠山市での「リフォーム工事」をご紹介します。
ご依頼の内容は
 ・草が生えにくいようにしてほしい。
 ・花立を新しくしてほしい。
 ・スッキリきれいにしてほしい。
20170603 ①施工前.JPG
【施工前】何もしていないと草がボウボウになってしまう区画のようです…
20170603 ②取り払う.JPG
全て取り払って草が生えにくい施工を施します
20170603 ③下地硬化と拝石.JPG
下地硬化施工(草の生えにくい施工)をして、新しい拝石を配置。
20170603 ④玉砂利.JPG
最後に、玉砂利をたっぷり敷き詰めて完成。
20170603 ⑤施工後.JPG
家紋の色も入って、見違えるくらいにスッキリキレイになりました。
草の生えにくい施工にしたので、ボウボウ草からの悩みはなくなりました。
今までお墓のリフォームをやったことないという方がほとんどだと思います。
墓石は定期的にお手入れをすることで、長持ちさせることが可能です。
玉砂利の入れ替え、お墓の磨き直し、お墓の傾き直しなど
どのようなことでもお気軽にご相談下さい。

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い草座布団

2017年07月05日 08:00

yoshida

滝野店の吉田です。

8月に入りお盆が近づいてきますと、お寺の住職は、檀家の家を一軒一軒、棚経にまわられます。
暑い時期ですので、麻の入った生地の座布団や紗の座布団も良いのですが、い草の座布団をおすすめいたします。
い草の特徴は、湿度調整機能・空気の浄化機能があり、香りの成分は、森林浴と同じリラックス効果があるといわれています。
一般的には、55cm角サイズが多いのですが、住職用には大き目の70cm角サイズの座布団を購入される方が多いです。
また夏の暑い時期には、い草面を使用し、それ以外の時期にはい草面の縁と同じ金欄面を使用するリバーシブルタイプの座布団もございます。
リバーシブルタイプの座布団です。
い草面
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金欄面
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墓じまい・改葬を考える

2017年07月04日 08:00

井上

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

年々増えていっている墓じまい・改葬。篠山店でもご依頼が年々増えています。

終活として「自分が元気なうちにお墓の整理をしたい」が多いです。
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最近、テレビなどでも特集をされているのをよく目にします。この話は、我が家にも。

母方の実家の話。東北にあるお墓には、母の祖父母と叔父叔母が眠っています。

叔母の遺言で10年は置いておくのが約束ですが、その後どうするかをご住職と親族で話してきました。

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何を一番に決めるか。

ここに納められている遺骨をどうするかです。
改葬:一度埋葬した遺骨を、別のお墓(納骨堂)に移す。
永代供養:寺院が永代にわたり供養と管理をしてもらう。

ここを考えないとなかなか話は進みません。

この手の話にはトラブルがつきもので、よくあるトラブルとして下記があげられます。
・檀家が減ることをよく思わない寺院とのトラブル高額な離檀料などを要求されるケース
・先祖代々のお墓がなくなることを反対する親族とのトラブル

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などです。トラブルを防ぐには早めに関係する方々と話し合うが一番です。
その後、

  • ・必要な書類を整える(改葬許可申請を行い、改葬許可書を発行)
  • ・お墓の魂抜き
  • ・遺骨を取り出す
  • ・墓石撤去作業(石材店に事前に依頼)
  • ・新しい場所へ納骨  等

結構やることが多く、費用もかかります。

ということで、我が家も「改葬」「永代供養」どちらにするかを決めてから次にすすむことになりました。

お考え中の方は、早めにご相談下さい。

昭和32年のお墓

2017年07月03日 08:00

髙橋 圭司

本店の高橋です。

神戸市北区、有馬温泉の近くのあるお寺様に以前より大変お世話になっておりまして、度々仕事でお邪魔しています。
この日はユーザー様のお納骨の手伝いに参りました。
このお墓は昭和32年に建てられたものです。
KIMG3993修正.JPG
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神戸市北区ですのでもちろん本御影石です。
あとから納骨加工を施し、左側には戒名板を追加しています。
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花筒も新しいステンレスタイプの使いやすいものに換えてあります。
建立後60年経過していますが 現代の習慣に沿うように改良をしながら長く大切に使っておられます。
他にも昭和一桁代の建立も見られます。
こちらのお寺の境内で、私は10軒以上のお墓を新規で建立させて頂いてます。
もちろん新しい物はとても綺麗で良いのですが、こちらのような古い本御影石のお墓もとっても好きです。

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イツキのデザイン ~WAVEⅠ~

2017年07月02日 08:00

森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今日は最近増えてきましたデザイン墓石のご紹介です。
デザイン墓石にも様々なものがございます。昔は洋型とひとくくりに言っておりましたが、今では多種多様の形がございます。その中には、和風に近いものから西洋風、さらにはその域を超越したようなものも存在します。
さて、今回ご紹介するのは『イツキ』というブランドです。
ふたごやま制作所というデザインの会社が作図されています。石屋さんが作っているものではないため、デザインが斬新といいますか・・・垢抜けているといいますか・・・、私たち石材店には考えられない発想でデザインされています。
弊社は取扱店になっておりまして、何点か展示をしております。今日はWAVEⅠをご紹介します。
itsuki_wave1_02.jpg
カッコいいです。
全面の曲線はとても難しい加工になります。
上の写真はグラフィックイメージですが、実際には下のようになります。
WAVE1.JPG
弊社、滝野店に展示しておりますWAVEⅠです。
本体に使用しています石材は「M1H」というインドのキレイなグリーンの石です。
白い供物台はイタリアの大理石「ビアンコカラーラ」です。
R部分は丁寧に磨かれていて、曲線が美しいです。
ぜひ、現物をご覧ください。

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お墓の展示場

見学会 316日(土)~24日(日) 68日(土)~17日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く